つボイノリオの聞けば聞くほど

用もないのに降りたくなる!?「高輪ゲートウェイ駅」14日開業

3月14日に山手線で46年ぶりに開業する新駅と話題になっているのが、「高輪ゲートウェイ駅」。
ですが、すでに本線から離れた内容について、ネット上で論争が起こっています。

『つボイノリオの聞けば聞くほど』では、その話題と関連した曲が流れるのですが、開業2日前の12日放送では、ロス・インディオス&シルビアの「別れても好きな人」が流れました。

この曲の歌詞には渋谷や赤坂、原宿といった、東京の地名が出てくるのですが、高輪が出てくるのは2番。曲のアタマから1分40秒後にようやく出てきました。

1979年に大ヒットした曲ですが、2番の歌詞なので、50代以上の方でも知っている人は多くないかもしれません…。

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和のテイストに合っている?

歌詞のことはさておき、ネットで物議を醸しているのが、「高輪ゲートウェイ駅」という看板のフォント、文字の形のことです。

一般的に駅の名前はゴシック体など、遠くからでも見やすい太い書体で書かれることが多いのですが、ここで使われているのが明朝体。
パソコンのワープロソフトなどでも見かける、昔からあるタイプの細めの文字です。

「看板のフォントが明朝体でダサいと酷評されております。そこで早速ネットで見てみました。

還暦を迎える私の感想は、この字体懐かしいという感じでした。中学生でポスターを描く時、いかに標語をカッコよく明朝体で書けるかが、勝負の決め手だったからです。しかし、今の若者には奇妙に映るんでしょうね。

あの隈研吾さんが手掛けたらしいですが、和を表現した駅のデザイン。隈さんの和と今の若者の和との間には、隔たりがあるみたいです。

ただ、批判的なコメントばかりが目立っていますが、肯定的な意見の人はわざわざネットにコメントしないので、目立っていないだけではないでしょうか」(Aさん)

隈さん自身が明朝体を選ばれたかどうかは不明ですが、和のテイストには合っているという意見もありそうです。
 

近未来の駅はこうなる?

モダンな和を表現している一方で、駅の設備には、先進的な試みも数多く取り入れられています。

最も話題となっているのが「無人決済コンビニ」で、店内には全く店員がいません。

つボイ「ガス代とか払えるんやろか?領収書もらう時どうするんやろ」

小高「まだ言ってる(笑)。無人決済は現金支払いできるの?公共料金は現金支払いでしょ」

つボイ「領収書のハンコはどうする?(店員が)『あれ、ハンコどこやった?』って探して、ハンコここにあったって。スタンプ台(のインク)が薄くなってる時もあって、押したら薄いな~って言うて。…そういうところはどう対処すんの?」

小高「知らん!」

ちなみに、このコンビニではsuicaなど交通系カードによるキャッシュレス決済にしか対応していませんので、コンビニの納付書支払いには対応していません。

近未来な印象を与える駅と、古いフォントを使った看板。このギャップにつボイは引っかかったようです。

つボイ「これだけ先進的なことをやる駅を、ちょっと古くさいフォントで書くという隔たり、むしろこの隔たりを楽しむ意味もあるのかなと、私は思います。隔たりを狙っているような気もするんですけどね」

さらに、高輪という昔からある地名と、「ゲートウェイ」という英語の間にも隔たりがあるようにも思えてきました。

最後につボイは、「みなさんも東京に行かれた時は、用もないのに降りてみるというのも、話の種になるかもわかりません」とまとめました。
(岡本)
 
つボイノリオの聞けば聞くほど
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2020年03月12日10時13分~抜粋

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