学校で習っていたことや、以前聞いたことがある常識が、いつの間にか変わっていて混乱したということはありませんか?
『つボイノリオの聞けば聞くほど』では、あるおたよりや発言に対し、リスナーからの指摘を受けることで、新たな知識を得ることがあります。
それが「ラジオの醍醐味」と言えるのですが、3月1日放送でも、ある業界に関するおたよりをつボイノリオと小高直子CBCアナウンサーが紹介することで、話が広がっていきました。
農家での「天窓」の読み方は?
きっかけは、以前つボイがあるおたよりを紹介した際に、ビニールハウスの上の方に付いている窓のことを 「てんそう(天窓)」と読んだというもの。
これに対して、「読み方は『てんまど』ではないか」というおたよりが、たくさん届いたのですが、元のおたよりを出した方から、補足の説明がありました。
「普通の家の屋根に付いている窓が『てんまど』で、それと区別をつけるために『てんそう』と呼ぶ、ということなんです」(Aさん)
「てんそう」という呼び方で正しいのではないかという意見は、他にも届きました。
「私たちの辺りのハウス農家では、『てんそう』と呼んでいます」(Bさん)
「30年前、僕が通っていた農業高校では、授業で『てんそう』、『てんまど』、どちらでも良いと習いました。
どちらでも良いので、(ハウス農業に)携わっている方々は、『てんそう』という形に落ち着いているようです」(Cさん)
「学校や家でも、『てんそう』と呼んでました。僕はキュウリ農家です」(Dさん)
クレーンの独自の呼び名?
つボイは最初におたよりを読んだ時、「業界用語ではないか?」と推測していましたが、当たっていたということになります。
その話が元で、つボイが昔のことを思い出したようです。
つボイ「昔、オヤジが言ってましたけど、『(工事などの)現場に行くと、クレーンのこと、あれ『グレーン』って言うなあ』って驚いてました」
かなり昔の話ではありますが、当時、果たして本当にグレーンと呼ばれていたのかどうか、知りたいところです。
昔習った用語が変わった
今の話は、ある物の呼ばれ方が業界の外側ではあまり知られていないという話でしたが、次は、呼ばれ方自体が変わることもあるというお話です。
「つボイさんが前、『三重県の海岸はリアス式海岸ですから…』と言われていましたが、今は "式" は付かず、『リアス海岸』というふうに習っています」(Eさん)
小高アナ「どうして "式" が抜けてるの?」
つボイ「"式"はいらんって、言われると思いますやん。なぜ "式" と言われていたかという方が知りたいなと」
ちなみに、教科書を編さんしている帝国書院のサイトでは、次のように説明しています。
"「リアス」そのものが入り江の地形を表す語であるので、あえて「式」を入れる必要はなく、地理学・地形学の学術用語としては「リアス海岸」という表記がより適切であるとされるようになりました。"
ただし、「リアス式海岸」と言う呼び方も誤りではないそうです。
「式」の表記が不要となったことについて、この後、話が脱線します。
つボイ「荻野という人がね。『今日、オギノで行こう!』『オギノで行こか?』ということです」
小高アナ「…」
つボイ「…はい、じゃ次参りましょう」
「式」と言えばということで、最後にいきなり学術的なことから大きく逸れていったつボイでした。
(岡本)
つボイノリオの聞けば聞くほど
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2019年03月01日10時00分~抜粋