つボイノリオの聞けば聞くほど

シオカラトンボはなぜ「シオカラ」なのか?

2月12日の『つボイノリオの聞けば聞くほど』「虫のコーナー」には、虫に関するエピソードや情報が続々と届いています。
現在は研究が進み、人間の役に立つ様々なものが作られているとか。

実は虫嫌いなつボイと小高直子アナウンサーがおたよりを紹介していきます。

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ミノムシの糸は最強

最初はミノムシについてのおたよりです。

「自然界で最も強いと言われていた蜘蛛の糸、これを超える糸がありました、ミノムシの糸」(Aさん)

つボイは「ミノムシはあんな細いものに身を任せています。あんな風に休む人間はいないです。ちょっと怖いです」と想像します。

「ミノムシの糸を製品化する技術が開発されました。ミノムシの糸はこれまで自然界で最も強いとされたオニグモの糸より2倍の強さがあって、人の髪の毛より細く、熱にも強いそうです。

医薬品メーカーの興和と農研機構が2年前から共同研究して、ミノムシ1匹から長さ数百メートルの糸をとる技術を開発。
今後は素材メーカーと協力を進めて、自動車、家電、スポーツ用品にも応用されることが期待されています」(Aさん)
 

で、何に使うの?

二人はこのおたよりの最後にひっかかります。

小高「自動車の何に使うの?」
つボイ「故障車牽引する時のロープ」

小高は大笑いして、次を質問します。

小高「家電は?」
つボイ「洗濯機の洗濯ネット」

今度はつボイが「スポーツ用品はもうわかるやろ?」と逆質問。
小高が「衣服とか?」と答えると、つボイはこう言います。

「登山のザイルやんか!今まで切れて事故が何度も起こっていた。"ミノムシさんのこのロープを使いましょう"や!」

もはや、ミノムシの糸を使った大喜利状態です。

つボイ「航空機の機体にも使うらしいです」
小高「どこに使うんでしょうね」

一瞬、考えるつボイに「もう"牽引"はダメですよ」と厳しい小高。
「ダメですか、えー」とつボイ。
 

シオカラトンボから日焼け止め

次はシオカラトンボがすごい、というおたより。

「なにやらシオカラトンボにすごい秘密があるらしいです。シオカラトンボは紫外線を反射して、撥水性のある特殊なワックスを分泌していることを、産業技術総合研究所などの研究チームが明らかにしました。

シオカラトンボの成熟したオスは日差しの強い水辺でよく見られ、背中付近でよく紫外線を反射します。

研究チームは背中から多く分泌される成分を研究したそう。すると油に近いワックスのような物質が見つかりました。

主任研究員は『今回見つかった成分は、安全性などを確かめる必要性があるが、従来とは違う、生物由来の日焼け止めにつながる可能性がある』 

つボイさん、シオカラトンボを養殖して新たな日焼け止めクリームを売ったら、ひと花咲かせられると思いますよ」(Bさん)
 

シオカラトンボの名前のヒミツ

ところが、つボイは別のところに着目します。

「みんなそっちの方ばっかり目がいっている。先人たちのメッセージは全部名称にあります。
シオカラトンボには、これをたくさんビンの中につめたら塩辛のかわりになり、酒のあてになるぞ、というメッセージがあります。これ、まだ誰も気づいていないです」

小高は「とりあえず、シオカラトンボが塩辛いかどうかをまず研究者は確かめて欲しいな~」と反論。

つボイ「シオカラトンボはなんで『シオカラ』とついているのですか。それは塩辛になるからです」

小高「ホントかな~」

つボイは最後、「信じる信じないはあなた次第」と、「都市伝説」の語り部、関暁夫さんのことばで煙に巻きました。
 

本当の名前の由来

当然、つボイの塩辛説には異論がたくさん届きました。

つボイは「私の説に逆らうような人がいっぱいいます」と、不服そうにしますが…。

「シオカラトンボのオスが成熟するにつれて体が黒くなり、灰白色の粉に覆われてくる。これを塩に見立てたのでシオカラトンボと名付けたのです」(Cさんほか多数)

このまっとうなおたよりに、つボイは「たくさんの方からご指摘をいただきました」と神妙に締めました。
(みず)
 
つボイノリオの聞けば聞くほど
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2019年02月12日10時02分~抜粋

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