つボイノリオの聞けば聞くほど

あそこの毛の処理で悩む女性、最後は自分で突っ込む

ラジオパーソナリティのつボイノリオには、2009年に心筋梗塞で倒れた経験があります。
幸い3週間で退院でき、今も番組を続けられていますが、この後つボイは「手術の時に、あそこをつんつるりんに剃ったんちゃいますか?」と言われたそうです。

これが由来となったのが『つボイノリオの聞けば聞くほど』の「つんつるりんのコーナー」。
5月22日は文学的なおたよりが寄せられ、つボイノリオと小高直子アナもある画を思い浮かべたようです。

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思わず感心の2枚組アルバム

「多分69度目のメール」(Aさん)

いきなり、つボイの読む手が止まります。

「ようけ書いていただき、ありがとうございました。もう、これ以上出したらいけませんよ」とつボイ。
「出して、出して。今度169を目指してください」と小高です。

「先日、某ラジオ番組にブリーフ&トランクスがゲスト出演しておりまして、ベストアルバムが出たようです。1枚は人前で聞いても大丈夫。1枚は一人でこっそり聞いてくださいという2枚組」(Aさん)

「上手に構成してありますねえ」と思わず感心するつボイです。

剃毛割引き

「このブリーフ&トランクスは、"剃毛割り"という、剃毛割引きがあるそうです。もし剃毛してあれば500円引きになるということで、入り口でチェックするそうです。男性は男性。女性は女性のスタッフが担当するそうですよ」(Aさん)

小高「剃毛割引きっていうのは、どこの毛でもいいの?脛とか」
つボイ「チェックしないかんとこですよ」
小高「脇とかはダメなの?」
つボイ「脇は最初から薄い人もいるじゃない。脛でも薄い人がいます。でも、まあ…」
小高「どこ?」
つボイ「あそこです」

きっぱり言うつボイです。

童貞割引き

最近は、様々なアーティストがいろんな試みをしているようです。

つボイ「福山雅治さんのコンサートは"童貞割引き"というのがある」
小高「自己申告ですか?」
つボイ「自己申告。童貞の人はこっちの入り口から入って下さいみたいな。私は行ったことないけどリスナーさんの報告があった」

この番組のリスナーの情報網は素晴らしいです。

小高「福山さんのは自己申告なんでしょ?どうやってチェックするんでしょうね?」
つボイ「難しいですねえ。していないことの証明は悪魔の証明」
小高「最近はコンサートで、入り口で鞄の中はチェックしますけどね」
つボイ「経験はありますか?と聞くんでしょう。するとこども連れのお母さんが『私、ありません』。『なんやそれ。誰、連れとんねん』と、そんなこともあるでしょうね」

毛穴を数える単位はKA?

次はナースの方からのおたより。

「以前形成外科にいた時、ワキガに悩んで来た人がいました。治療としては脇の周囲に痛み止めを打ち、細い針で毛穴を焼いていくもので、毛は全部剃らずに1ミリか2ミリほど生えたものが毛穴がわかりやすくていいということでした」(Bさん)

つボイ「毛穴を針で焼いていくわけですから、剃ってあるとどれが毛穴かわからへん」
小高「それこそ、つんつるりんにしてあるとわかりにくい」

「しかし美容外科では脱毛は金額が高く、病院で腋臭症という病名がつくと保険の対象となり、安くできることがわかりました。毛穴を焼くということはコツコツひとつずつ丁寧に時間をかけてするものなので、ドクターも大変な処理のひとつだと思います」(Bさん)

「これは、ひと毛穴いくらでやっていってはどうでしょ。単位はひと毛穴1KA。毛のK、穴のAで"KA"」と新たな提案をするつボイ。

小高「それだったらKだけでいいじゃないですか。1Kで」
つボイ「Kだと、“毛”と間違える。Aがつくことで毛穴と、患者さんにも認識していただけますから1KAということです」
小高「こんなこと言わないですよ。すいませんねえ」

誤解のないように念のために一言付け加える小高でした。

毛の処理の悩み

「更年期に差し掛かった頃から月のものが重くなり始め、出血量が半端なくなったので、少しでも鬱陶しさを解消しようと、下の毛を短くするようにしています」(Cさん)

