つボイノリオの聞けば聞くほど

ボクシング王者・井上尚弥選手の死闘に千代の富士と貴花田の伝説の取組を思い出す

ワールド・ボクシング・スーパー・シリーズ(WBSS)、バンタム級トーナメント決勝で、井上尚弥選手がノニト・ドネアを下し、真の「階級最強王者」の称号を手にしました。

11月8日放送の『つボイノリオの聞けば聞くほど』、音楽を起点にニュースや情報をお届けする「トーマスの箱」のコーナーには、井上選手の入場曲「バトル・オブ・モンスター」の元となった楽曲、布袋寅泰さんの「BATTLE WITHOUT HONOR OR HUMANITY」のリクエストがありました。

[この番組の画像一覧を見る]

世界最強を証明

この日、番組には井上選手を称えるおたよりが殺到しました。

つボイノリオが次々に読み進めていきます。

「見ました?世界戦。久しぶりにボクシング見ましたけど、実際歴史に残る試合でした。
ファイティング原田とか輪島功一の時代によく見てましたけど、伝説のチャンピオンの大場政夫も覚えておりますが。

井上・ドネア戦、ものすごかった!観る者の気持ちを洗った、ラグビーのノーサイドのような試合後の両者のリスペクトシーン、これもよかったですね。

ボクシング判定は結果が出た後で荒れることもしばしばですが、そんなことも一切なく、お互いの健闘を称えました」(Aさん)

「試合はね、いわゆる抜刀のような鋭さがありました。サラテ、サモラ、ゴメス、サンチェスら、かつてのスーパースターと同格のリングに井上が立っている!それだけで僕は胸が熱くなりました」(Bさん)

「『黄金のバンタム』で世界最強を証明しました」(Cさん)

「いろんな団体がある。いろんな団体ごとのチャンピオンが集まってきて戦ったんです。この人のいうように、『世界最強』というのはそこをいうんですよ!」と、つボイも興奮を隠しきれません。

60年ぶりのボクシング中継

「ファイティング原田とか、長谷川(穂積)とか山中(慎介)、伝説の王者たちが名を刻んら重量級で、怪物が頂点に君臨しました。
相手のドネアもしぶとかった、さすが5階級王者のドネアです。
最後まであきらめませんでした。お互いの意地とパワーと技術のぶつかりあいということで、おめでとうございます」(Dさん)

冒頭の楽曲をリクエストしたEさんは、「NHKが60年ぶりにボクシング中継を放送したらしいです」と、違った観点で今回の試合を注目していました。

これについて、つボイは「『これはほっとけんぞ』いうことです」と一言。

その昔は、NHKのスポーツニュースでプロレスを取り上げたり、ゴールデンタイムにボクシングの中継を行っていたこともありました。

「『NHKがやりましたよ、中継!』っていうことで。いかに大変なことであったかということでございます」

NHKがボクシング中継を放送したことそのものが、ある意味で重大ニュースであると述べるつボイ。

記憶に蘇るあの世代交代の取組

「伝説のボクサー・ドネア選手とバンタム級世界一決定戦で対戦しました。
井上にとってドネアは憧れの人であり、なにかいつものキレが鈍っていたような気がします。
しかし最後は得意のボディでダウンを取り、判定勝ちをいたしました。
この世代交代劇、千代の富士と貴花田の取り組みを思い出しますね」(Fさん)

平成3年の大相撲夏場所、当時18歳の貴花田が横綱千代の富士から初金星をあげた、あの歴史的な取り組みが記憶に蘇ったというFさん。

「つボイさん、私試合観てないんです。というのも、息子がプロボクサーだった頃は必死に会場で応援していました。
だから今は、怖くて観ていられません。
その息子は、早出出勤でいつもは早々布団の中なんですが、夫と隣の部屋で観戦していて。私は観ていないけど、心臓がお母さんとしてはドキドキしてね。

息子は『いつ終わってもおかしくない試合で、とてもいい試合』と、とても満足して就寝して、今朝は元気に出勤していきました。(Gさん)

井上選手と、かつてプロボクサーだった息子と重ね合わせてしまい、とても観られなかったというGさん。

端数でいいからおごって!

コーナーの締めくくりは、こんなおたより。

「優勝賞金、1億800万円。端数の800万でいいからおごってほしい」(Hさん)

「同じこと思った」と笑う小高直子に、「なんと欲張りな人や!」と苦言を呈すつボイ。

つボイ「80万円でも私、文句言いません」
この後、Hさんのおたよりの続きを読み進めたつボイの気持ちが一変します。

「ある人が言ってましたね。『これからプロモーターと組んで、海外でどんどん活躍していく選手』です。

海外でまた大きな試合もあります。億単位のお金が入ってきて、100億円稼ぐ可能性もあるだろうといってました」(Hさん)

小高「すごーい!」
つボイ「だったら800万円おごってほしい!」

小高「あの試合観てたら言えん、言えん」
つボイ「言えんかな?」

億という金額の大きさに、ついつい目がくらむ、つボイでした。
(minto)
つボイノリオの聞けば聞くほど
この記事をで聴く

2019年11月08日10時12分~抜粋

関連記事

あなたにオススメ

番組最新情報