みんな、兼高かおるさんを通して世界を観ていた。

つボイノリオの聞けば聞くほど / カルチャー

1月5日、旅行ジャーナリストの兼高かおるさんが、自宅で心不全のため死去されました。
この訃報は9日に伝えられ、翌10日放送の『つボイノリオの聞けば聞くほど』には、兼高さんを偲ぶ多数のおたよりが寄せられました。

つボイノリオも小さい頃、海外紀行番組『兼高かおる世界の旅』(TBS系)を見ていた世代。なつかしい話に小高直子アナウンサーも聞き入ります。

31年続いた『兼高かおる世界の旅』

『兼高かおる世界の旅』のテーマ曲である「80日間世界一周」の音楽にのせて、兼高さんにまつわる様々な思い出が紹介されました。

「日曜の朝は、CBCテレビで『どんぐり音楽会』、その後『兼高かおる世界の旅』を見るのが楽しみでした」(Aさん)

「兼高さんは、海外リポート番組の草分け。『兼高かおる世界の旅』の案内役として31年間、150カ国を回った旅行ジャーナリストです」(Bさん)

つボイは「『聞けば』も長いなーと言っても25年」と振り返ります。

「その違いを言うならば、ラジオで25年の制作費の合計と、31年間世界を飛び回るテレビの制作費の比較というのは…」と、いつものようにつボイがお金の話にもっていくと、小高は「お金じゃないの!」とピシッとひと言。
 

憧れの人、兼高かおる

番組がスタートしたのは、日本人の海外旅行が自由化される前の1959年(昭和34年)。
海外が珍しかった当時、とても新鮮でした。
兼高さんはこの番組において、プロデューサー、ディレクター、レポーター、場合によってはカメラマンまでこなしていたそうです。

「いろんな国の外国の習慣、文化がわかって、特に幼い私はおいしそうな食べ物に毎回興味津々でした。いつかは海外旅行に行こうと思った憧れの方でした」(Cさん)

つボイは「スペインの画家ダリとかケネディ大統領、英国のチャールズ皇太子とも面会するわけです。
アポイントをとる、何を聞くか、この緊張感、いろいろあって、31年間毎週毎週です。
えらいもんやなぁ、どれだけの制作費やろう」と、話はやっぱり制作費に落ち着きます。
 

兼高かおるとつボイの共通点?

つボイは「本当にきれいで上品で、才色兼備というのはこういう人のためにあるのだなと思いましたね」と、しみじみ。

ところが、兼高かおるとつボイの共通点を挙げる人がいました。

「私が働きだした1970年代の終わり頃、先輩の女性の従業員たちが休憩時間に『兼高かおるがさー』『昨日の番組で…』と、そんな話題をしていました。

同じような話で申し訳ないですが、中学高校時代、僕らは『土曜天国』『今夜もシャララ』『のりのりだァ歌謡曲』が放送された翌日、『昨日のつボイがさー』といつもつボイさんの話をしていました。
つボイさんと兼高さんは似ているような存在です」(Dさん)

つボイ「内容が違いますね。『イタリアの街並みってきれいだね』と『つボイのシモネタって汚いよね』と」

影響力は似ているけど、その内容はまるで違います。
 

“才色兼備”と“大食元気”

「我々こどもの頃は、日曜日の朝に必ずと言っていいほど『兼高かおる世界の旅』を見てましたね」(Eさん)

つボイは「もう別世界でしたね。うちは共働きでしたから、日曜の朝はみんな両親も遅くまで寝てましたよ。せんべい布団の中から“世界”が見えるんですね。あの格差はなんやろうといことです」

兼高さんと小高アナを比べるこんなおたよりも。

「兼高さんが“才色兼備”なら、直ちゃんは“大食元気”ですよね」(Fさん)

小高は「いらんわー、そんなん」と言いますが、“大食元気”もいいものです。

つボイの世代にとって兼高さんは、こどものころ、日曜の朝に布団の中から見て憧れていた“世界”を紹介してくれた忘れられない人なのでした。
(みず)
この記事をradikoで聴く

2019年01月10日09時13分~抜粋

この記事をシェアする

あなたにオススメ

アーカイブ

同じカテゴリー

×