便秘にはロダンの『考える人』が効く!?

つボイノリオの聞けば聞くほど / ライフ・ヘルスケア

女性の48%が便秘で悩んでいるそうです。また男性も歳をとると便秘で悩む方が増えるそうです。

8月2日の『多田しげおの気分爽快!!~朝からP・O・N』では、藤田医科大学病院の国際医療センター長で消化器外科がご専門の前田耕太郎先生に「便秘」について尋ねました。

老化で便秘に?

便秘は若い女性に多く、統計によると50歳までは女性の方が男性より断然多いです。50歳を過ぎると男性も女性も多くなり、便秘に悩まされる頻度は高くなります。

理由は、年齢が高くなると、老化によって大腸の動きが悪くなるから。
また、便を感じる直腸の部分の感覚が弱くなります。これは自然の摂理です。

またどうしても生活習慣によって便秘傾向になります。ストレスもあったりするとダメです。運動量が少なくなり、お腹に力が入らなくなります。
 

何日出ないと便秘?

「便秘」の定義は「本来、体外に排出すべき便を十分量、かつ快適に排出できない状態」のことを言います。

具体的には、正常の排便回数は1日3回から3日に1回までです。
つまり4日に1回しか出ないと「便秘」になります。

いわゆるコロコロ便が出る場合も「便秘」と言います。
そしてもうひとつ、実はうんちはしっかり出るが出しにくい「排便困難」、これも結構いらっしゃいます。
 

原因は?

では、便秘の原因はどういうものがあるでしょうか?

腸の動きが落ちる人がいます。特に大腸の動きが悪くなるとうまく運ばれないので、水分が吸収されすぎ、便が固くなり便秘になります。

また、便秘とストレスも非常に関係があります。旅行で便が出なくなるのはその例です。
便秘の解消法のひとつはストレスをなくすことですが、これは難しいです。

他にも何らかの病気で便秘になる人もいます。
 

便秘にはロダンの「考える人」

では、便秘になった人はどう治したらいいでしょうか?

この問いに「ロダンの『考える人』がいい」と答える前田先生。

便秘のひとつに便意を催しても排便しづらいという人がいます。そういう人は便器に「考える人」のポーズで座りましょうということです。

だいたい前かがみ35度くらいの体勢をとります。

「実は直腸と肛門の部分は角度がついています。その角度がうんちする時はほぼ真っ直ぐになりますが、あの姿勢をとるとより真っ直ぐになりやすい。だからすっと便が出やすい」

その点、昔の和式トイレでの体勢は理想の姿勢だそうです。
 

市販の便秘薬は効きすぎる?

便秘の時は薬に頼るという方も多いでしょう。便秘薬についても尋ねました。

「特に市販の薬は即効性があってよく効きます。多くはセンナという系統の刺激性の下剤です。ただ、効くのでしょっちゅう使っていると、だんだん量が増え効かなくなります。

ですからつらい時にだけ使いましょう、という形で便秘の治療のガイドラインを出しました。市販の薬は連用しないようにしましょう」

処方薬についてはどうでしょう?

「いろいろなタイプがあります。実は最近、新しい便秘薬のラッシュです。従来と違って画期的な薬が出ていますから、従来の薬でなかなか効かないような時、新しいものを使っています」

市販薬を飲んで効果がない、という方は消化器内科や肛門科で診てもらうとよいでしょう。
 

予防の第一は食事習慣

便秘にならないためにはどうすればいいのでしょう?

まずは食事習慣と生活習慣です。
便秘というと繊維成分といいますが、繊維も取り過ぎると便が固くなり便秘になります。

男性では1日20g、女性18gという指標もありますが、これが適度な繊維分です。
足りなくて便秘になる方が結構多いのでむしろ取りましょう、という方向です。

また「三度の食事を少なくしたら便秘になりにくい」と言われることがあるそうですが、前田先生は「それは逆です」と否定します。

便の素はしっかり摂る。特に朝食は大事です。朝ごはんを食べると大腸の運動が活発になって、だいたい朝トイレに行きます。
これを「胃腸反射」と言いますが、その刺激が便秘をなくすひとつです。
 

生活習慣で予防

前田先生が挙げた原因のひとつ、ストレス。この解消についてはいい方法があるのでしょうか?

「考え方を切り替えることが一番ですが、運動することもそれの一つの方法になります。
ただ、運動もしすぎはよくないと言われていますが…」

お腹のマッサージについて、「あれはエビデンスがあります」と薦める前田先生。

「15分くらいマッサージする。治療としてもいいし、予防としてもいいです。腸の動きを活性化します」

トイレに入ったらロダンの「考える人」を思い出して、快便を目指しましょう。
(みず)
 
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2019年08月02日08時13分~抜粋

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