つボイノリオの聞けば聞くほど

ネット騒然!?高嶋ちさ子さんに「ふざけるな」とdisられた楽曲

ヴァイオリニストの高嶋ちさ子さんが自身のツイッターで、ある楽曲についてのエピソードを披露して話題となっています。

その楽曲が名古屋のCBCラジオの長寿番組『つボイノリオの聞けば聞くほど』のメインパーソナリティ、つボイノリオの楽曲だったからさあ大変。
高嶋さんがつボイ楽曲について言及するとは、いったい何が起こったのでしょうか。

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「金太の大冒険」とは

番組のコーナー「トーマスの箱」では、毎回ある楽曲を流しながら、それにまつわるニュースやリスナーからのメッセージを紹介するのですが、今回は、つボイノリオの楽曲である「金太の大冒険」が流れました。

ご存知ない方に説明しておくと「金太の大冒険」は、つボイノリオがミュージシャンとして1975年(昭和50年)に発表した楽曲です。

レコーディングには、日本初の本格的プログレッシヴ・ロックバンドと言われる四人囃子の森園勝敏さんと岡井大二さんが参加しています。
憶えやすいシンプルなメロディで、4分半ほどの長さにも関わらず間奏もなく10番まで延々と続く、という大変珍しい構成の楽曲です。

ところが時代が追い付けなかったのか、その歌詞が物議を醸し、発売後間もなく日本民間放送連盟により要注意歌謡曲の指定を受け、放送では流れなくなります。

それにも関わらず、時代を超えて全国の小中学生の間で流行し、発売から40年を超えた今もなお歌い継がれている、もはや古典とも言える楽曲なのです。

なお現在では要注意歌謡曲指定は制度そのものが消滅しており、どの放送でも自由にかけることが可能です。
『つボイノリオの聞けば聞くほど』では、放送できなかった期間の分、さらに全国の放送局で流れるはずだった分まで、繰り返し放送されています。

誰だよこれ作ったやつ

この日の「トーマスの箱」では、リスナーのおたよりにより、この「金太の大冒険」が最近ネット上で話題になったことが紹介されました。

その書き出しは、つボイに対して「ヴァイオリニストの高嶋ちさ子さんからクレームが来ています」という衝撃的なものでした。

高嶋さんは、8月19日にTwitterで以下のような言及をしていました。

"素晴らしいロッキー山脈の景色を見てるのにBGMは次男が歌う「キンタの大冒険」本当にふざけるな!と何度怒ってもやめず、挙句「お願いだから歌わせてくれ」と懇願され、ドリル毎日10枚やるならと言ったら、「やる」と。どんだけ歌いたいんだよ。ばか。っていうか誰だよこれ作ったやつ。"
(原文ママ)
 

子育てに厳しい母に「歌わせてくれ」

このおたよりを紹介した「これ作ったやつ」に対して、パートナーの小高直子アナウンサーが語り掛けます。

「高嶋ちさ子さんは、ものすごく子育てに厳しい人として有名な方ですよね?」

それに対して答える「これ作ったやつ」。

つボイ「息子のゲーム機をバキバキ割って捨てた人でしょう?」

小高「その厳しさをものともせず『歌わせてくれ』と言うこどもの信念、すごいね」

発売から43年、高名なヴァイオリニストのご子息の魂を今なお揺さぶるほどの楽曲。
いったい「金太の大冒険」の何がそうさせるのでしょうか。
つボイは「息子さん、すごい優秀だと思いますよ」と感心。

「私の『インカ帝国の成立』も今度教えたいです。インカはアンデスの山、今回はロッキー山脈を見ながら『金太』を歌ったという。これ両方とも環太平洋造山帯です」

「インカ帝国の成立」は、インカ帝国の初代皇帝の数奇な運命を歌い上げた、つボイノリオの21世紀の作品ですが、詳細はここでは省略します。

そして、つボイはあることを思いつきます。

「俺、息子さんにCD送ったろうかな。親宛てだと親が開けて『なんやこれ』となるから、直接次男さん宛てに『親展』で」

もし、高嶋さんが「インカ帝国の成立」を聴いたら、CDどころかつボイ自身がバキバキに折られても文句は言えませんね。
(みず)
つボイノリオの聞けば聞くほど
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2018年08月20日10時13分~抜粋

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