つボイノリオの聞けば聞くほど

飛行機内で女性がパンツを乾かしたら迷惑?嬉しい?

パンツにはそれを履く人々、あるいはそれを見た人々のドラマや思いが込められています。

8月28日『つボイノリオの聞けば聞くほど』「パンツのコーナー」、今回も様々な人間模様とパンツに関するおたよりが寄せられました。

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機内でパンツを乾かす人

「ウラル航空のトルコのアンタルヤ発モスクワ行きの便で、女性がフライト中に、エアコンの風をドライヤー代わりにしてパンツを乾かしていたそうです。
衛生的に良くないし周りの乗客も嫌ですよね。最低限マナーを守って公共交通機関を利用したいです」(Aさん)

同じ内容のおたよりが他にも2人のリスナーから寄せられていました。

「これ、SNSに載ってるらしいです。このリスナーさんによると、こどものパンツかどうかもわからん、白いパンツだったそうです」とつボイ。

調べてみると、座席の上部にある空調の風でパンツを乾かしている女性を後ろから撮った動画がありました。
濃いピンクの服を着た女性の後ろ頭、顔も年齢もわからないところが、いろいろと掻き立てられます。
頭上に伸ばされた両手の先には黒で縁取られた白いパンツが…。

「風が上から出てくるから、上に掲げる。もう後ろの方の席の人なんか何してんのやろ?いうことですわ」と言うつボイですが、まさにその通りで、動画撮影者によれば、「訝しげに見ていたが誰も何も言わなかった」んだそうです。

その空気、迷惑か喜びか?

「これがパンツの文化でよかった。昔の日本だと褌しかなかったですからね。褌は六尺。あれを乾かしますとフワーっと後ろの方までなびいちゃう。褌じゃなくてよかったですよね」とつボイ。

話がそれかけますがパンツに戻します。

「これは、こどものパンツか?この方自身のやつか?この方自身のなら、この人の人間力で非難が大きかったり小さかったり。また非難ではなく喜びに変わったりするということもあります」と独自の理論を展開するつボイ。

「エアコンの風でパンツを乾かすということは、パンツの水分が後ろに飛ぶわけです。後ろの席の人達はパンツを通った空気を吸わないかんわけですよ」と言う小高に、「だから乾かしとる人の人間力によって、それが罪になるのか?ならへんのか?いう話をしとるんじゃないですか!」とつボイは言い張ります。

小高「罪になる、ならないじゃなくて、迷惑だからね」
つボイ「それが迷惑と思わん人もおるんですよ」

何にでもニーズはある

「私はパンツの線が見えるのが嫌で、Tバックを履いております」(Bさん)
「ええことやないですか」とすかさず反応するつボイ。

「男友達に話すと、Tバックも良いけど、パンツの線が見えてパンツからはみ出るお肉がまたエロくていいと言ってました」(Bさん)

「どういうお友だちですか?こういうことが話せるってよろしいですよね。はみ出ているお肉が、と言うと…」と自分のことを話し出すつボイ。

例えば"この夏は痩せましょう"と痩せる薬やサプリの宣伝の写真で、ブラジャー姿の女性の背中を写したものがあります。
背中の肉をブラジャーがぐっと締め付けて、肉が上と下にモコモコっとなってる、その姿が好きだと言うつボイです。

「私、あれ痩せんでも悪いと思わへんのです。あの姿好きなんです。あれはニーズがある。この人のパンツからはみ出た肉にもニーズある。なんでもニーズがあるんですね」としみじみ言うつボイでした。

何かがおかしい親子

次は男性からのおたよりです。

「先日、洗濯物をたたむ手伝いをしていたときのことです。長女のパンツを見たら横のレースの部分がボロボロになっておりました。本人はこのくらいが柔らかくて穿き心地が良いと言うんです。

そこで、もし急病で病院に運ばれて下着を見られた時、ボロボロのパンツと紐パンのどっちが恥ずかしいかを聞いたら、なんと娘は、そりゃあ紐パンの方が恥ずかしいと言ったんです。私はボロボロの方が恥ずかしいと思うんですけど、どう思われますか?」(Cさん)

「提示した二択がまずおかしくない?」と首をかしげる小高。
しかも年ごろの娘とお父さんの会話でありながら、お父さんが娘の下着を畳みながらというシチュエーション。そもそもの始まりがちょっと普通ではありません。

小高「何かがちょっとずつおかしい。選択肢に普通のパンツも入れといて」
つボイ「ホントやわな」

透明なパンツ?

「起業して透明なパンツを売り出した大学生…」とつボイがおたよりを読み始めるや否や、「透明なパンツ?今、シースルーちょっと流行ってますからね。カバンとか透明なのが」と言う小高。

「ということは、このリスナーと同じ感覚であなたも聞いてるわけです」とつボイ。
おたよりに戻ります。

「私もついにパンツも透明になったのか。つボイさんに教えなきゃと一生懸命読んでいたら、パンツが透明ではなく、パンツの製造工程が透明。つまり1枚ずつミシン縫製する動画がついて男性用が3,500円、これまでに数百枚売れたそうです」(Dさん)

パンツが透明ではなくパンツを作る工程を透明にして皆さん方に見ていただこうと、いうことでした。

小高「透明化ということね」
つボイ「そういうことです」

やはり人間力による?

「企業した慶大生の二人は、製造工程を全部動画で伝えて、社会や自然に配慮したエシカルファッションをやりたかったそうであります。私のように新聞の見出しに食いついたリスナーさんは他にもいると思います。期待した私には面白くもなんともありませんでした」

つボイ「ホントはすごく良い視点で作ってるんですけども」
小高「でも、本当に透明パンツができたら売れるかしら?見えちゃう」
つボイ「人間力によります」

それでいいんです

「エシカルファッションといえば倫理的ファッションということ。この二人はファッションでもいろんなことを考えたいということですね。ポール・マッカートニーの娘さんが立ち上げてるブランドは、ちょうど、こういったスタンスです」とつボイは解説します。

例えばTシャツ。染色などで必要な水、原料の綿花を育てる時の農薬、輸送のために使う燃料などがどれだけ必要か、今私たちが気楽に着ているファッションの裏側には様々な力と状況があることを意識しよう、というようなことがファッション業界ではあるそうです。

「こちらの慶大生も、きちんと作っておりますよと透明にすることによって、自分たちの気持ちをファッションに表したということらしいです」と言うつボイノリオでした。

小高「透明なパンツができるの?って言ってる私たちは全然アカンですね」
つボイ「全然アカンけど、それでいいんです」

透明パンツにこだわる小高ですが、製造工程が透明な透明パンツができれば誰もが納得でしょう。
(尾関)
つボイノリオの聞けば聞くほど
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2018年08月28日10時02分~抜粋

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