小高「蒸れたりとか、そういうのの防止かな?」

「最初は線香で焼き切っておりましたが」(Cさん)

つボイ「これは、昔の江戸時代、遊郭の女の人なんか、こういう処理の仕方をしたと言われております」
小高「へえ~」

「線香で焼き切っておりましたが、すぐに火が消えてしまうので、蚊取り線香に切り替え、でもやっぱり煙たかったので」(Cさん)

つボイ「ゴホゴホ、言いながら、煙たいわ、熱いわで手元狂うよね」
小高「渦巻き状なんでやりにくそうですね。ちょっとずつ向きを変えていかんといかんね」
つボイ「ハンドル持って車を運転するような格好をしましたね」

蚊取り線香はそんなに大きくありません。

つボイの琴線に触れる表現

Cさんのおたよりは続きます。

「やっぱり煙たかった。で、めんどくさいなあと思って、専用のカミソリを買いましたが、頭髪同様太いし量も多いため、2回で歯が駄目になります」(Cさん)

つボイ「そうとうやな。2回使ってもうあかん。刃がボロボロになってまう」
小高「ボロボロじゃなくて、切れ味が悪くなるだけでしょ」
つボイ「刃が欠けてどうなっとんねん、いうことや」
小高「そんな欠けない。針金じゃないんだから」

「一応、刃は交換できるんですが、使われているのが昔ながらの両刃のカミソリで、なかなか売っていないんですよね。通販だと50枚セットとかで結構なお値段。やっぱり面倒になって今度は電動のトリマーを買いました」(Cさん)

つボイ「江戸時代のやり方の線香から、今度は電動トリマー」

「風呂場で使いましたが、ダブルで湿った場所なので」(Cさん)

つボイ「ダブルで滑った。この人、いちいち僕の琴線にひっかかりますね。剃刀の刃がボロボロになるとかね、ダブルで湿った場所とかね」
小高「一個は風呂場ですわね」

何度も読む手が止まる

思わずつボイを唸らせるCさんの表現。この後もぶつ切りになりながらも続きます。

「ダブルで湿った場所なので、毛が寝てしまってやりにくく、それで思い切って誰もいない、もとい犬しかいない…」(Cさん)

つボイ「細かいでしょ?この人は。さっきからずーっといろいろ。誰もいなくないんです。ワンコはおるんですよ。ワンコは寄って来るんでしょうか?」

「…犬しかいない昼間、居間の椅子に座って手入れをすることにしました。お風呂場では立って、腹の肉を持ち上げて手入れをして持ち上げて手入れをしておりましたが」(Cさん)

「ものすごい細かいでしょ?ダブルで湿っているとか、そこがいろいろと良いんですよ」と細やかな表現に魅せられるつボイ。

映像が浮かぶ文章

「昼間の椅子は背もたれがあるので、腰を前にすることができ、手も届きやすいし、明るいのでよく見えます。数年前から白髪があることはわかっていましたが、改めて見ると白髪は中央部のところに沿ってずーっと生えております。ハクビシンかい!と突っ込みを入れながら、お手入れをしました」(Cさん)

小高「ワンコもびっくりしたよね。ハクビシンか言われて」
つボイ「ワンワーンやわ。すごいリアリティがあって、この人は文学者のようですよね」
小高「一番素晴らしい文章は映像が思い浮かぶ」
つボイ「ハクビシンをバンっと思い浮かべて、ハクビシンからあそこへとデフォルメしていくわけですよ。コンピューター用語ではモーフィングというんですけどね」

つボイ「今日は鼻毛のとこまでいけませんでしたね」
小高「つんつるりんのコーナーは鼻毛もあります」
つボイ「『私、ハクビシンじゃないけど』という方、鼻毛で結構ですよ」
小高「どこの毛でもOKというのが、つんつるりんですから」

Cさんの表現能力の高いおたよりにすっかり心酔したつボイと小高。
今日からハクビシンを見る目が変わりそうなおたよりでした。
(尾関)
つボイノリオの聞けば聞くほど
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2018年05月22日10時03分~抜粋

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