6月18日の『つボイノリオの聞けば聞くほど』の「悪徳商法のコーナー」です。
悪徳商法は、次々新しい手口がでてきます。
こちらも次々と紹介して、それにひっかからないようにしなくてはいけません。
今回は悪徳商法から救ってくれるはずの警察官が悪徳だったという、笑えないお話です。
つボイノリオと小高直子アナウンサーがおたよりを読み上げます。
警察官が詐欺師？
悪徳商法かな？と思ったら、「迷ったら警察に相談しましょう」と言われていました。その方法も怪しくなってきた？という話です。
「京都市の78歳の無職の男性から現金をだましとったとして、京都府警の巡査部長が逮捕されました。
特殊詐欺被害の疑いで金融機関から通報を受けやってきた警察官が詐欺師だったから驚きです。
詐欺グループも悪いが、それに輪をかけた悪人とも思います」（Aさん）
つボイがこの詐欺の経緯を説明します。
ある老人が金融機関から大金を下ろそうとしました。
金融機関の担当者が「これはおかしい」と警察に連絡します。
そして警官が二人やって来ました。
「おじいちゃん、それは危ないよ。現金は銀行に預けている他にもありますか？」
「500万くらいある」
「では、家に行きましょう」と、警官二人が家まで送りました。
上司の警官が、「家においておくと危ないから銀行に預けときましょう」と言いました。
ここまでは問題ありません。
「京都市の78歳の無職の男性から現金をだましとったとして、京都府警の巡査部長が逮捕されました。
特殊詐欺被害の疑いで金融機関から通報を受けやってきた警察官が詐欺師だったから驚きです。
詐欺グループも悪いが、それに輪をかけた悪人とも思います」（Aさん）
つボイがこの詐欺の経緯を説明します。
ある老人が金融機関から大金を下ろそうとしました。
金融機関の担当者が「これはおかしい」と警察に連絡します。
そして警官が二人やって来ました。
「おじいちゃん、それは危ないよ。現金は銀行に預けている他にもありますか？」
「500万くらいある」
「では、家に行きましょう」と、警官二人が家まで送りました。
上司の警官が、「家においておくと危ないから銀行に預けときましょう」と言いました。
ここまでは問題ありません。
問題はこのあと。
上司が席を外したのを見計らって、部下の警官がこう言いました。
「おじいちゃん、私が預かりましょう。今みたいになかなか下ろせないから」
老人は「それはいい」と家にあった500万をその警官に預けました。
その上、この警官は金融機関に電話をかけました。
「おじいちゃんが650万余り下ろしたいそうです。これからおじいちゃんが行きますので、渡してください」
老人はお金を下ろして、それを警官に渡しました。合計約1,200万が警官の手に。
これで安心。いつでも下ろせると思ったのですが、いつまで経っても連絡が来ません。
調べると、その警官は転勤になってもういません。
そのお金は投資（FX）に使われていました。
その警察官は「僕はおじいちゃんに借りている」と言っているそうです。
上司が席を外したのを見計らって、部下の警官がこう言いました。
「おじいちゃん、私が預かりましょう。今みたいになかなか下ろせないから」
老人は「それはいい」と家にあった500万をその警官に預けました。
その上、この警官は金融機関に電話をかけました。
「おじいちゃんが650万余り下ろしたいそうです。これからおじいちゃんが行きますので、渡してください」
老人はお金を下ろして、それを警官に渡しました。合計約1,200万が警官の手に。
これで安心。いつでも下ろせると思ったのですが、いつまで経っても連絡が来ません。
調べると、その警官は転勤になってもういません。
そのお金は投資（FX）に使われていました。
その警察官は「僕はおじいちゃんに借りている」と言っているそうです。
投資に消えたお金
つボイ「警察官の名を語ってでなくて、警察官そのものが詐欺をやったんです」
小高「こんな話を聞いたら、警察も疑ってかからないかん。警察の人も仕事やりにくくなりますよね」
つボイ「最初、おじいちゃんはどっかの詐欺グループの電話を間に受けてお金を下ろそうとした。それは防げた。
