つボイノリオの聞けば聞くほど

名古屋ことばでお・も・て・な・し。駅アナウンス「聞いてちょうでゃぁ」

3/27放送の『つボイノリオの聞けば聞くほど』には、名古屋市の地下鉄で観光客向けに名古屋弁のアナウンスが行われているというおたよりが多く寄せられました。

「名古屋の地下鉄で名古屋弁のアナウンスをするそうですが、あんな名古屋弁使わないなというのが感想です。が、誰か使わないとなくなってしまうので、ちょうど良いかもしれませんね」(Aさん)

部屋の「整理休暇」でお休みのつボイノリオに代わって登場の塩見啓一アナウンサーと小高直子が、この話題についてトークを繰り広げます。

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観光客向けアナウンス

駅の構内放送で、観光客へのあいさつや、観光地への最寄りの出口を名古屋弁で放送するという取り組みが、26日から始まりました。

場所は名古屋城に近い市役所駅の北改札口、熱田神宮に近い神宮西駅と伝馬町駅の中改札口、東山動植物園に近い東山公園駅と星ケ丘駅の西改札口の計5駅。

アナウンスは地元出身のフリーアナウンサーの蟹江篤子さん(元東海ラジオ)が担当しています。

「河村市長が名古屋弁をよく使っていますが、名古屋の駅で使うのはおもしろい試みだと思います」(Bさん)

「だいぶ河村市長の名古屋弁とは違う感じの。蟹江さんって明るくて元気な方なんで、もっとパパパパン!っていう威勢のいい感じかと思ったら、とっても上品な落ち着いた感じの綺麗な名古屋弁でしたけどね」と小高。

上品で丁寧な「上町ことば」

監修を行った東海学園大学の安田文吉教授によると、江戸時代から伝わっている名古屋弁は"名古屋ことば"と呼ばれ、武士が使っていた「武家ことば」と、主に名古屋城に近い場所で話されていた「上町ことば」、それに、主に城から離れた場所で話されていた「下のことば」の大きく3種類に分けられるとのこと。

今回採用されたのは、上品で丁寧な「上町ことば」。

「あっ、綺麗でいいな」という感想をもった小高は、「外国とか、他の地方から来た観光客の人には落ち着いた素敵な地方の言葉だなぁって思ってもらえるかな」とかなり好印象だった様子。

"ひち"と"いち"

「名古屋生まれの私は何を言っているのかはわかるのですが、1つ気になったことがあります。7(なな)番出口を"しち"番出口と言っていましたが、"いち"番出口と聞き間違えないかと。なな番と言ったほうがいいのではないのでしょうか。小高さん、アナウンサー的にはどうですか?」(Cさん)

「数字では"しち"が本当は正しいんですが、やっぱり"いち"と"しち"は聞き分けにくくて間違えることがあるので、ニュースでも本当に間違えると困る場合はあえて"なな"って言ったりしますが。その辺は使い分けですよね、相手に対する気遣いでどっちにするかって決めたりすることが多いですが」と小高。

確かに"いち"番と"しち"番では聞き間違えてしまうかもしれないといいます。

実際は"ひち"番と発音しているようですが、それでもやはり聞き間違う可能性はあるかもしれません。

つボイも一役買う?

「『7番出入口を、使ってちょうでゃぁ、ええかゃぁも』(ご利用ください)。地元のものとしては違和感が無きにしも非ずですが、観光客の方には好評のようで、こういう案内も意外といいものですね」(Dさん)

これを聞いて「塩見さん、名古屋弁下手くそですね、読むのが(笑)」と、ツッコまずにはいられなかった小高。

塩見アナ・小高両名とも名古屋ネイティブではないので、当然ではありますが。

純粋な名古屋弁を使っている人が少ないからこそ、文化として残していきたいという思いが今回の取り組みに繋がったのかもしれません。

「アナウンスはいいんですけど、曲を付けるのはどうですかね。つボイさんの『名古屋はええよ!やっとかめ』とかどうでしょうか」(Eさん)

名古屋を象徴する?曲の登場を待つ声も聞こえてきました。

名古屋市交通局さん。ご検討のほど、なにとぞよろしくお願いいたします。
(minto)
つボイノリオの聞けば聞くほど
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2018年03月27日09時40分~抜粋

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