つボイノリオの聞けば聞くほど

クイーンのブライアン・メイがJAXA探査機「はやぶさ2」を讃えた理由

『つボイノリオの聞けば聞くほど』の「トーマスの箱」では音楽にまつわる話題を取り上げています。

6月27日放送で紹介した楽曲はクイーンの「フラッシュのテーマ」、映画『フラッシュ・ゴードン』の主題歌です。

ところが今回の話題はJAXAの探査機「はやぶさ2」について。
英ロックバンドのクイーンと「はやぶさ2」、いったいどういう関わりがあるのでしょうか。

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「はやぶさ2」がリュウグウに到着

27日の中日新聞ニュースによると「2014年に打ち上げられた宇宙航空研究開発機構(JAXA)の探査機『はやぶさ2』は3年半をかけて、小惑星リュウグウ近くの目的地に今日到着。表面の形状などを調べ、今年の秋にも着陸して岩石を採取する計画」とのことです。

これについておたよりが届いています。

「クイーンのギタリストであり、天文学者でもあるブライアン・メイさんは…」(Aさん)

この書き出しに、つボイノリオもびっくり。

「私もクイーンは知ってますが、ブライアン・メイは天文学者だったんだ!」

Aさんのおたよりは続きます。

「はやぶさ2チームのツイッターアカウントへ『いい写真だ、みなさんおめでとう』と祝意のコメントを投稿しました。さらにメイさんは『世界の立体視オタクの代表として10分違いで撮影した画像を見せてくれないか』と注文。2枚の画像はリュウグウをとらえる角度がわずかにずれるため、並べてみると3D画像が楽しめると指摘しています。
メイさんに対して、JAXAは『適切な画像の準備を試みます』と返答。

メイさんは、クイーンの世界的成功の後に博士論文を提出して、2007年にインペリアル・カレッジ・ロンドンから天文学の博士号を取得しています」(Aさん)

この後、JAXAが送った画像をもとに、ブライアン・メイさんが自作したリュウグウの「立体視(3D)画像」が届き、それはツイッターの「はやぶさ2」のアカウント上で見ることができます。元の画像より凹凸がはっきりとしていてクレーターや岩が立体的に見えますよ。

「デス・スター」みたい?

他にもリュウグウの画像を見たリスナーからの感想も届いています。

「『はやぶさ2』の小惑星リュウグウの映像、ソロバンの玉とか『スター・ウォーズ』の宇宙要塞『デス・スター』みたいな感じですね」(Bさん)

小高アナウンサーも「丸じゃなくて、ちょうどソロバンのコマみたいですね」と感想を。

ちょっと不思議な形で、表面の凹凸が確かに『スター・ウォーズ』に登場しそうです。32億キロの彼方にあるそうですが、科学的なことがわからなくても、なんだかわくわくします。

今回は燃え尽き…ません

「はやぶさ2」についての情報を寄せてくれた方もいます。

「『はやぶさ2』は2014年12月に種子島宇宙センターから打ち上げられ、先代の『はやぶさ』同様小惑星をめざしていて、到着後はおよそ1年半リュウグウのそばに留まって、3回の着陸、試料採取、小型探査機の投下などの観測を実施するそうです。そして、19年末ごろにリュウグウを離れて20年末に地球に帰還して、採取した試料を納めたカプセルを分離、大気圏内の突入をさせる予定だそうです」(Cさん)

つボイ「これは科学的な話ですが、リュウグウなのでカプセルは“玉手箱”と命名して欲しいです」
小高「開けたらえらいことになりますよ」

「初代(はやぶさ)と違って地球に帰還する際、『僕がんばったよ』と言いながら大気圏に突入して燃え尽きる予定はありません」(Dさん)

つボイ「あのときは擬人化して、ようがんばったのに、いま燃え尽きてるな、とちょっと泣けましたね。今回そういうことにはならないような形をとるらしいです」

確かに、あのときはみんなで「はやぶさ」が使命を果たし地球に帰還できたことを喜びあいました。映画も3、4作、作られましたね。

つボイは最後に「ブライアン・メイのことを書いていただいたり、『スター・ウォーズ』の『デス・スター』みたい、いや『ガンダム』の『ソロモン』だ、という声が上がっています。天文学に興味の人ではない、SFファン、アニメファン、あるいはロックファンも興味を持って、今、非常に話題が広がっています」と、締めました。
(みず)
つボイノリオの聞けば聞くほど
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2018年06月27日10時14分~抜粋

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