『つボイノリオの聞けば聞くほど』、9月5日の放送は前日に名古屋圏を襲った台風21号についてのおたよりがたくさん寄せられました。
強風などの直接的な被害もありましたが、このエリアでは中でも停電で困った方が多かったようです。
「もし自分だったら…」と考えながら読むと、たくさんのヒントがあるように思います。つボイノリオと小高直子アナが紹介します。
停電にもめげない
「現在(7時17分)も停電中。4時30分に起きて近くの温泉施設に行ってきました。
ガス、水道は大丈夫なので、昨日お風呂に入ろうとしたらスイッチが入りません。そうでした、スイッチは電気でした。
いったん諦めましたが、顔を洗っていたら、水でもいけるかもと気合を入れ、水シャワーをしました。少し冷たかったけど大丈夫でした。ただ今、更年期真っただ中なのが幸いしました!」(四日市市・Aさん)
つボイ「普段とは体温が違いますので、水でもよかったんですね」
「私の嫁さんは看護師で夕方から準夜勤。台風がピークの時の出勤なので、私が運転して病院に送っていきました」(Bさん)
小高「医療関係の方は大変。休めないですね」
Bさんのおたよりは続きます。
「看板、トタン、瓦、ゴミ箱やら道に散乱していて、信号も停電のため消えていました。無事送り届けて帰宅すると、間もなく我が家の電気も消えて停電。今夜10過ぎですが停電状態です」(Bさん)
自分も大変な時に、人のために働く人は尊いです。
停電でもサバイバルの知恵
「スーパーもコンビニも閉店しており、少しでも被災したことを実感し、怖くなりました。備えあれば憂いなしですね」(Cさん)
つボイ「停電するとスーパーもコンビニもやってられません」
小高「冷蔵庫も全部止まりますからね」
普段当たり前にあるものがないと、愕然としますよね。
「愛知県は広範囲での停電のアナウンスがありました。会社から帰ろうとしたら停電した地域があると聞き、中部電力のwebサイトを調べてみたら自宅も停電エリアに。
帰ってもいかんともしがたいので、仕方なく電気が止まっていない会社で残業してから帰りました。自宅に帰るとうちは停電してない模様。無駄に石橋を叩いた感じですが、とりあえずひと安心しました」(Dさん)
中部電力のwebサイトで停電地区を調べることができます。100%詳細に正確に、とはいかないかもしれませんが。
「昨日15時に停電。夜中に復旧して、朝には大丈夫だろうと思って、スマホ、予備のバッテリーをコンセントに差し込みました。が、いまだ復旧しておらず(朝5時47分)、車を走らせながら充電しています」(津市・Eさん)
つボイ「車で充電できるのはいいですね」
東日本大震災の際も、大規模な停電の中で、クルマでの充電で携帯電話を切らさないようにしたという被災者が多かったようです。
「Twitterで水を入れたペットボトルを電灯で下から照らすと簡易ランタンになると知り、早速チャレンジしたらめっちゃ明るかったです」(Fさん)
つボイ「これは覚えておくといいかもしれません」
ラジオと氷の冷蔵庫の生活?
「停電になると、電池で聞けるラジオは本当にありがたい。昨日はまさにラジオ三昧でした。そして8時半に電気が復旧しました」(豊橋市・Gさん)
「昨日の14時半からずっと停電していて、冷蔵庫と冷凍ストッカーがやばいです。冷蔵庫の製氷にはかろうじて氷が残っていますが、そろそろ限界です。
こんな長い停電は何十年ぶりかです。唯一私の趣味で集めた6台のラジオだけが元気に鳴っております。スマホもいつまでもつやら…」(三重県南伊勢町・Hさん)
小高は「冷凍庫も停電すると冷気が出るから開けない方がいいですよね。だけど、気になって開けたくなります」
日頃から、保冷剤を入れておくという方法も紹介されていました。
そこにつボイが提案します。
「近所のコンビニが開いていれば、そこで氷を買って入れておくというのは。
昔の冷蔵庫は、朝、氷屋さんが氷を持ってきて入れて、一日それが小さくなって、また次の朝氷屋さんが入れてくれる。私の小さい頃、冷蔵庫は氷が小さくなっていくものだと思っていた」
小高「停電すると、電気は便利でありがたいと思いますね。作業員の方が一生懸命、今、復旧作業をやってくれていると思います」
奇しくも放送翌日の9月6日未明には、震度7を記録した北海道胆振東部地震が発生。全道停電という未曽有の被害が起こりました。7日午前6時の時点でも、大半の地域でいまだ回復していません。
いつの間にか、電気の便利さの上に成り立った生活になってしまいました。
今回無事だった方も、停電時を想定して、電気がなくても多少の期間は耐えられるように準備をしておていた方がよさそうです。
番組を聴いて…
「電気がないと不便で気持ちもイライラ感が出てきたりして。そんなときは充電と録音機能のついたラジオで『聞けば』を聴いて、気持ちを落ち着かせました」(Iさん)
電気がない中、携帯電話を使い続けるのは不安なもの。
乾電池で動くポータブルラジオなら地域情報を知り、なおかつ慣れ親しんだパーソナリティの声で気分を和らげることもできます。
最後に「ありがとうございます」とつボイ。
「いろいろな方からいろいろなおたよりをいただきましたが、まぁ大変な被害だったという感想でございます」
改めて、台風と地震の被害に遭われた皆様に心よりお見舞い申し上げますとともに、1日も早い復旧をお祈り申し上げます。
(みず)
つボイノリオの聞けば聞くほど
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2018年09月05日09時23分~抜粋