『聞けば聞くほど』最大の危機?セクハラについて真剣に考えた。

つボイノリオの聞けば聞くほど / トーク

4月23日放送の『つボイノリオの聞けば聞くほど』「ニュースなつボ」ではセクハラ問題について取り上げました。

福田財務次官の問題をきっかけに「自分のセクハラに対する意識は大丈夫か?」と思い悩む人も多く、そもそも日本の社会がすでに世界に大きく遅れているという話もあります。

今回はつボイノリオと小高直子アナが、セクハラを身近なところから考えてみました。
発端は番組スタッフの経験談。イギリスに長く住んでいた友人から「これはダメ」と言われたことがあったそうです。

身近にあったハラスメント騒動

番組スタッフ(30代女性・独身)が東京の焼き鳥屋にひとりで行き、メガハイボールを飲んでいました。

Facebookに「今、鶯谷で飲んでます」のコメントと写真をアップしたら、「それ、おっさんか(笑)」と別の知り合いがコメント。
本人も笑って流していたところ、イギリスに20年住んでいたことのある彼女の友人から注意が入りました。

「女性に対して“おっさんか”はハラスメントというのはご存じでしょうか?」

そこで、それはどうなんだろうという議論が始まったそうです。

「おっさんか」を誉め言葉程度に思っていたスタッフは、意外な話の展開に驚いたそう。

「私は気にしてないから大丈夫」とイギリスにいた友人に伝えたら、「あなたはよくてもそのコメントを見て、不快に思う女性がいるでしょう?そういう人が迷惑するなら、あなたは平気ですと言ってはいけない」とのこと。
そこからまた議論が広がっていったそうです。

イギリスからの遅れ

この話を受けつボイはこう語ります。

「イギリスの常識はそこまでいっている。僕らが和気あいあいとやっていることも彼女にとってはアカンことなんだそう。
女性もそういうところに出入りでき、飲めるという世の中は、男女が同じようなところにいったといういい兆候だと思う。そこに差別があるとは全然思いません」

小高も「実は私もよく『男前だな』と彼女に言います。男前というのは、気風がいいとか、サバサバしているとかいう表現だと思うけど、それは男は気風がよくて、サバサバしている、女は違うというところから生まれた言葉かなと思い、モヤモヤ」

自分の言葉が無意識のハラスメントではないかという気持ちの迷いを吐露します。

そこへ、つボイが「今日はモヤがよう出てくる」。
その前に中日ドラゴンズの外国人選手・モヤの活躍が話題になっていたからです。

それはさておき、小高は自分を納得させるように言います。

「いい悪いでなく、国際的な感覚とはだいぶ違っているのかなという事実は知っておいた方がいいですね」

アジアでも遅れ?

こんなご指摘のおたよりも届きました。

「以前、中国で活動していたタレントの人がラジオで話していたところでは、中国のお笑い番組では人の容姿をネタにすることはまずないそうです。欧米が進んでいるのではなくて、アジアの中でも日本が遅れているのかもしれません」(Aさん)

小高「そこが日本人の私たちにはなかなか掴みづらいところで、容姿の悪口がいけないのはわかりやすい。
でも、誉め言葉でも『今日はきれいだね』も実は、アウトといえばアウトらしい。
なら『足速いね』はどうだろう。どちらもいい特徴を言っているが、どこがよくて、どこが悪いのか。
それはシチュエーションと言い方とお互いの関係だよねと、日本人は思うけど、国際的にみると、そういう関係性ではなくて“だめ”なのよ、ということなのかしら」

でも、進化はしている?

つボイ「私たちのやっていることはイギリスなどではアウトだろうな」
小高「そこまで厳しいと、楽しい会話ってなかなか難しいと感じますね」

つボイ「学習はだんだん積み重ねていくことが大事で、セクハラでもかなり変化している。以前は、タッチとか行動が問題になっていましたが、今は言葉の問題で、当時に比べると進化してます」

小高「どこまでがいいんだろうねと、話し合うことで尺度が見えてくる。イギリスの例でいいましたが、イギリスの基準が全部が正しいかも議論の余地がありますしね」
つボイ「他国がどういうレベルになっているか、この機会に調べてみることは大切かもしれません」

リスナーからのおたより

自分たちがセクハラの当事者になってしまった時について、様々なおたよりが届きました。

「たぶん女性の側も年代によっては基準が違うだろうし、嫌がる部分も様々だし、言えるのは、同性に対してやらないことはやらない、と思っておいた方がいいかもしれません」(Bさん)

「どこかで誰かが止めないと、セクハラしている側がこれくらいなら大丈夫と思い込んで少しずつエスカレートして悪質になってくると思います。立場の強い相手に言いづらいのも分かりますが、今の時代は変わってきているのではないでしょうか」(Cさん)

「私たちリスナーもメールで(小高アナに対して)"親方"とか"力士"とか"まわし"とか、当然アウトだと思いますが、それと同じように、毎年"23歳"だと聞かされるのもアウトではないかなと思います」(Dさん)

小高は笑い飛ばしながらも「どうしましょう、『聞けば聞くほど』25年にして最大のピンチですよ」と語ると、つボイも力なく「ホントですねぇ」。

リスナーは小高を「親方」と呼び、小高は番組では、毎年23歳ということになっています。それで番組の中では楽しく遊んでいましたが、これも世の中に出るとアウトでしょうか。

畳みかけるようにこんなおたよりも。

「この番組はセクハラの最たるものだと思います。私も特定用語に違和感なくなりすぎて、なんらかの時に口にすっと出そうで怖いです、この番組で慣れ過ぎてしまっているから」(Eさん)

つボイ「この人も自分を戒めています」

「でも、くすっとしてしまうことや、バカたん男の性が読み取れたり。絶対権力がなくみんなフラットで言い合えたり、理解しようとしているからでしょうか。本当の言葉遊びだよね。というか、そんな野放しの放送を許して、歴史あるものにしようとしてる局の懐の深さに敬意を表します」(Eさん)

小高は「上手に評価していただいて、ありがとうございます」と、冷や汗かきつつお礼を。

どんな人も幸せに

「つボイさんも時々言っていますが、本当に幸せな社会とは、一番立場の弱い人が安心して暮らせる社会だとボクも思います。男女同権というと、男も女も同じ土俵に上がってないとと思いがちですが、本来の男女同権とは男女の違いをきちん認め合うこと、多様性を認め合うことだと思います」(Fさん)

小高は最後にこうまとめます。

「どんな立場の人もみんな楽しく生きていける世の中にしたいという中で、ハラスメントの問題があるので、誰もがニコニコして生活できるのは、どのあたりなんだろうというのが難しいですね」

ここまではOKで、ここからはNGと急に線を引けるものではないので、みんなで意見を出しながら、一緒に考えていくことが大事ですね。でも、これはあまりに日本的な発想なのかもしれません。
(みず)
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2018年04月23日11時09分~抜粋

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