つボイノリオの聞けば聞くほど

「甲子園の土のキーホルダー」をフリマに出品はアリ?

毎週金曜日の『つボイノリオの聞けば聞くほど』は、届いたその日に紹介できなかったメッセージを取り上げています。

今月5日に、阪神タイガースと甲子園球場が全国の高校野球部の3年生全員に贈った「甲子園の土入りキーホルダー」が、相次いで「メルカリ」に出品されていることが報じられました。

当初は「けしからん」という意見が相次ぎましたが、7日あたりになると、様々な角度からの意見が寄せられました。つボイノリオと小高直子アナウンサーが紹介します。

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甲子園球場の土のキーホルダー

このキーホルダーは、高校球児を勇気づけようと、プロ野球の阪神などが作成し、全国の野球部に所属する約5万人の高校3年生に発送されたものです。

しかし、その後、フリマアプリの「メルカリ」には、贈られたものらしきキーホルダーが相次いで出品されました。
キーホルダーは、1個1000円から1万円前後で、すでに売り切れとなっているものも多いとか。

これについて、さまざまな意見が寄せられました。

つボイ「自分と違う、一緒や、へーと感心するとか、いろいろあると思います」
 

ネタ?綺麗ごと?

実際に届いたおたよりの数々です。

「売った人が『このキーホルダーを見せて』と言われて、『え、売ってしまったのー!』と言われたりするけど、それを込みでも“ひとネタ”増えましたね」(Aさん)

「なぜか軟式野球にも配られています。軟式野球だったら明石の土を送るべきです。一律に配ってしまったから、軟式の人が売りに出すのもありかと思います。
気持ちが云々とか綺麗ごとを言うなら、軟式野球には配らないのが心ある行為だと思います」(Bさん)

高校の軟式野球日本一を競う「全国高等学校軟式野球選手権大会」は、兵庫県明石市の野球場を主会場に行われています。
 

いらないもの?

何かに例えたい方もいらっしゃるようです。

「じゃ、姑からもらったものをメルカリに出したとしたら責めますか?『いらないものだから売ってもいい』という意見、多いんじゃないですか。
『甲子園を神格化している』という意見に賛成です。善意を否定はしませんが、善意の押し付けと感じてしまいました」(Cさん)

「もしかするとその出品者は1年生、2年生の時に甲子園でプレイをした球児かもしれません。その球児にすれば自分がプレイした時の土さえあればいいわけです。

年に3回誕生日があるキャバクラ嬢が、常連客みんなに同じバッグを頼んで、ひとつ残してあとは全部売って、みんなには『あなたにもらったバッグ、今も大切に使ってますよ』(テヘペロ)ということに似ているのではないでしょうか」(Dさん)

小高「ちょっと違う!」
 

本当に欲しいもの

話がお金の方向に寄る傾向もありそうです。

「確かにその場で戦った証としての土こそ、価値が生まれると思います。その一方で、その場に立たずとも現物が欲しいと思うものもあります。

それは名古屋ウィメンズマラソンのティファニーのネックレスです。これは完走した人に与えられるものですが、走ってなくても欲しい人もいるのでは。
それなら、高校球児にも土ではなく、何か金目の物を送ってあげたらよかったのでは?」(Eさん)

小高アナは「そういう趣旨じゃないからね」と厳重注意します。
 

火山灰は売れる?

「甲子園の土を送ってもらうだけでもありがたいんじゃないですか?バスケットやバレーだったら、体育館の床の板はもらえませんよ。高校スポーツの中でも『野球は格別』ということを自覚してもらいたいです」(Fさん)

「僕の持っているのは阿蘇山の火山灰。旅行で行った時、拾ってきてビンにいれて保管したものですけど、出品したらいくらくらいでしょうか」(Gさん)

このメッセージには「出品してみたらいい」とつボイ

「資本主義はどんなものにもお金という尺度がつきます。阿蘇の火山灰はいったいいくらの値打ちがあるのでしょうか、気になるところでございます」

売る人の是非がよく話題になりますが、売る人と買う人がいて売買は成立します。
一度、買った人に「何のために買うの?」と、聞いてみたいところです。
(みず)
 
つボイノリオの聞けば聞くほど
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2020年09月11日10時03分~抜粋

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