つボイノリオの聞けば聞くほど

陰嚢水腫手術レポ。「立った立った!」のはクララ?それとも…

「陰嚢水腫」を患ったAさんが綴った、術前・術後が臨場感たっぷり味わえる4枚のメッセージが寄せられました。

つボイノリオと小高直子アナが、ハイジの名セリフや詩人の名言を巧みにあやつりながら、この痛いレポートを紹介します。

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手術の成功を祈って!

「以前、“玉の水”を馬に注射するような注射器で抜いたAです!」(Aさん)

「(笑)はいはい!」と、以前のメッセージをしっかり覚えている様子の小高。

「いよいよ抜けなくなってきたので、4月2日結婚記念日に入院、3日手術となりました。入院期間は5日ぐらいです。部分麻酔で術後は痛いらしいですが、どのような手術だったか、術後はどうだったか、看護師は美人だったか、手術前につんつるりんになったかを落ち着いた時にメールいたします。手術が成功するように祈ってください!」(Aさん)

「この人余裕ですねぇ」と感心するつボイノリオ。

つボイ「終わってから書くなら別やけど、これからどうなるかわからん中で『さあ、これからどうなるかーい』って送ってきていると」
小高「ありがとう」

術前のどこか高揚した感じ、そして若干の不安をジョークで打ち消そうとしているような気持ちが伝わってきます。

袋の中に袋がある

続いては、Aさんからの2枚目のおたより。

「4月2日、30回目の結婚記念日。しかし、9時30分から陰嚢水腫、いわゆる“玉の水”が溜まらないようにする手術をします。多分つんつるりんになります。では、後ほど」(Aさん)

このおたよりの後、手術を受けられたであろうAさん。

いよいよ、術後となる3枚目のおたよりです。

「先日、下を剃られずにボーボーのまま、玉だけつんつるりんにされて体育座りで脊椎注射で下半身麻酔でした。
だんだん下半身がポカポカしてきたら、看護師さんに『動くと具合が悪いから』と言われて、両手両足ベルトで固定されました。僕は血が苦手でちょっとビビっていたので、手術中に意識が薄れる薬で寝ている状態にしてもらいました。

その時、何と僕はお花畑にいるような気がしました。お医者さんが玉をもてあそんでいるからでしょうか。
手術内容は、水が溜まった片方の玉を15センチほど切って、水が溜まる袋を取り出して…」(Aさん)

「袋の中に袋がある」と、まるでマトリョーシカのような光景を想像するつボイ。

「取り出して、また溜まらないように玉をグルグル糸で縛って、医療用の接着剤でくっつけて終わりでした」(Aさん)

つボイ「むふっふ(笑)この説明」
小高「わかったような、わからないような」

「立った立った!」

「手術時間は1時間半ぐらいでしたが、玉をグルグル縫った糸は後日抜糸するのかとビビっておりましたが、抜糸しなくてもいいとのことでひと安心。術後、紙オムツをしておりました。尿道カテーテルを入れられると思っておりましたが、なかったからよかったです。聞くところによりますと、カテーテルを抜く時、痛いらしいんです。

5時間ぐらい経ったら、お医者さんが患部を診てくださり、看護師さんがオムツを替えるプレイをしてくれると思いきや、出血も止まったからトランクスのパンツに、残念ながら自分で穿き替えました。」(Aさん)

つボイ「むなしい気持ちでパンツを穿きましたねぇ」
小高「自分でねー」

「術後、意外にもあまり痛くなかったのがよかったですね。寝ている状態と立っている状態の時はいいのですが、座ると玉がつぶれる感じがして痛いです。
術後ちょっとした不安がありました。このまま、もう“立た”ないのではないか。術後2日目、朝立ちした時はうれしかったです!」(Aさん)

つボイ「やったー!や」
小高「立った立ったー!クララが立った!…って言っただけですよ、私別に」
つボイ「チンチンが立った、や。クララを替えないかん。『チンチンのバカ!』あっ、これはクララのバカや」
小高「違う、私はハイジの名セリフを言っただけです」

完全に振っておきながら否定する小高。

みんなちがって みんないい

「しかしちょっと痛かった。5日間入院しましたが、看護師さんに2回ほど患部を見られましたが、これといったロマンスもなく…」(Aさん)

つボイ「患部を見ただけではロマンスは生まれません。よほど自信がある人やないとロマンスは」
小高「(笑)生まれません!」

「無事退院しました。仕事が立ち仕事で良かったですが、座ると痛いので車に乗れないし、座る時は玉が下に垂れ下がるように浅く腰かけております。その辺が不便です」(Aさん)

いよいよラストとなる4枚目のおたよりです。

「まあこれで、玉に溜まった水を注射器で抜かなくても済むようになりました」(Aさん)

小高「痛みも徐々にきっと治ってくるんでしょう」
つボイ「場所が場所だけに、なんやらちょっと痛そうな感じで皆さん方にも聞いていただきましたが、女性の方には理解できたのかなぁというね」

小高「そんなに痛いの?」
つボイ「まあ、いろいろとね。出産の痛みは男にはわかりませんが、この“玉の痛み”は女性にはわからない。『みんなちがって みんないい』という」
小高「金子みすゞですか?」

すっかりAさんのドキュメンタリーと化した今回の「麻酔のコーナー」。
期待と不安、そして再生の喜びが伝わってくる見事なレポートでした。
(minto)

※CBCラジオ『つボイノリオの聞けば聞くほど』「麻酔のコーナー」では、増位山太志郎のソフトな歌声に乗せて、手術や麻酔にまつわる痛い痛いおたよりを紹介しています。
つボイノリオの聞けば聞くほど
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2018年04月25日10時09分~抜粋

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