死んでしまった相方に…アンデスの人類からカブトムシまで共通する"性"とは?

つボイノリオの聞けば聞くほど / カルチャー

これからの時期、冬に向かって動きが鈍くなってくる昆虫ですが、昆虫に関する日常の逸話は鈍りません。

11月26日の『つボイノリオの聞けば聞くほど』「虫のコーナー」では、虫は虫でも貴重なトピックスからスタートします。

高山にいた最古のカップル

「岐阜県高山市の山の中で、4億2500万年前後のシルル期後期の岩石から、日本で最古とみられるオスメスカップルの化石が見つかりました。
発見したのは金沢大学で、見つかったのは貝形虫と言い、二枚貝のような形をしたエビやカニの仲間なんだそうです」(Aさん)

「"シルル期"を知らんから前期も後期もなんやわからへん」とつボイノリオ。

「見つかった貝形虫20個体を調べたところ、オスメスが混在していることが確認されました。貝形虫は日本周辺の海域にも生息しているそうです。金沢大学は少なくとも日本では今回が最古のカップルではないかとしています」(Aさん)

「日本最古のカップルは貝形虫で高山にいたんや。そっから発展していろいろと今のカップルがあるわけや」と考察するつボイ。
 

貝なのに虫?

「オスメス混在をなぜカップルと定義したのか、正直わかりません。これは新種の化石ということから、ラテン語で結婚の女神を表すフリッガを名前に入れ、クリンティエラ・アンチフリッガと名付けられました。
ちなみにクリンティエラ・アンチフリッガの意味はわかりません」(Aさん)

「フリッガが結婚の女神。アンチって反対っていう意味と違うの?なんでアンチがここに出てくるのや」と首をかしげるつボイ。

小高直子アナは「それよりもこのコーナーは虫のコーナーですけど、エビ・カニの仲間って虫なんでしょうかね?」と指摘。
これに対し「なんでも虫や。江戸時代はヘビでも"生虫"と言ってたもん。虫の範囲は今よりも広いです」と答えるつボイ。

つボイ「それよりも皆さん気がつきませんか?貝形虫はエビ・カニの仲間。高山は昔、海やったいうことです。
だから皆さんもタイムマシーンで過去に行った時も、今のまんまの場所ではアカンわけですよ。高山市上三之町にいても海がバーッとあるわけです」

タイムマシーン使用上の注意を促し、不慮の事故を防ごうとするつボイです。
 

人と貝形虫の出会いを再現

このつボイの指摘に対して、持論を展開しはじめる小高。

小高「エビ・カニの仲間だから海におった、というのは現代人の考え方で、エビ・カニがもともと陸におって、進化とともに海に入っていったかもしれないじゃないですか?」

つボイ「貝形虫ははじめ陸におって、クジラのように陸から海に行ったということは人と貝形虫はどっかで交差してるんです。
貝形虫『あんた、どこ行くの?』
人『私、陸の方。あんたは?』
貝形虫『海の方』
ずーっとこうやって生物は…」

「この番組で学術的な話を目指してもダメな気がした」とつボイの話を遮る小高。
「この後は学術的な話になりますよ」次のおたよりを紹介するつボイ。
 

悲しいオスの性

「何やら昔々の文明で死亡の方と致すお話を小耳に挟み、虫についてあることを思い出しました」(Bさん)

名古屋市博物館で12月2日まで開催中の『古代アンデス文明展』について、この番組である人形が話題になりました。
その人形とは、亡くなった男性ともう一度頑張ろうと励んでいる女性を表現したもの。つボイが数々の展示品の中で最もお気に入りだとか。

「夏の終わり、カブトムシも寿命を迎え、一匹ずつ死んでいきます。で、メスは死んじゃっているのに、オスは必死になって全身を震わせながら致しているんです」(Bさん)

つボイ「逆の場合や」

「メスは死んじゃっているのにオスは必死になって全身を震わせながら致しているんです。オスの悲しい性を哀れに感じました。頭が取れちゃってるメスですよ。オスカブトよ、あんた、気付かんの?」(Bさん)

「オスにとっては上半身は関係ないからね。下半身だけに興味がありますから」とオスカブトムシの気持ちを解説するつボイです。
 

中日新聞に物申す

先ほど触れた『古代アンデス文明展』についてのおたよりです。

「夕刊に紹介されておりました。いくつかの展示品の写真もありました。が、なんということでしょう。一番の目玉の品、死んだ男とエッチする女の像が載ってないんです」(Cさん)

小高「『古代アンデス文明展』では、それを一押ししているわけではないですよ」

つボイ「あれは大事なものですよ。エジプトでもギリシャでもあんな像は出て来てないです。お皿や壺なんてどこの文明でも出てくるわ」

小高「あそこの文明は、死んだ人は第二の人生を生きているということで、死んだ人も生きている人と同様に扱って一緒に暮らしていく生活です」

つボイ「ある意味ではエジプトだってそういうことですよね。ファラオは生き返るかもわからへん。そのためのミイラです。そんなエジプトでも、あんな像は作らへんのですよ。だから私はイチ押しなんです」

つボイは、わかるようなわからないような熱意を持って語ります。

「カブトムシの世界はオスが生きててメスが(死んでいる)。人間は逆で、女性がやろうとしてる。そこに困難なことに立ち向かうインカの女性の姿が見て取れますよね」

さすが「インカ帝国の成立」というアカデミックな曲を自作するつボイノリオ。
すべての生ける者の定めを悟ったようです。
(尾関)
 
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2018年11月26日10時02分~抜粋

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