つボイノリオの聞けば聞くほど

ファミレス・コンビニの24時間営業廃止は、少子化対策に影響を及ぼす?

1月20日、ガスト、ジョナサン、バーミヤン、グラッチェ ガーデンズ、夢庵を展開するファミリーレストラン最大手のすかいらーくホールディングスが、24時間営業を全店で廃止すると発表しました。

最近では一部のコンビニで営業時間の短縮を検討するなど、長年定着してきた「24時間営業」が見直される時期に来ているようです。

22日放送の『つボイノリオの聞けば聞くほど』では、リスナーから届いた様々な意見を、パーソナリティーのつボイノリオと小高直子アナウンサーが紹介しました。

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こんなものまで24時間営業!

24時間営業ができなくなった主な原因は、人手不足だと言われます。
そのため、無理に24時間営業をしなくても良いのではないか、という意見があります。

「やはり基本的には昼間活動するのが、動物として当たり前だと思います。その点ではちょっと良い傾向だなと思います。
でも、医療や工場、サービス業などで、夜勤の人はいくらでもおります。なんとかうまく折り合いが付くやり方はないかと気になります。

そして最近気になるのは、街に急増している"24時間トレーニングジム"。率直に夜中の2時とか運動して、それ身体に良いの?と思います。明かりも点けっぱなし、施設の掃除やメンテナンスも営業しながらですか?正直、違和感がすごいです。

遅くまでやってる学習塾も気になります。生徒や学生は移動しながら夕食を食べたりしてるんですよね。コンビニやファミレスは場所によって長時間(営業を許可する)など、臨機応変にすれば良いと思いますけど」(Aさん)

大昔のように、朝9時から夕方5時までとは限らない仕事も増え、働き方も多様化してきた中で「運動不足を解消したいけど、どうしても夜中にしか時間が空かない」という人のニーズに合わせた結果なのかもしれません。

夜中に集まって話さなくなった?

ただ現実的に24時間営業のニーズが減っているのではないか、という意見もあります。

「20年ほど前、長女が"すかいらーく"で夜中に勉強していた時代は、夜中に勉強の学生や夜勤に向かう人が結構いた覚えがありますが、人の流れも変化しているのでしょうか?」(Bさん)

深夜のファミレスといえば、若者が友だちと長い間話すために集まっていたイメージを持っている世代も多いでしょう。
しかし最近はLINEなどで電話代を気にせず家で話せるので、わざわざ集まる必要がなくなったことも一因なのかもしれません。

「我が家が一番利用するコンビニも、試験的に深夜営業をやめています。田舎なんで幹線道路沿いとはいえ、それほどお客さんもいないので、オーナー夫妻のお疲れ顔を思い起こせばいいと思います。

ただ、通販の受け取りをコンビニ指定にしていたのですが、そのコンビニが受取対象店から外れてしまいました。仕方なくジムの帰りに寄れるコンビニに変えましたが、ちょっと不便を受けることとなりました」(Cさん)

夜中の来客が少ないという事情がある反面、24時間営業の廃止によって、夜中に利用するわけではない別のサービスにも影響が出てきているようです。

24時間営業廃止で日本の問題が解決?

24時間営業の廃止により、人によっては不便になるかもしれません。

小高アナ「環境のことを考えたら、今後は(不便だった時代の)昔に戻していく行動も、これからは必要になってくるかもしれないですね」

賛否両論の意見が届く中、ここで全く違う視点のおたよりが……。

「24時間営業の店が少なくなると、街から灯りが消える。すると、みんな家にすぐ帰る。政府が少子化対策を考えなくても、自然に出生率が上がるということになるのではないでしょうか?」(Dさん)

かつてニューヨークで大停電が起きた時、しばらくしてから一時期、出生率が上がったという話がありました。
もしかすると、日本でも来年から出生率が上がり始める(?)かもしれません。
(岡本)
つボイノリオの聞けば聞くほど
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2020年01月22日10時51分~抜粋

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