「品川駅の女子トイレが『女子トイレだよー』と、主張する貼り紙でいっぱいで異様な光景だとヤフーニュースに出ていました。男子トイレと場所を変更したから間違えないでね、と意味だそうです」
というAさんからのおたよりが寄せられたのは、開始25周年を迎えた『つボイノリオの聞けば聞くほど』。
4月9日放送の「トイレのコーナー」では、トイレにまつわる投稿が数多く寄せられました。
女子トイレに男の人が…
Aさんからのおたよりに対し、パーソナリティのつボイノリオと小高直子アナウンサーは「温泉で女湯と男湯が入れ替わるというものかな」と想像します。
つボイ「あれなんか私、シュノーケル持って湯船の中でずっと隠れとったろかと思いますが」
小高「やめてください、見つかります。しない!」
こどもを叱るような口調の小高アナをよそに、Aさんのおたよりを読み続けるつボイ。
「…それならわかりますが、うちの会社の女子トイレも貼り紙たくさんしています。なぜなら、なんと社長がナチュラルに女子トイレを使うんです。わけわかりません。
しかし言えないので、でかでかと女子トイレマークを貼りました。」(Aさん)
どうやらこの社長はわざと入っているようで、品川駅とは違って、あてつけに貼られているようです。
落ちた!
「幼稚園の頃、私は肥溜めに落ちたことがありますが…」(Bさん)
ここまで読んでつボイ「私と同じ経験をした人です」と付け加えます。
「確かに表面は乾いていたので、ドボンとは落ちず、特殊ステージなどでスローテンポに落ちていくような感じでした」(Bさん)
同じ経験者を見つけ、つボイは調子にのって「歌でも歌ったらいいですよね」と、自ら『天城越え』を歌い出します。
つボイ「歌いながら、ブクブク沈む」
そして、肥溜めに落ちた時の様子を超リアルに描写して、また小高に叱られます。
肥溜めのかさぶた
「肥溜めのかさぶたの話です。こどもの頃は尾張一宮に在住…」(Cさん)
尾張一宮と言えばつボイの故郷でもあります。
「肥溜めのかさぶた」とは、肥溜めは表面が乾いて固まって、かさぶたのようになっているものだそうです。
「そこいらの畑にある肥溜めのかさぶたに"いしな"(石)を投げて、かさぶたが破れてドッボンとポタージュがあふれ出るのを楽しんだものです。もちろん叱られましたけど、なつかしいな。久しぶりにやってみるかな」(Cさん)
以前、つボイが肥溜めのかさぶたの話をしていたのを聞いて懐かしい、とのおたよりです。
つボイも遊んだ
つボイもこどもの頃、肥溜めのかさぶたで遊んだ思い出を話します。
つボイ「石を投げて、かさぶたを突き破るかどうか腕試ししてました。いとこが友だち3~4人とそばにあった大きな石を肥溜めにドバーンとやったら、返りがぶわーとなって大変。後で見にいくとずーっと水面が下がっていたから、甕(かめ)を割ったんと違うんか」
いとこはあとで随分、怒られたそうです。
つボイ「肥溜めは今はないです。肥溜めが消えたと同時に、僕らの食生活に生野菜が増えました。今まで人糞で育てていたものは、煮たり焼いたりすればいいけど、ちょっと食べにくかった。肥溜めが消えて食卓にサラダが並びました」
小高「きれいそうに言うけどどうなん?」
つボイ「きれいやんか。僕らの頃は寄生虫検査がよくありましたねー」
トイレの音問題
「がん検診でバリウムを飲みました。終了後、すぐ下剤を飲むように渡され、指示に従いましたが、わずか三時間後に寒気を伴う腹痛に襲われ、何度もトイレに駆け込みました」(Dさん)
「下剤が効いたんですね。バリウムは石膏みたいなものですから、時間をおくと、固まるんですよ。だから早めに出すようにと下剤をくれます」とつボイの解説。
「普段なら我慢できるのに、意思に反して楽器のようににぎやかな音が鳴ります。そんなとき気になるのが隣の個室の人のことです。同時に出ると手洗いで気まずい思いをするし、どうにか個室から出るタイミングをずらそうとしていると、隣からも大きな爆音が聞こえてきました。お互いにさらに気まずくなり、あとは我慢比べになりました。皆さんはどうしているんでしょうか」(Dさん)
音は大問題です。小高が解決策を提案します。
小高「そういう時は流すんです。それで出るぞ、という意思疎通ができます」
手を洗う音、ペーパーの音、乾かす空気の音で相手の様子を探り、やっといなくなったと出たら、「まだ口紅塗っていて目が合ったりすることあるー」とは、小高の失敗談。
さんざん肥溜めの話をして、つボイは「人生のディテールの部分を掘りさげてご紹介しました」と、きれいにまとめました。いや、きれいなのか。
ちなみにディテールとは「細部」という意味ですが、かなり細かすぎる話が並びました。
(みず)