3/28放送の『つボイノリオの聞けば聞くほど』、つボイノリオ・宮地佑紀生・伊藤秀志のユニットによる楽曲「オレオレ詐欺のドナタ」に乗せて、「悪徳商法のコーナー」がスタートです。
どんどん巧妙になってくる詐欺、怪しい商法で満ちている現代。
いつのまにか巻き込まれていた、なんてことのないようにリスナーの体験を参考にしましょう。
巧妙化する悪徳商法にはダマされないぞ!
大手企業の振りをする
「Yahoo!管理者を名乗るメールが来ました。文面としては、『ユーザーの皆様。あなたの受信メールは最近のアップグレードのために保留状態になりました。ご迷惑をおかけして申し訳ありません。システム管理者』と書いてあり、受信できていないメールがあるような言い回しで、アップグレードするというところをクリックさせるようになっていました。最近はYahoo!のロゴ入りのものもあるので、要注意ですね」(Aさん)
「有名な会社などの名前を使ってやる詐欺が増えていますね、誰もが知っているような」と小高直子。
大手企業の名を騙り、サイトやロゴを本物そっくりに作って信用させるという悪徳商法も数多くあります。
添付ファイルは開かない
塩見啓一アナにもシステム管理者なる人物から添付ファイル付きのメールが届いたことがあるそう。
会社から「添付ファイルは開かないように」という注意があったものの、なんとその前に開いてしまったんだとか!
「何かついていると開きたくなってしまうという習性を利用したもの」だと塩見アナ。
その時は問題なかったそうですが、怪しい差出人からのメールの添付ファイルは絶対に開いてはいけません。
小高アナの自宅のパソコンにも「このコンピュータはシステムが破壊されている恐れがあります。確認のためにこちらをクリック」という文面がボーン!と立ち上がったことがあるそう。
よくよく見るとポップアップだったため消したものの、「ちょっとドキドキしますよね、ああいうのはね」と小高。
パソコンを使用している人なら、多かれ少なかれこのような詐欺に出会っているかもしれません。
架空の新キャラ続々登場
続いては、前回"東山百合子"さんという方から「7億5,000円万円相続してください」というメールが来たというおたよりを読まれた方から。
「あれからアホみたいに大量のメールが送信されて、国際弁護士の長谷川純一から『東山百合子さんはサイト側に150億円渡してある』などとただでさえうっとおしいところに、今度は"小宮山和子"なる人物から『13億7,500万円受け取ってください』と新キャラがやって来て、1時間放っておくとメールが100以上来るのでストレスです。こうしている間にもスパムメールがやってきます。受信拒否できるアドレスは100までですし、無限にできないものですかね」(Bさん)
このような「お金をあげます詐欺」も多く報告されています。
世の中そんなにうまい話があるわけがないのですが、もしかして…という気持ちが働いてしまうのも無理はないのかもしれません。
暗証番号を教えない
「ニセ電話詐欺が横行しているみたいですね。中村区の70代の女性が150万円の被害にあったそうです。
その手口というのは、百貨店従業員を名乗って電話した男が、女性名義のクレジットカードを他人が使おうとしたので、全国銀行協会に電話するように指示。女性は教えられたニセの番号にかけ、応対した男にキャッシュカードの暗証番号を教えた上、女性宅に来た協会職員を名乗る男にカードを渡した直後に預金を引き出されたそうです」(Cさん)
「暗証番号を教えてカードを渡したら、そら盗られます」と塩見アナ。
「実は中村区に住む実家にも同じ日にデパートから電話があったようで、母が用件は?と聞いたら「また電話します」と電話は切れたそうです。多分同じ詐欺グループからの電話だったと思いますが、注意しないといけないですね」(Cさん)
もしかしたら、Cさんのお母さんが被害に遭っていた可能性もありました。
暗証番号を聞かれても、絶対に答えてはいけません。
2,000円送ってしまった
「あなたはイギリスのロトくじに当選が保証されています」
Dさんに届いたエアメールの文面です。
「イギリス」「ロトくじ」「保証されています」
すでに怪しさ満点です。
「『この番号は下記の当選番号一覧表に明記されています。この賞金を受け取るには、このメール開封後1週間以内に同封の封筒で2,000円を送付してください』とありました。騙されたと思って指示通りに送りましたが、何の連絡もありませんでした」(Dさん)
なんと言われるがまま2,000円を送ってしまったというDさん。
小高「ダメだよ!騙されたと思ってとかじゃなくて、関わらない方がいいですからね」
塩見「2,000円だからいいかなと思ったんでしょうね。ひょっとして2,000円で賞金がもらえるんだったらいいんじゃないか」
小高「いやいやいや、これは他の犯罪を誘発する可能性が。本人は2,000円くらいだったらいいかって。向こうにしてみれば2,000円儲かったってのが何個もあったら、これで儲かると思って他の人にもやるので、ダメですよ。ダメです!」
小高の力説が続きます。
用心深いくらいがちょうどいい
「"民事控訴センター"なるところから"最終通知"なるものが来ました。明らかな詐欺ですけれども、嫁さんは心配したので『こんなものほっとけ、電話なんかするな!』と言ってその場は収まりましたが。昨日、僕が持つクレジットカードの会社から『残高不足で引き落とせない』と電話がありました。電話を受けたのは嫁さんだったので、先日の架空請求の電話かと思い、本当のカードなのに一切取り合わず話がこじれてしまいました。僕が折り返し電話をしたので、事なきを得ましたが。そもそも残高不足になったのは、嫁さんが詐欺の犯人から口座をいたずらされないように全額引き出したのが原因のようです。用心深いにもほどがあります!」(Eさん)
それらしい名前のセンターからそれらしい通知が来ると、動揺してしまうのも無理はありません。
Eさんの奥さんくらい用心深い方がよいのかもしれません。
「羮(あつもの)に懲りて膾(なます)を吹くということでございますね。何にしても注意をするのに越したことはないということでございます」と、まとめた塩見アナでした。
(minto)
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