つボイノリオの聞けば聞くほど

クイーンがつボイノリオに与えた音楽的影響?

伝説のバンド「クイーン」のボーカル、フレディ・マーキュリーを描いた映画『ボヘミアン・ラプソディ』が公開中です。
11月15日の『つボイノリオの聞けば聞くほど』では、つボイのクイーンへの深い思い入れが明かされます。

また、リスナーからの映画の感想もたくさん寄せられました。ロックへのつボイの熱い想いに小高直子アナウンサーも引き込まれますが、その最後は…

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絶賛!『ボヘミアン・ラプソディ』

つボイは『ボヘミアン・ラプソディ』をなんとか都合をあわせて試写会で見て、とてもよかったそうです。

小高が「すでに公開されましたが、各所でめちゃめちゃ話題になっていますよ」、ということで、感想もたくさん届いています。

「『ボヘミアン・ラプソディ』を主人と見てきました。主人は大学生の時からクイーンが大好きだったので、感情移入して後半30分は涙ぼろぼろでした」(Aさん)

つボイ「本当に涙出てくる」

「彼の生きざまを見て哀しくなったのでしょうね。哀しいと感動の涙です。帰ってから早速アリーナライブのDVDをポチってました」(Aさん)

つボイ「みんな同じ感想です。最後の方が違うだけで。どう違うか、帰ってからお兄ちゃんの持っているCDを聴きました、借りたとか、買ったとか」

「途中つらい場面もありますが、それがクライマックスのライブ映像で完全に昇華されていました。まさに当時ライブ映像に参加して記憶がよみがえるかのごとくです」(Bさん)

つボイ「映画を見ていたら、あの広大なライブ会場に自分がいるように、俺はクイーンを見たという気持ちになれるくらいの臨場感、一体感です」
 

なつかしい録音風景

「昨日映画を見てきました。メンバーの4人は本物そっくり。よく集められたものです。衣装や髪型の変化も時代に忠実でした。それにしても知ってる曲ばかりでした」(Cさん)

つボイ「私が懐かしかったのは、スタジオの様子がクイーンの時代のスタジオなんです。
今はデジタルですが、当時は針が動くメーターが並んでいて、しかもオープンリールテープの録音です。僕としてもなつかしいスタジオです」

そうでした、つボイも立派な?アーティストです。

「主役の俳優さんフレディそのものでしたね。ものまねでなく、乗り移っていましたね。本人かと思うほどでした」(Dさん)

「見終わってからずっとクイーンの曲が頭の中に流れ続けています」(Eさん)

つボイ「私はみなさんのおたよりを読んで肯定しているだけです。そうや、そうや、その通りや」
 

クイーンへの特別な思い入れ

小高「クイーンの世代の洋楽を知らない人たちも楽しめる映画ですか?」

つボイ「それはわからんな、人それぞれだから。特に僕らはロック好きですから」

つボイは意外なクイーンとのつながりを話します。

「私は今しゃべりを生業にしていますが、洋楽宣伝のプロモーターになろうとしていた人間です。ワーナーパイオニアはツェッペリン、ディープパープルとかすごいロックの殿堂みたいなレーベルで、そこに入る予定でした。

なぜかというと、私の友だちがいち早くワーナーパイオニア本社でレコード制作の洋楽制作担当をしていた。その人の推薦で、名古屋につボイという大変ロックに造詣の深い奴がいる、と言われて入ることになっていた。
その時にラジオ番組『ミッドナイト東海』の声があって、私はそっちに釣られていってしまって、クビになってしまった。

実はワーナーに声をかけてくれた人の一番大きな仕事はクイーンのレコードの日本の制作担当やった。
だから僕はクイーンはそいつからよく聞いていました。『今度、すっごいバンドが日本で発売される』。いち早くクイーンの音楽を聴いていた人間です。
その時からこれはすごいと。私はクイーンにそんな特別な思い入れがあります」
 

ラジオから学んだロック

つボイ「クイーンに『レディオ・ガ・ガ』がという曲があり、これはレディー・ガガの名前の由来になった曲です。
僕たちはラジオからいろんなことを学んだ。彼が一番学んだことは音楽だったと思います。ラジオの雑音の中で音楽を聴いて、あそこまで自分を高めていったのか、ということで『レディオ・ガ・ガ』は特別な曲です。

ポールの生き方にも影響を受けた、フレディ・マーキュリーにも。僕らの先生はロックやったな。
僕の人格とか考え方、思想はロックに違いない、内田裕也さんみたいなこと言ってますけど」

小高「69じゃなくて?」

つボイ「ロックなんですよ。みなさん、興味のない方も一度行って感想をきかせてください」

小高の「69ふり」の流れにのらず、ロックを貫くつボイでした。
 

クイーンのつボイへの音楽的影響?

これに対するリアクションのおたよりがありました。

「小高さん、楽しめますよ。全然クイーン知りませんでしたが、曲は耳の記憶がありました。ストーリー的にはジェンダーの部分が理解しがたかったですが、ミュージックシーンは圧巻でした」(Fさん)

「世に出る前のクイーンを聴いたつボイさん。それが反映されてますかね」(Gさん)

小高の「つボイさんのアーティストとしてのマインドに影響があるのかどうかですね」の問いに、つボイは「もちろん、あるでしょう」。

思わず吹き出しそうになり、鼻を鳴らしてしまう小高でした。
 

「つボイさんの偉大さを感じる」

そのクイーンの影響を受けた(かもしれない)つボイの曲のエピソードのおたよりです。

「『インカ帝国の成立』は何度か聴いたことがあったので、カラオケで歌いました。
膝から崩れ落ちて歌うことができなくなり、カラオケで涙を流して笑ったの初めてです。

最初は恥ずかしかったですが、慣れてくるとまんざら恥じることもないだろうと思い、変わっていく自分が見えてくるんです。最後には堂々と歌い上げることができました」(Hさん・30代、女性)

つボイ「あのライブ映像の時のフレディですよね」

「改めてつボイさんの偉大さを感じることができました」とHさんのおたよりは締められていました。

つボイ「そういうわけでクイーンから得たものがこういう形で昇華されているわけですね」

小高「単にくだらなすぎて笑えたという話じゃないですか?」

つボイ「身もふたもないこと言わんでいいですよ」

クイーンの話に熱が入りましたが、この日の放送は、ボジョレー・ヌーヴォー解禁から「ぼぼぬれ女房」というペンネーム、山下清のものまねまで、つボイの舌は絶好調。まとめると「100年に一度、こんなの初めて」(Iさん)だそうです。
(みず)
 
つボイノリオの聞けば聞くほど
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2018年11月15日11時07分~抜粋

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