つボイノリオの聞けば聞くほど

「某探偵社の調査員」からの詐欺メールが駄文すぎる。

手を変え品を変えて現れる新手の詐欺。
9月17日『つボイノリオの聞けば聞くほど』では、つボイノリオと小高直子アナウンサーが、リスナーから寄せられた犯罪体験を紹介しました。
パーソナリティのつボイ自身に送られてきた、怪しげかつ珍妙なメールについても解説します。

定番のハガキ

「犯罪もなくなりましたので、このコーナーは終わりましょうかという日を私は望んでますけども、次から次へといろんなことが起こる」と嘆くつボイ、最初にこんな体験談を紹介します。

「私のとこにも、ハガキで『民事訴訟最終通知書』が来ましたよ。
警察に電話すると警察署の方も慣れたもんでした。『電話しましたか?』と聞かれまして、『いいえ』と答えると、『すぐにそんなものは破棄してください』と言われたんで、ハサミで細かく切って屑籠に捨てました」(Aさん)

Aさんの元に来た架空の「民事訴訟最終通告書」はこんな書き出しだったそうです。

「訴訟管理番号(さ)226番。本通達は貴殿に対し…」

その後、いかにもな硬い文句が書かれ、「訴訟取り上げの日」として「令和元年7月17日」が指定されています。
ハガキが届くであろう日を見越して、その1日か2日後の日付が「最終期限」としてあったそうです。

小高「早く連絡してこないと、期限きれちゃいますよ!と焦らせるような…」

つボイ「なんやら公共のような名称で『訴訟通知センター』とあり、お問い合わせ相談窓口も書いてありますが、こんなとこに連絡したらアカンね」

とにかくこの手のハガキは徹底的に無視するのがベストです。

住所と消印が違う

今月6日、愛知県警などは有印私文書偽造などの疑いで、東京都や埼玉県在住の男性4人を逮捕、送検したと発表しました。
民事訴訟の通達をかたるニセ電話詐欺のハガキを組織的に印刷、発送していたとして取り調べ中とのことです。

「我が家にも届いたことがありますが、ずっと前に他界した家族の名前になっていたのを見ると、怪しい奴らに古いデータを売りつけている、さらに怪しい奴らがいるのではないかと思ってしまいました」(Bさん)

Bさんの元に来た「民事訴訟最終通達書」は住所が千代田区の霞が関なのに、消印が足立区の足立西郵便局になっていたそうです。

つボイ「千代田区霞が関と言うと、何か公共の権威のあるところのように見えますからね」

印刷所との関係は?

Bさんのおたよりは「おまけに安いプリンター使っておりまして、ところどころ文字がかすれて読みづらいです」と続きます。

前述のように印刷所が摘発され、犯罪者が用心し始めた結果、自ら印刷を始めたのかもしれません。

つボイ「詐欺ハガキを印刷してる印刷所の方は、いろんな仕事を請け負うんでしょうが、文面見て、疑問に思わなかったのかな?まあいいわ、これやったろう、と思ってやったのか…?」

小高「普通のところに持って行ってよろしく、みたいなことではなくて、印刷所もグルだったんじゃないですか?」

偽ガス会社の作業員

台風15号によって大きな被害を受けた千葉県では、被災した家に現れた業者(を装った男)が、ブルーシートを粘着テープで止めただけで高額の工賃を請求する、という事件が頻発しているようです。

一方、東三河地方ではこんな手口の被害もあったようです。

「『通りかかりましたらガス臭いので漏れてるのかもしれません。点検させて下さい』と言って上がり込んで、ガス器具の周りでゴソゴソして現金を請求されます。

『手持ちの現金がない』と言うと、ATMまで連れて行ってまで集金していくんだそうです。既存のガス会社名を名乗りながらやっているので、気をつけて下さい」(Cさん)

