8月24日放送の『つボイノリオの聞けば聞くほど』の「トーマスの箱」のコーナーで流れた曲は、村田英雄の「王将」。地元を沸かせている将棋の藤井二冠の話題か、と思えば違いました。
京都市上京区の「餃子の王将」の出町店が、ことし10月いっぱいで閉店するそうです。店主は井上定博さん(71歳)。閉店を残念がる声が広がっているようです。
京都でのパーソナリティ活動の長いつボイノリオも「餃子の王将」の思い出を、小高直子アナウンサーに語ります。
京都の人なら誰でも知っている
この話題は多数のリスナーの関心を呼んだようです。
「『餃子の王将』出町店が閉店になるそうで、京都の人なら誰でも知っている、お金のない学生に皿洗い30分すればお腹いっぱい食べさせてもらえる店。
閉店はコロナの影響でなくて、フランチャイズの定年が70歳、とのことらしいです。ほんとうに残念です」(Aさん)
「王将のフランチャイズ店とはいえ、店内は老舗の中華料理店のような雰囲気で、味もおいしかった。
僕は大学には実家から通学していたので皿洗いするほど苦学生ではなかったのですが、友達とよく食べにいきました。いつも大学生のお客さんが多くて活気がありました」(Bさん)
「30分皿洗いすれば飲食代タダ」はインパクトが大きかったようです。
パーソナリティの定年は?
閉店の理由にも関心が集まりました。
「『餃子の王将』によりますと店主の体力を考慮して定年制を設けているそうです」(Cさん)
つボイは「王将ですから中華のジャンルです。中華は火力と鍋の重さが勝負ですね」と納得します。
Cさんは定年にこだわります。「つボイさん、DJには70歳定年制がなくてよかったですね。放送界にそんな定年制があったら、つボイさん、多田さん、小堀さんさんの声が聴けなくなります。喜ぶのは戸井ちゃんだけ」
つボイノリオ・多田しげお・小堀勝啓の「トリプルスリー」も、揃って70歳を超えましたが、定年なんてどこ吹く風。
戸井康成は50代。この中ではまだピチピチ?でしょうか。
「京都に詳しいつボイさん、出町店は行ったことありますか?」(Cさん)
つボイ「私は出町店は行ったことないです。私がよく行くのは四条大宮のところ。餃子の王将の一号店です。ワインなんか飲めるようなちょっとおしゃれなお店です」
無料券の思い出
「餃子の王将」には無料券がつきものです。
「私は40年前、衣笠の大学に通う貧乏学生でした。当時王将は京都市内だけお店がたくさんありました。学生が出る時間帯にあわせてスタッフが各支店の無料券を配ってくれました。
私たちは教室で無料券を持ち寄って、自分の下宿近くのものと交換していました。腹を減らした学生にとって王将はありがたい存在でその中の出町店がなくなるのはほんとに寂しいことです」(Dさん)
学生を大事にしていた王将にはつボイも深い思い出があるようです。
つボイは京都で深夜放送を担当していた当時、リスナーから「つボイさん、なかなか読んでもらえへんなぁ」と言われたそうです。
では読める方法をやろうということで、「差し入れコーナー」を作りました。なんでも差し入れを持ってきてくれた人は名前を読むというコーナーです。
つボイ「京都の子は『御所の枝でございます』とうやうやしく持ってきました」
小高「拾てきただけや」
つボイ「そう、落ちてるやつ。『王将の餃子券』もいっぱい集まったわ。私もずいぶん使わせてもらいましたよ」
中華はエネルギー
経営者の井上さんが王将をやめたのは、年齢には勝てないし、後を継続してくれる人も見つからないしということで、会社側とは円満に閉店を決めたそうです。
つボイは「中華料理は炎とあの重さで、あのエネルギーを僕らもらっているような気がします。京都の話題でした」と締めました。
つボイも久しぶりに「餃子の王将」の雰囲気を思い出して、エネルギーが湧いてきたようでした。
(みず)
つボイノリオの聞けば聞くほど
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2020年08月24日10時10分~抜粋