つボイノリオは現代のシェイクスピア?

つボイノリオの聞けば聞くほど / トーク

6月15日の『つボイノリオの聞けば聞くほど』「トーマスの箱」のコーナーでは、今月10日にCBCホール(名古屋市中区)で行われた「輝け!大・金太まつり」で演奏を披露した海藻姉妹について、リスナーからの感想が取り上げられました。

好評だったことは、大変いいことなのですが、まつりの主役であるつボイノリオとしてはどうも複雑な心境のようでございます。

海藻姉妹の名演奏

「輝け!大・金太まつり」では、わかめ・こんぶ・めかぶの3人からなるユニット、海藻姉妹が、つボイノリオの迷作「金太の大冒険」をアレンジして、素敵な演奏を繰り広げました。

「海藻姉妹の『金太の大冒険』の変奏曲は聞いていて鳥肌が立ちました。すごかったです。思わずCD買いました」(Aさん)

「海藻姉妹の『金太の大冒険』はいいですね、目を閉じて聴いていたら、夕日をバックに金太が帰っていくシーンが浮かんできました。やる人次第でこうも変わるのですねぇ。ちなみにつボイさんがやるオリジナルバージョンは金太があちこち迷走しながら、いろいろトラブルに巻き込まれ、ドタバタするシーンが浮かんできました」(Bさん)

小高直子アナウンサーは多数のリクエストを受け、「今回、もう1回演奏をお聞きください」と、当日の海藻姉妹の演奏の生音源を流しました。

それは、「え、今『聞けば聞くほど』の放送中?」と思うような、清らかで、心地よいひとときでした。

小高アナも「途中、自然に手拍子が湧きましたね。なんかモーツァルトですか、バッハですか、という感じですが、『金太の大冒険』ですよ」と絶賛します。

シェイクスピアと同じ?

ところが、これにつボイは少し複雑な心境だったようで…。

つボイ「いろんな感想があると思いますけど、劇作家のつかこうへいさんのことを思い出します。つかさんが『シェイクスピアをやる時は緊張する。シェイクスピアをやって、全然よくなかったねと言われた時に、いや原作が大したことないもんで、とは言えない』と言っておられた。同じことです」

つボイは「原作がいいから演奏はよくて当然、さぞや海藻姉妹も緊張したでしょうね」と言いたいのでしょうか?
心情を察するに「海藻姉妹ばかりほめないで、僕をほめて、僕が作った曲だよ!」ということでしょうね。

しかし、これに真っ向から反論する小高アナ。

「あの原作がここまでくる?変奏曲ですから、『金太の大冒険』のフレーズがどんどん変化するという面白み、すごいですね」

あくまでも海藻姉妹のお手柄と称えます。

つボイの「すごいかー、やっぱりね」に、小高アナは、あくまでも「海藻姉妹ですよ、すごいのは」念を押します。

歌唱法の問題

小高アナは厳しいですが、確かにつボイの「金太の大冒険」は名曲(迷曲)です。きっと海藻姉妹も変奏のしがいがあったことでしょう。
ただ、こんなおたよりも届いています。

「つボイさんのミニステージ、生で『インカ帝国の成立』を聞けてうれしかったです。でも、フェードアウト部分を間違えてしまったとき、舞台袖の海藻姉妹のめかぶさんが大笑いしていたのを私は見逃しませんでした。世界的なミュージシャンを笑わせる歌唱法はさすがです」(Aさん)

これを受け、つボイは「これ、ほめとる、私のことを」。

はい、リスナーのつっこみも、自分をほめていると解釈できるのはさすがです。
人はいくつになってもほめられたいもののようであります。
(みず)
この記事をradikoで聴く

2018年06月15日10時13分~抜粋

この記事をシェアする

あなたにオススメ

アーカイブ

同じカテゴリー

×