つボイノリオの聞けば聞くほど

日本人の死因第2位の心臓病。どんな検査や治療が行われるの?

12月4日放送の『つボイノリオの聞けば聞くほど』、「健康のつボ」のコーナーは、日本人の死因第2位の心臓病について。

一宮西病院 循環器内科副部長 寺村真範先生をゲストに迎えてお話を伺います。

「私の場合は突然胸が痛くなって、これは病院行くしかない!といったそういう状態だったんですけど」

2009年に心筋梗塞を患ったつボイノリオも、自身の体験を交えながら語ります。

[この番組の画像一覧を見る]

「胸が痛い!」

心筋梗塞は心臓の血管が詰まってしまう病気。

狭心症は血管が細くなる病気で、胸が圧迫される、締め付けられるような症状が出ます。

不整脈は、動悸、胸がドキドキするというのが典型的な症状です。

特に高齢の患者さんなどはあまり症状が出ず、来院して初めて重篤な症状であったとわかることもあるといいます。

つボイは心筋梗塞の時、とにかく「胸が痛い!」と感じて、病院に直行しました。

「とにかく心臓やないかと。病院行かないと、苦しいなと思うから行くわさ」と、当時の状況を振り返ります。

少しでもおかしいと思ったら

病院で行われる心臓の検査は、心電図とレントゲンと心臓のエコー、血液検査など。

これらの検査で心臓の状態の基本的なことはわかるので、ある程度の診断がつきます。

ただ狭心症は来院した時には症状がおさまってることも多く、検査をしても結果が出ない場合も。

その時には、CT検査や細いチューブを心臓に通して血管を写すカテーテル検査をします。

つボイ「とにかく、症状をちゃんと自分でとらえて、検査をしてもらうということでしょうね」
寺村医師「あまり我慢しすぎず、早めに来られるのがいいと思いますね」

少しでもおかしいと思ったら、とにかくすぐに病院に行くことが大切ということです。

症状が治まる狭心症の怖さ

狭心症は一過性のものなので、我慢できてしまうこともありますが、「私の場合は、絶対我慢できへんかったから。『とにかく行こう!』」と、当時の状況を語るつボイ。

心筋梗塞の場合は、つボイのように「これはどうもおかしい」と感じて来院する方が多いと寺村医師。

しかし狭心症の場合は、症状が一時的。
気づいたら治まっているということも多く、重篤に考えずに病院に来られない方も結構いるということです。

つボイ「皆さんも気を付けていただきたい。身体からの信号はきちんと受けとめて」
寺村医師「そうですね、早めに受診されるのがいいですね」

高血圧に肥満。つボイが抱えていたリスク

検査と診断結果によって、どんな心臓の病気なのか、どんな治療をすればいいのかということが変わってきます。

「もちろんお薬の治療。狭心症とか心筋梗塞に対するカテーテルの治療。あとはバイパスであったりとか、心臓の弁の置換術とか、心臓の開胸の手術であったりとか」と寺村医師。

いずれにしてもきちんと検査を受けることが大切です。

小高「つボイさんは、もうちょっと前に行って検査してれば、もしかしたらわかってかもしれないですね」
寺村医師「狭心症の症状はあらかじめ出てたんでしょうか?」
つボイ「血圧が高かったです、肥満でした」

つボイは、高血圧に肥満と、心臓病のリスクを抱えていました。

血圧が180を超えていて、その結果を後ろからのぞき込んでいた人に「あんたあかんよ!」と注意されたというつボイは、ちょうど1週間後に倒れたといいます。

検査の重要性がわかった、今回のお話でした。
(minto)
つボイノリオの聞けば聞くほど
この記事をで聴く

2019年12月04日10時33分~抜粋

関連記事

あなたにオススメ

番組最新情報