つボイノリオの聞けば聞くほど

コールドプレイがコンサートツアーを断念した理由

『つボイノリオの聞けば聞くほど』、音楽を起点にニュースや情報をお届けする「トーマスの箱」のコーナー。

11月29日の放送で流れた曲は、イギリスのロックバンド・コールドプレイの「Viva La Vida」。

ニューアルバム発売にもかかわらず、大規模なライブツアーを行わないことを発表したコールドプレイ。
その発言の真意は一体どこにあるのでしょうか?

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地球環境への負荷

リスナーからも驚きの声が複数寄せられています。

メンバー同士の確執?はたまた病気?など、さまざまな憶測を呼びそうな問題ですが、その理由はさらに意外なものでした。

「地球環境に大きな負荷がかかるのが理由だと、BBC放送が伝えていました。
コールドプレイは、グラミー賞も受賞した世界的なバンド。
通常はアルバム発表後に数か月かけてツアーに出ますが、22日に発表した新作『Everyday Life』の発売後はヨルダンでの2公演にとどめ、その模様を動画サイトYouTubeを通じて無料で公開するということであります。無料はありがたいですね!」(Aさん)

広がる「飛び恥」という考え方

「熱烈なファンにとっては衝撃的な決断です。
コンサートの移動の飛行機、コンサート中の照明設備への電力供給などで起こる大量の温室効果ガスの排出が、地球環境の破壊を進めるという懸念からきた決断らしいです」(Bさん)

「自分たちのコンサートが環境にトータル悪影響を及ぼすということころが気になるので、環境に利益をもたらすやり方を常に私たちは模索していくんだという決意表明のようだ」と、理解する小高直子アナ。

つボイノリオは、最近耳にした新語「飛び恥(flight-shaming)」を取り上げます。

「飛び恥」とは文字通り、飛ぶのが恥ずかしい、すなわち「飛行機に乗るのが恥ずかしい」という意味。

二酸化炭素を多く輩出する飛行機に乗ることを恥じ、環境に優しい鉄道を多く利用しようというこの運動はスウェーデンから始まり、ヨーロッパ各地に瞬く間に広がりました。

常に環境に興味を持とう

つボイ「飛行機に乗ることは、環境に対して負荷をかけることになるんだ、恥ずべきことなんだという認識も必要なのではないかという」

小高「今の世の中なので、飛行機に乗るのが悪だという話ではないんですけど。『常に環境に関して興味を持とう』『意思をしっかりそちらに向けておこう』と一石を投じる、象徴的な行動やアピールということで」

飛行機に乗る人=悪と決めつけているわけではなく、あくまでも「それぞれがやれることをやっていく」という考え方であるようです。

「アマゾンの密林が火事でどんどん少なくなっていくということを考えると、『ブラジルの人は火の用心をまずしっかりしてくれよ』と、いうようなことやらね。いろいろな方向でいろいろと活動することは大事だと思います」と、まとめたつボイでした。
(minto)
つボイノリオの聞けば聞くほど
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2019年11月29日10時13分~抜粋

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