つボイノリオの聞けば聞くほど

最期を遂げた西郷どん、本人確認の決め手となったのは…

増位山太志郎のソフトな歌声に乗せて始まるのは、ますい繋がりの「麻酔のコーナー」。
様々な痛みにまつわるおたよりが届いています。麻酔があれば何とかなると思ったらそうでもないようです。

今回は現在大河ドラマで放送されている西郷隆盛の痛みについても触れました。

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鼻をまっすぐに直す方法

まずはナースさんから鼻の手術についてのおたより。
鼻で手術というと蓄膿症を思い出しますが「鼻の曲がりを直す」という手術もあるそうです。

「外来の勤務をしていた時の話です。通訳の人と中国人の父親と息子が診察にやってきました。兵隊に行く前に曲がった鼻をどうしても直して欲しいと笑顔で言われ、しぶしぶ受けることに。
麻酔を注射し、それだけでも痛いのに、数本打たれ、落ち着いた時に鉗子を両方の鼻に入れ、思いっきり両側に開いて、鼻の部分をポキッと骨折させて、形を整えるというものでした」(Aさん)

小高直子アナは「ひえーっ、そんな乱暴な!」と思わず声が出ます。

「人間とは思えない叫びが響き渡り、大量の出血も伴いました。もちろん完治するまでは顔、特に鼻根骨の周囲は腫れあがって大変な思いで終わりました。でも不思議なのはどうして日本にまで来てまで鼻の曲がりを治療したのでしょうか。私なら鼻が曲がっていようが、鼻の穴が上を向いていようが絶対そんなことはしません!」(Aさん)

鼻は痛さに敏感

つボイ「鼻はめちゃめちゃ敏感なところです。私はコンタクト系の格闘技をやっていましたが、いろんな拳がありますが、『裏拳』といって手の甲を相手の鼻の頭にコンとノックするともう戦意喪失です」

小高「そんな痛いん?」
つボイ「やってみたらいい」
小高「いやや」
つボイ「それは予想できるからや」

つボイ「つまり鼻は敏感、そこを鉗子で広げてバリっと…」
小高「痛い!麻酔しても痛いのでしょう。相当痛い」

痛さは想像力のある人ほど怖いものです。

『西郷どん』と同じ病気

手術の話も届いています。これはなかなか女性にはピンとこない話で…。

「陰嚢水腫で手術した者です。1か月くらい前に出た『ビックコミックスピリッツ』に、NHK大河ドラマ『西郷どん』の主人公の西郷隆盛は僕と同じ陰嚢水腫だったと書いてありました」(Bさん)

小高「どんな病気だったっけ?」
つボイ「馬に乗れないです。西郷さんは日本陸軍の総大将ですから、普通は馬に乗ります。ところがそんなことはできない」

小高は「なんで?」と食い下がります。
つボイは「馬にまたがれへん。自分の体重がかかって痛たたたっ、となる」と答える。
小高「どこが?」
つボイ「陰嚢が!」

タマタマに水が溜まって腫れる病気ですね。

大河の行方が気になる

Bさんのおたよりは続きます。

「だから3番目の妻の黒木華が西郷隆盛の除幕式で股間をみて、『西郷じゃない』と言ったと思います」(Bさん)

小高「違う、あれは顔を見て言うたん!」
つボイ「陰嚢じゃない」

「NHKも歴史に忠実に描くなら、西郷隆盛役の鈴木亮平の股間をだんだん大きくしていくのでしょうか」(Bさん)

つボイ「ドラマが始まった時、よく鈴木亮平を西郷さんに抜擢したねと思いました。『それは私のおいなりさんだ』が決めセリフの映画『変態仮面』の人を西郷さんにもってくるところがNHKはすごいなと思いました」

そこからの抜擢かどうかは不明ですが。

つボイによると「陰嚢水腫はいずれにしてもあそこが大きくなる。馬に乗ると自分の体重で押しつぶすから痛い」ということです。

痛さは伝わる

「麻酔のコーナー」を聞いてのおたよりも寄せられました。

「曲がった鼻を直すという話、娘が扁桃腺を切除する時の光景がよみがえってきて、背筋がぞわぞわ、鳥肌が立ちました。あーいやだ」(Cさん)

つボイ「私も扁桃腺は切ったことがありますが、本人も大変ですが、看てる親御さんも大変ですね」

扁桃腺、蓄膿症など、こどもが手術の時は、親は自分が切られるような思いがしますね。

「陰嚢水腫、玉袋の中に水の溜まる袋があるイメージで、痛みもなく、どうしても取らないといけないものではありません。ただ、水の重みで袋が垂れ下がるのが非常に邪魔になります。水は抜いても“マタ”すぐに溜まります。水がなくなると、心身ともに軽くなります」(Dさん)

小高は「長い髪の毛を切って軽いわ、というのと一緒?へぇー」

この例えが合っているようには思えないのですが…

「西郷さんの遺体を確認するとき、頭が打ち落とされていたため、タマタマを見て西郷さんだと確認したという話は有名です」(Eさん)

西郷さんの陰嚢水腫は有名で、他の人と間違いようのないほど大きかったそうです。
晩年には人の頭大になっていたそうで、それは深刻な問題です。

西郷どん、とてつもない戦いをしていたのだなぁと偲ばれます。
(みず)
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2018年05月24日10時02分~抜粋

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