つボイノリオの聞けば聞くほど

人はなぜ、修学旅行で変なおみやげを買ってくるのか?

5月21日は、二十四節気のひとつ「小満(しょうまん)」でした。

『つボイノリオの聞けば聞くほど』では、毎度のごとく自作の「小満小唄」も飛び出し、気力満ちる中、今日も様々な話題が語られました。

冒頭の「修学旅行」のおたよりから、お小遣い、要らないおみやげへと展開した部分を取り上げます。
小高直子アナウンサーもこどもたちの修学旅行のおみやげに、つい本音が出ます。

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今の修学旅行は…

修学旅行にまつわるおたよりが続きます。

「我が家の高2の娘、今日から修学旅行です。行き先は沖縄。初日はひめゆりの塔やガマなどを見学し、悲惨な戦争や平和について学ぶそうです。今の自分たちの平和がたくさんの人たちの犠牲の上に成り立っていることを学んできて欲しいです。それにしても飛行機で修学旅行なんていいですよね。私はバスでスキー合宿訓練でした」(Aさん)

つボイ「修学旅行はどの時代でも楽しかったんじゃないですか」と、自分の思い出を語ります。

「私らは小学校の時、修学旅行は伊勢志摩でした。お米持参で行きました。お米は配給制度でしたので、何百人の人がどっと来るとそれを賄うお米がないのです。
向こうに着くと、大きな米びつにざーっと入れます。そこでまた家庭の差が出ます。真っ白なお米、真っ白ではないお米、麦の混じったお米、いろいろなお米があります。
米びつにあける前に、つまずいてバーっとお米をぶちまけて先生に怒られるという、昔の子ならではのことがありました」

配給制度がまだ残っていた時代のことです。そんなに遠い昔のことではないのですが、ちょっと驚きです。

おこづかいが2万円!?

驚くといえば、こんな報告もありました。

「今日から中三の長女は修学旅行。今の修学旅行のお小遣いの上限、2万円です」(Bさん)

中学生で2万円、びっくりです。

小高「うちの息子も今秋、北海道へ修学旅行ですけど、お小遣いの上限はなかったです。節度のある金額でということで、もうママ友のLINEでいくら渡すかと大騒ぎ」

つボイは「あのね、旦那の小遣い、月いくらやということです。3、4日の修学旅行で2万使えるということは、その辺の旦那よりすごい」と、やや納得できない様子。

それに対し小高は「最近はこどもでもおみやげを渡さないといけなかったり、自由行動の中のお昼ご飯代が含まれていることもありますから」と説明。「でも、親御さんにとっては、『そんなに!?』というのがありますよね」と共感します。

おみやげ買いたい!

そこへスタジオ入りしたニュース担当の大橋麻美子が話題に加わります。子持ちの主婦がもう一人参戦です。

「今の子っておみやげを買いたがりますね。ゴールデンウィーク明けも沖縄、グアムのチョコをもらったりして。『今度、おみやげ買いにどっか行こうよ』とこどもに言われました」

つボイ「上手に誘いますねぇ」

大橋アナが「水族館とか行ってるじゃん」と言っても、「いやいや、もうちょっと遠いおみやげが買えるところに行こうよ」と言われたとか。

もはや、おみやげを買うのが目的のような…。
これについ小高は本音をポロリ。

「母に対して、誕生日も母の日のプレゼントもない息子たちですが、修学旅行だけは買い物が楽しいから、親に買って帰ってくるんです。うれしいんだけど、『どうする、これ?』というものしか買ってこない。もうちょっと母の喜ぶものが買えないだろうかという」

そういう小高も小学校の修学旅行で、伊勢志摩に行った時買ってきたのが、夫婦岩の間から上ってくる初日の出が真珠になっている置物。あまりこどもに文句は言えません。

小高「食べ物でいいけどなー」
大橋「でも、考えたんですよね。気持ち、気持ち」

小高は「そういうのも思い出になるからいいんです」と自分で納得します。

いらないおみやげ

「修学旅行、今でも靴下の中とかパンツの隅っこを縫い付けて予備のお小遣いを入れるお母さんはいるのでしょうか。電子マネーが普及してきたからこれからどうなるのでしょうか」(Cさん)

つボイ「靴下なら、レジのところで足をバンっと置いて、いろいろ買ったらいいです(笑)」

なるほど、そういう時代になったのですね。上限2万円でビビっていてはいけません。

「おみやげで提灯、ペナントを集めていました。後々困りました。とりあえず、話題にと東京タワーで木刀も買いました。泥棒に入られるわけでもなく、護身用にはなりませんでした。おみやげは食べ物に限ります。あとオーストラリアのブーメランとか、カンガルーの玉袋も要らんと思います」(Dさん)

つボイ「あれは縁起物と言いますけどね。女の子なんかバックにつけたりします?」
小高「しませーん!」

おみやげセンスが欲しい

「新入社員の時、慰安旅行の幹事にされ、旅先で最後の日に会長へのおみやげを買わなくてはならず、何を買ったらいいかわからず困りました。修学旅行とかいろんなところでおみやげを買うという、幼い頃からおみやげ文化の中で生きていかないといけない日本人です」(Eさん)

「修学旅行のお米持参は、66歳の私も奈良京都行きですが経験しております。豊田出身。昭和39年、初めて名神高速が開通してバスで行きましたが、『いま100キロ出ています!』とガイドさんがすごく興奮していました」(Fさん)

つボイは「リニア新幹線の試乗しましたが、それで『500キロ出ました』というのと一緒ですね。同じように、当時は100キロはなかった経験ですね」と振り返ります。

今日は話題が豊富で、ここで時間となりました。

修学旅行からいろいろなおたよりが寄せられました。へんなおみやげを買ったことさえ楽しいのが修学旅行の思い出ですね。
(みず)
つボイノリオの聞けば聞くほど
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2018年05月21日09時00分~抜粋

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