しかし、この警察官は詐欺グループの上前をハネたことになる」
この警官は詐欺グループより悪質です。
小高は「警察官ならすぐ足がつく話でしょう。なぜそんなことをしたの？」と首をひねります。
「投資して、儲けたら返そうと思っていたのかな」
つボイは「儲かったら返せるけど、損したら返せるのか」と、手厳しい。
小高「こんな話を聞いたら、警察も疑ってかからないかん。警察の人も仕事やりにくくなりますよね」
つボイ「最初、おじいちゃんはどっかの詐欺グループの電話を間に受けてお金を下ろそうとした。それは防げた。
しかし、この警察官は詐欺グループの上前をハネたことになる」
この警官は詐欺グループより悪質です。
小高は「警察官ならすぐ足がつく話でしょう。なぜそんなことをしたの？」と首をひねります。
「投資して、儲けたら返そうと思っていたのかな」
つボイは「儲かったら返せるけど、損したら返せるのか」と、手厳しい。
特定消費料金未納に関する…サギ
私たちには公的な機関をすぐに信じてしまう傾向があります。
次もそんな心理を利用した詐欺の手口です。
「『特定消費料金未納に関する訴訟最終告知のお知らせ』というものが届きました。
桐の家紋が印刷してあり、地方裁判所管理局というところから。いわゆる取り下げ最終期日というものが書いてありました。
すぐに詐欺だと思いましたが、リスナーでだまされる人がいるかもと思い、メールしました」（Bさん）
小高「今度は偽物の裁判所ですね。さっきは本物の警官やけど」
つボイ「これが本物か偽物かわかる方法をある番組でやってました。
82円切手を貼っていたらしい。大概ああいうところからは『料金後納』とか『料金別納』とかで来ます。82円切手はおかしいと思った方がいいです。細かい文章の見分け方もあるようです」
小高「『料金後納』『料金別納』は切手でなくて印刷されたものですよね」
このような郵便が送られてきたら、無視をして、すぐに警察またはお住まいの市区町村の消費生活センターに相談してください。
しかし、その警察官が詐欺をして、というのが最初の話だからややこしいです。
次もそんな心理を利用した詐欺の手口です。
「『特定消費料金未納に関する訴訟最終告知のお知らせ』というものが届きました。
桐の家紋が印刷してあり、地方裁判所管理局というところから。いわゆる取り下げ最終期日というものが書いてありました。
すぐに詐欺だと思いましたが、リスナーでだまされる人がいるかもと思い、メールしました」（Bさん）
小高「今度は偽物の裁判所ですね。さっきは本物の警官やけど」
つボイ「これが本物か偽物かわかる方法をある番組でやってました。
82円切手を貼っていたらしい。大概ああいうところからは『料金後納』とか『料金別納』とかで来ます。82円切手はおかしいと思った方がいいです。細かい文章の見分け方もあるようです」
小高「『料金後納』『料金別納』は切手でなくて印刷されたものですよね」
このような郵便が送られてきたら、無視をして、すぐに警察またはお住まいの市区町村の消費生活センターに相談してください。
しかし、その警察官が詐欺をして、というのが最初の話だからややこしいです。
三歩、四歩先を
『特定消費料金未納に関する訴訟最終告知のお知らせ』の詐欺も以前はよくハガキで来ていました。が、「ハガキで来るのはおかしい」という話が浸透したら、今は封書でも来ているようです。
『料金後納』『料金別納』でないのはおかしいということがわかれば、次は『料金後納』『料金別納』の封書で送ってくるかもしれません。
「詐欺グループはいろんなことでつけこんできます。僕らの三歩、四歩先を詐欺師は歩いている、ということを覚えておいてください」
さらなる用心を呼びかけるつボイです。
（みず）
『料金後納』『料金別納』でないのはおかしいということがわかれば、次は『料金後納』『料金別納』の封書で送ってくるかもしれません。
「詐欺グループはいろんなことでつけこんできます。僕らの三歩、四歩先を詐欺師は歩いている、ということを覚えておいてください」
さらなる用心を呼びかけるつボイです。
（みず）
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