つボイノリオの聞けば聞くほど

喧々諤々。平尾受刑者逮捕に寄せられたメッセージ

4月30日、松山刑務所大井造船作業場から脱走した平尾龍磨受刑者が逃亡から23日目に見つかり逮捕されました。

5月1日の『つボイノリオの聞けば聞くほど』では、この件についてリスナーからおたよりが殺到しました。
いまだ全容は解明されていないため、つボイノリオと小高直子アナウンサーも疑問だらけの中紹介します。

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島名の読み方も覚えた

つボイ「松坂は12年ぶりだったんですけど、この人は23日ぶりということですね」
小高「較べにくい感じがしますけど」
つボイ「全然関係ないですけども、数字が出てくるんで、合わせて言っただけの話です」

前日の4月30日には大きなニュースが2つありました。
ひとつは、中日ドラゴンズの松坂大輔投手が日本球界で12年ぶりに白星をあげました。
もうひとつが、平尾受刑者が逃亡23日目にして広島市内で逮捕されたという出来事でした。広島へは対岸の向島から泳いで渡って来ていました。

つボイ「広島の尾道の向島(むかいしま)、読み方が難しいですね。羽生(はぶ)さんとか羽生(はにゅう)さんとか、この間だから漢字が大変ですよ」
小高「むかいしま。でも、これ覚えちゃいましたよね」

確保された時は、所持金2万円。もう逃げるのがしんどいと語ったようです。向島と本土との距離は約200メートルですが、潮の流れが速いため、普通の人では泳ぎ切るのが難しいそうです。

泳ぎが得意だという平尾受刑者でも無理だと考えられていました。しかし、干潮と満潮の関係で、一定時間、潮の流れが止まる「潮止まり」という時間帯があり、その時間に泳いだのではないかとも言われています。

夏でも寒い海水温

「泳いだらどのくらいの時間がかかるんでしょうか?私は大学の時に、海で遠泳したことがあります。3時間ほど泳ぎましたが、泳ぐこと自体よりも真夏でも寒さがつらいです。最近、気温が高い時期でもありましたが、男性で痩せ型だと脂肪がないので余計に厳しいと思いますね」(Aさん)

「夏の時でもこういう経験がある。冬の海で遭難があった時なんかも、真っ先に心配するのは、体温がどんどん奪われていくことですよね。夏でも寒かったということですから、そのあたりはどうだったんでしょうか」と首をかしげるつボイ。

小奇麗でびっくり

「泳げる距離だなと思っていたら、やっぱり泳いで渡ってしまいました。島民は一安心だけども、もし逃亡者が溺死していたら、いつまで島の捜索を続けたんでしょうかね」(Bさん)

つボイ「死体が流されてどっか行っちゃってたら、ずっと探しっぱなしや」
小高「それこそ、生きて捕まって良かったなーっていうことです」

「通報されたネットカフェを出た直後に逮捕されましたが、コメントを聞く限りでは本人も捕まってホッとしてるような気がいたします。模範囚だったのにもったいないことですよねえ」(Cさん)

「所持金2万円持っていたとか、島に潜伏している間も車盗ったり、車上荒らししたり、家の中に入って物色したり。海を泳いだんならベタベタになってないだろうかとか、服どうしたんだろうとか」と疑問だらけの小高です。

さらに「えらい小綺麗でびっくりしちゃいました」と一言。逮捕時の映像では、眉毛を整えているようにも見えます。

厳しい意見

「島から、雨の日の夜に海を泳いで本土に渡り、ネットカフェに入り、盗んだ保険証で手続きをしたり、抜かりなく油断も隙もないやつでした。今度は絶対逃げられない所にぶち込んでおいてほしいと思います」(Dさん)

「これもまた作戦かもわかりませんね。晴れたカンカン照りの時に濡れたやつが街歩いてたらなんじゃあれ?と思いますけども、雨がザーっと降ってる時なら、あの人、傘持ってへんのやろなって、ちょっと紛れそうやんか。しかも夜やし」と推測するつボイです。

「人間関係が嫌になったから逃げたと言っておりますが、こいつは楽しい刑務所生活を夢見ていたんでしょうか?こいつ一人のためにどれだけの人が迷惑したんでしょう。千人規模の警察官。不自由な生活を強いられた島民。他の刑務所に移送された受刑者たち。

我がままな僕が言うのもなんですが、こいつは社会不適合者です。それに映像を見る限り、事の重大さを理解しておらず反省してるようには見えません。今回の件で刑期は長くなるでしょうが数年後には社会に出てきます。まともな人間になれるとは思えず、僕がそれが一番心配です」(Eさん)

「脱走前の人間関係が嫌になったという。ふざけるな。狭い中での人間関係はまだいい。外の社会はもっと多くの人たちとの出会い、嫌なことも数多く出てきます。どう向き合い、自分の考えを相手に伝えるかです。人間は、多くの人たちから教えられつつ成長していくと思います」(Fさん)

同情的な意見

つボイ「結構、手記書いたり、いろんなことして暮らしていけるんやないかゆう意見もあります」
小高「このサバイバル具合がすごいなって、逆に感心しちゃうという人もいるみたいです」

こんな同情的な意見も。

「刑務所内の人間関係が嫌になったという理由はなんとなく理解できるような気がいたします。きっと平尾受刑者は真面目な人なんだと思います。
揺るぎない秩序の中では、穏やかで真面目に生活できるから模範囚になりますが、塀のない刑務所で、実社会に近い環境では、ルールを軽く考える他の受刑者や看守が嫌になったんだと思います。必ず否定されますが、真面目だからこそ社会に失望した時に道を踏み外す人ってたくさんいると思います」(Gさん)

事件のどこをどう見る?

「やっとこさ捕まりました。スイミングを習っていた息子は、『俺なら泳ぐわ』と言っていて、『瀬戸内海は潮の流れが速いので、タイミング間違えたら終わりやで』とか言いつつ、『若い時なら行くな』と自分も泳ぎに自信があったので思っておりました」(Hさん)

つボイ「親子でいろんなことを考え合っている」
小高「泳ぎ切ったことに関心があるんですね」

平尾受刑者の逃亡前の逮捕理由を調べてみると、罪状は窃盗。2013年に高校時代の同級生と逮捕されています。
福岡県、佐賀県、熊本県などで金庫破り、車上荒らしなど121件の犯罪歴があります。被害総額は約405万円。「生活費と遊ぶ金が欲しかった」と供述していました。

中学生の同級生によれば、よくタバコやお菓子を盗んだことを自慢していたそうで、ついたあだ名が「盗賊」でした。

逃亡劇だけ見るのと、前回の逮捕理由も含めて見るのでは意見が変わってくると思います。さらにこれから逃亡中の詳しい経緯が解明されてきます。これから、どんなおたよりが寄せられるのでしょうか。
(尾関)
つボイノリオの聞けば聞くほど
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2018年05月01日09時23分~抜粋

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