つボイノリオの聞けば聞くほど

2019年ゴールデンウィークの10連休に切実な「うれしくない」の声

朝朝日新聞が15、16日に実施した世論調査によれば、来春の大型連休(ゴールデンウィーク)が10連休になることについて『うれしい』が35パーセントだったのに対し、『うれしくない』は45パーセントだったそうです。

12月18日の『つボイノリオの聞けば聞くほど』には、この結果に対する意見が寄せられました。

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主婦はうれしくない?

「私もうれしくないです。休んでも遊びに使う資金も乏しい上に、休んだ分給料が減ってしまいます」(Aさん)

フリーの立場のつボイノリオは「日だてでもらっている人は、10日間休むと1カ月の月給が3分の1減りますね」と、心情がよくわかるようです。

ちなみにこの結果を男女で分けると、男性は「うれしい」43%と、「うれしくない」40%より少し多く、女性は過半数の51%が「うれしくない」と答え「うれしい」は28%にとどまったそうです。

これには小高直子アナが「わかるわ~」と実感がこもった声。

「ダンナに10日間も家でゴロゴロされていたらしんどいやないですか。
私の10連休は10連休やない、10日間ずっと働きづめになるという主婦業。やめて」
 

有給休暇取得率が最下位

連休とは別に有給休暇の調査結果も寄せられました。

「日本人の有給休暇取得率を19カ国で比較したところ、3年連続で最下位だったことが、旅行サイト、エクスペディア・ジャパンの調査で分かりました」(Bさん)

つボイ「そもそも日頃とれる有給休暇を日本はなかなか取らへん」

小高「なんか、日本人は有休をとることに罪悪感を感じてしまう」

つボイ「ちなみに有休を取るトップはフランス、ブラジル、スペイン、ドイツでいずれも100%です」

小高「そうは言いながら、10連休がきたら、いろんなところに遊びに行ったり、行った先が混んでる、連休ってそうだよね、なんでも高いよねと言いながら、それなりに楽しめるんじゃないかなと思いますけどね」

いつものGWと同じような光景になるのでしょうか。
 

こどもが問題?

「私は絶対にイヤです。10連休もあるなんてありえません。うちは旦那は仕事でいいですが、もうひとつの難点、ガキや!ただでさえ、冬休み夏休みと長い休みなのにGWに10日間も休みなんてありえません!」(Cさん)

小高「さっきの朝日新聞の世論調査ですけど、若年層ほど『うれしい』が多く、18歳から29歳は58パーセント。もっと若ければもっとうれしいでしょうね。こどもはうれしいんだ」

つボイ「女性がうれしくないという人が多かったのは、家事とかずっしりくる。
腹減った、お昼ご飯何?さっき朝ごはん片づけたばっかりなのにもう昼か!ということがあり、女性はちょっとなーという意見でしょうね」
 

切実な「困るんです」の声

切実な声も寄せられました。

「そんなことより困るんです。自営業なので銀行関係やら休み前後のあわただしさを考えると、ホントに迷惑以外ありません」(Dさん)

「10連休、うれしくないです。介護施設の仕事にはまったく関係ないです。
むしろ普段通りの利用者さんのご家族が旅行に行くから、泊まりで利用したいという方が増える。
スタッフはスタッフで小さいこどもをもつパートさんの休みを優先的に、みなで協力してがんばらないといけないです」(Eさん)

小高「お休みに増える需要に関係するお仕事の人たちはかえって忙しい」

つボイ「介護は待ったなしの仕事でしょう。国が定めた休みだからみんなで休みましょうとはいかない」
 

働き方改革のきっかけに

最後にリスナーからこんな提言もありました。

「10日間の休み現実的でないです。物流や小売業者なんか休めないでしょう。
有給休暇の取得に関しては罪悪感のみならず現実にまわらない企業、会社の仕組みも問題でしょうし、世代間格差も存在しています。
それより日にちをずらしたり、交替で休める仕組みが行き渡るような環境整備が必要ではないでしょうか」(Fさん)

つボイ「会社側ももっと人数を増やして交替で休めるようなシステム作りを本当はせないかん」

小高「働き方改革はそういったあたりを改革していくのが本来ですよね」

つボイは「有給の取り方、10連休のあり方を通じて働き方をもう一度考えてみる機会になるかもしれません」と、神妙にまとめました。

10連休について現実を反映したリアルなおたよりがたくさん届きました。
(みず)
 
つボイノリオの聞けば聞くほど
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2018年12月18日09時30分~抜粋

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