地域のガス会社の名前が使用されたようで、信頼してしまうケースもあるようです。

小高直子の実体験

実際の会社の名を騙るという手口は小高のところにも…。

つボイ「来ますね。Amazon、楽天、アップル…」

小高「あ、ウチも来た」

つボイ「来たやろ?しっかりした文面や。Amazonのマークまできちんと付いてて」

小高「ウチはAmazonプライムの年会費がもうそろそろ期限が来るんで更新してください、みたいなの」

このメールには「口座が登録されていないので、ここに登録してください」と書いてありました。
「なんで私、口座も登録せんとプライムに入ってるんだろう?」と不思議に思った小高は、直接Amazonに問い合わせました。

小高はAmazonプライム会員ではないことが幸いしましたが、こうした手口は不特定多数に対して行われています。

つボイ「あなたの場合は、たまたまそれには外れてる人やったけど、私なんか入ってるから、ん~と思うよ。引っかかってくる人は必ずたくさんいますよ」

つボイに来たヘンなメール

一方、「私んとこに来たやつを皆さん方に聴いて頂きたくてプリントアウトして持ってきました」とつボイは、原文をそのまま読み上げます。

『私は某探偵社の調査員と申します。
お客様に頼まれ、あなたのことが全面追跡調査を行います。
仕事中であなたが身分があるであることを見つけました。
それであなたが人知れずの一面を了解しました』

「わけわからへん。あんたには秘密の部分がある、ということを言いたいんでしょう」と犯罪者の意図を推し量るつボイ。

ビットコインで払わせたい

このメールはさらに続きます。

『私にとって、いい見つけると思います。
もし私がこの材料を公開したら、絶対あなたにとって悪い影響があります。
もしこの資料をあなたに渡したら私たちにとっていいじゃないの。
お客様と社長さんは、私に、あなたがあなたの家族はとても大切だと言いました」

アタマが壊れそうな文面は、こう続きます。

『あなたは私の要求を満足すればいいんだよ。
もちろん、あなたは警察に連絡してもいいんです。
でもね、私のノートにあなたの住所と電話番号を全部書いていますよ。

私の指示を操作しないと全部のことをご家族にお知らせしますよ。
チャンスは一回しかない。
手紙が二度来ないから。
24時間以内に二つのビットコインを支払って』

ここから相手の目的が明確になって来ました。この後、ビットコインアドレスが書いてあり…。

『ビットコインを貰ってから、私たちは世間で知り合ったことを忘れている』

つボイは「払ったらも全部チャラにしましょう、ということなんでしょうね」と解説します。

ヘンでも油断は禁物

メールはこう締めくくられます。

『これからあなたは何も危険がないです。
全て悪いものを隠蔽します。
覚えてね。
まぐれ心を持ってないでくださいね。
チャンスは一回しかないよ。
ご家族の幸せを祈ります』

つボイ「覚えてねとか、いいんだよ、とか何やこれ。」

小高「まぐれ…気まぐれ?」

つボイ「まぐれ。俺だけは何とか助かるだろうとか、そんなことではないかと私は思います」

小高「運良く自分だけは助かるという、まぐれで助かるとは思わないでね、と」

騙されるこっちが、騙す側の心情を推測してあげないといけないという、非常に厄介な文面です。
つボイ「笑えるやろ?笑えるうちは皆さんも引っかからんと思いますから、あえて読ませてもらいましたけども、これがしっかりした文章をやったら、また結果が違ってくるような気がします」

小高「しっかりした文章のもありますので、ちょっとでも疑問に思ったら、即クリックじゃなくて、一度、別のところから調べるようにした方がいいですね」

つボイ「ヘンな文章だったら笑い飛ばしたいけど、笑えない文章もあるということを、皆さん忘れないようにしていただきたいのよ」

小高「のよ?」

ヘンでもヘンじゃなくても金銭を請求する手口には要注意です。
(尾関)
 
つボイノリオの聞けば聞くほど
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2019年09月17日10時01分~抜粋

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