つボイノリオの聞けば聞くほど

ビール出荷量が15年連続で減少!お酒の人気は本当に下がった?

共同通信などによれば、日本でビールの出荷量が15年連続で減少しているそうです。

発泡酒と第三のビールを含めたビール類の市場が15年連続で縮小していて、ビール製造大手4社における去年のビール類販売数量は、前の年と比べてキリンは0.3%、サントリーは1.0%増加しましたが、アサヒが3.5%、サッポロは2.6%減少しました。

10月に実施された消費税増税で消費者の節約志向が強まったことと、業務用ビールの出荷が減少したことが響いたことによるものと推測されています。

1月10日放送『つボイノリオの聞けば聞くほど』では、このニュースをもとに、パーソナリティーのつボイノリオと小高直子アナウンサー、そして高田寛之アナウンサーと「ビール談義」を繰り広げました。

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シェア争いの変遷

かつて、ビールのシェアは5割以上がキリンを占めていましたが、現在は4社の差は縮まってきています。

つボイ「オヤジの年代からすると、キリン王国やったんですよ。私の記憶ではサントリーが一番新しく参入してきた。

そういうところからすると、サントリーって最初のうち、ちょっと頼りないなあっていう印象があったんです。だけど今、サントリー頑張って。最近おいしいですよ。

キリンは相変わらずちゃんと頑張って。

アサヒはキリンの牙城をいったん崩したことがあったんですよ。(スーパー)ドライ。あれがもう、"ビールはキリンや"言ってたのを壊したりとか。

各社いろんな変遷があったけど、全体的にアカンなということですね」

現在もアサヒとキリンがシェアのトップ争いを繰り広げていますが、「若者のビール離れ」などもあって、全体的に売上は落ちてきているようです。

ビールも多様化

今やひと口に「ビール」といっても、地ビールや発泡酒、第三のビールなど、さまざまな種類のビールが出てきています。

小高アナ「人気メーカーにしてみると、最近はビールだけじゃなくて第三のビールとか、各社しのぎを削って新しいブランドを出してますんで。

ビールではそれほどでもなかったけど、第三のビールでブランドを作ってヒットさせたとか、いろんな各社事情があってのこの動きだと思いますね」

高田アナ「昨今、健康志向でいわゆる"糖質何%オフ"みたいなものも結構出てきてますし…」

つボイ「第三のビールは安かったけど、税制変えたりとか、企業努力を踏みにじるようなこともやって。そういうことも(出荷量減少の)原因になってるのかなと思いますけどね」

酒税の金額を抑える苦肉の策として第三のビールが開発されましたが、将来、普通のビールと同じ税率をかけることになれば、第三のビールは消滅するかもしれません。

お酒の人気が分散

ただ、昔と比べると、ビール類以外にもいわゆる「ストロング系」と呼ばれるものなど、さまざまなお酒が手に入る機会は増えていますので、人気が分散されているのかもしれません。

つボイ「日本酒はどうなっとるんやろうと、気になりますね。一時、日本酒をみんな飲まんようになったと言うけど、他のニュースやなんか散らばってるのを集めてみると、海外で日本酒の評価が高まってるんですよ。あれだけ丁寧に作るお酒って、あんまりないらしいと」

小高アナ「今でもやっぱり日本酒は人気ですよ。昔人気だったお酒を飲んでいた人口が他に流れてしまって、人気だった(銘柄が)減っちゃったように見えるけど、押しなべてファンはいるということですね」

昔よりも、お酒の選択が広がったのは、むしろ良いことですね。
(岡本)
つボイノリオの聞けば聞くほど
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2020年01月10日09時10分~抜粋

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