つボイノリオの聞けば聞くほど

サングラス運転士の誕生!JR西日本の画期的な取り組み

JR西日本は、在来線の運転士にサングラスを貸し与えることを決定しました。

これは、直射日光によるまぶしさで視界が遮られるのを防ぎ、目の負担を軽減するためです。

9月13日放送の『つボイノリオの聞けば聞くほど』のニュースコーナーでは、この画期的な取り組みについてのニュースを取り上げました。

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サングラス=生意気?

運転席は視界が広いために直射日光を受けやすく、運転士から「太陽の光がまぶしくてブレーキ操作が遅れそうになった」という指摘を受けていました。

しかしこれまでは利用客に与える印象などを考慮し、サングラスの着用を認めていなかったのです。

全国の鉄道会社で初となるこの試みについて、JR西日本の金丸直史運転士課長は、「最も大事な安全運転のため使うものであり、お客様にもご理解をいただきたい」と話しているということです。

このニュースについて、日本ではサングラスには「生意気」というイメージがあると指摘するつボイノリオ。

「僕らが小さい頃には『愚連隊』しか掛けなかったです」

実際サングラスは眼を守るための非常に機能的な道具ですが、日本においてはまだまだプラスの印象を与えないことは確かです。

JR西日本は、あくまでも「ファッションではなく安全性向上のため」と強調しています。

昭和の大女優を襲った悲劇

とはいえ、「せっかくなので『ファッションではなく』っていわずに、かっこいいのにしてあげれば、こどもたちも『こういう職業、カッコいいいいいな~』ってなるから」と小高直子。

どのみちサングラスを掛けるのであれば、こどもの憧れになるようにファッションを意識してもいいのでは?と持論を展開します。

つボイ「本当はね、もっと理解があるなら。でも今の段階では……」
小高「まあ徐々に徐々に、かな」
つボイ「『かっこよすぎるやないか!』とか言われるかもわからん」

今まで日本人がサングラスに対して抱いてきたイメージがあるため、いきなりそこまで話を飛躍させると反感を買ってしまうだろうと想像するつボイ。

ここでつボイが思い出したのは、昭和の大女優・田中絹代さん。

「アメリカを渡って帰ってくる時に、コートにサングラス。『色眼鏡かけて帰ってきた!』って言って、一気に人気下がったんですよ。あれだけ人気のある人も」

サングラスを「格好つけ」とみなしてしまう日本人の感覚は、昔も今も変わらないようです。
しかし現代では強い日差しから眼を守るため、運動部のこどもの中にはUVカットの眼鏡をかけている子も少なくありません。

「高校野球でも掛けたらええのにと思う」というつボイに、「高校球児で掛けてる人は見たことないですね」と光山雄一朗アナ。

球児たちがサングラス姿で野球をしている光景に抵抗を持つ人は多いと思われますが、真夏の強烈な紫外線から眼を守るという意味では、今後球児の間にサングラスが広がる可能性は、なきにしもあらずではあります。

サングラスにはまだまだ「ファッション+生意気」というイメージがつきまとうにもかかわらず、「思い切ってようしてくれましたね」と、つボイはJR西日本の決断をたたえます。

鉄道会社では初の試みとなった今回の取り組み。
今後、全国的に広がりを見せるかもしれません。
(minto)
 
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2019年09月13日09時09分~抜粋

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