つボイノリオの聞けば聞くほど

名古屋VS大阪 電車の乗り換えがわかりにくいのはどっち?

中京エリアを代表する私鉄の名古屋鉄道が、3月25日、名鉄名古屋駅に2本ある線路を4本に増やす計画を発表しました。
2027年完成を目標に駅再開発の計画が進んでいますが、その一環としての拡張だそうです。

名鉄名古屋駅と言えば、行き先の異なる列車が目まぐるしく到着し、初心者(?)には難易度の高い駅として有名ですが、この工事で乗り換え方法も変わることになりそうです。

29日の『つボイノリオの聞けば聞くほど』では、この名鉄名古屋駅の拡張工事についておたよりが紹介されました。
関西出身ながらも長年東海地方に住んでいる、塩見啓一アナウンサーと小高直子アナウンサーがおたよりを紹介しました。

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難易度が高すぎる名鉄名古屋駅

名鉄名古屋駅から北行きは岐阜・犬山方面、南行きは豊橋・常滑方面というように、同じホームから複数の方面へ向かう電車が発着しています。

「現在、名鉄名古屋駅では複雑な列車の発着に対応できるよう、人間が生の声で案内放送をしていますが、(他の駅では)自動放送がほとんどです。
新しい駅ではこの名物はなくなってしまうかもしれませんね」(Aさん)

その行き先に加え、運行形態の複雑さもあります。
特急でもミュースカイ・快速特急・特急、そして急行、準急、普通といった種別があります。
それらの中には「○○駅から各駅停車」とか、時間によっては前方と後方で行き先が違う列車もあり、また車両によって扉が2か所だったり3か所だったりと、運行形態はさらに複雑になります。

「(音声)テープの(自動)案内は不可能らしいです。
私はこんなものだと思って利用していましたが、YouTubeで名古屋駅のカオスぶりが紹介されているのを観て、ビックリしました」(Bさん)

同じホームでも、乗る電車を間違えると、まったく別の方向に行ってしまう危険性があります。

特に東海地方以外から来る方にとっては難しいようで、地理がわからなければ、犬山も岐阜も同じ方向だから行ってくれるだろう、と思ってしまうかもしれません。
 

名鉄名古屋駅を支持する声も

小高アナ「関西はロープを1本ぴゅーっと引いたような(路線図で)、東、西で1本!って単純な構造になっているので、(名鉄名古屋駅は)すごいな、何でこんな複雑なことができるんだろうって思いますけどね」

JR大阪駅や阪急梅田駅は、神戸方面・京都方面・宝塚方面など複数の路線を持つターミナル駅ですが、行き先ごとにホームが分かれています。

一方で、名鉄名古屋駅を擁護する意見も届いています。

「名鉄名古屋駅ってすごく便利じゃないですか!たまにしか電車に乗らない僕でも、どこのホームに行くのか悩まなくても、必ず行き先の電車に乗れるんですよ。
名鉄ももっと売りにすれば面白いのに」(Cさん)

「私は今のまま方が単純で良いと思うんですよ。阪急梅田駅は宝塚に行きたいと思っても、どのホームに行ったら良いのか、オロオロします。
掲示板を見れば良いのでしょうが、それを言うなら、名鉄名古屋駅だって、書かれている乗り場に並べば良いんですよ。次にどこ行きの電車が来るのかアナウンスもあるし、ちゃんとホームにあるモニターもハッキリ教えてくれるんですよ。少数派なんですか?私」(Dさん)

名鉄名古屋駅だと上り下りの2択なので、2択さえ間違えなければ、必ず電車がやってくるという点が支持されている理由のようです。

どちらを支持するのかは、もう土地勘があるかないかだったり、慣れの違いだけかもしれません。
 

同じ場所にあるのに駅名が違う

そして、大阪はホームではなく駅名がわかりにくいのではないかという意見が、再びAさんから届きました。

「大阪が不便なのは、同じ場所にあるのに駅名が違うことです。JRは大阪なのに、阪急・阪神・地下鉄(御堂筋線)は梅田。また、JR・地下鉄は天王寺なのに、近鉄は大阪阿部野橋。

さらにややこしくしてるのは、大阪シティバス(旧:大阪市営バス)のバス停の名前はあべの橋で、前は(大阪市交通局として)同じだった地下鉄の駅名とリンクしていないんです」(Aさん)

大阪駅はさらに、地下鉄谷町線が東梅田、地下鉄四つ橋線が西梅田、JR東西線が北新地という駅名ですので、迷う方は多いかも知れません。
つい先日もJR大阪駅で降りた人が、タクシーに乗り込んで「梅田まで」と言ったら怒られたというある人の話がツイッターで話題となりました。

今や都会での電車・バスの乗り換えには、スマホアプリが不可欠となってしまいましたね。
(岡本)
 
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2019年03月29日10時01分~抜粋

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