つボイノリオの聞けば聞くほど

永六輔さんの番組に追いつくまであと23年!

『つボイノリオの聞けば聞くほど』の1コーナー、「つボイノリオの誰かとどこまで」が1,111回を迎えました。

『永六輔の誰かとどこかで』(TBSラジオ)をオマージュしたコーナーですが、その番組にあった「七円の唄」(当時官製ハガキが7円だった)のコーナーにちなんで、7円のハガキ(に55円分の切手を貼って)でおたよりが届きました。

「放送第1,111回おめでとうございます。一歩ずつ確実に永さんに近づいておられるようで、うれしいです。6,969回を目指して頑張ってくださいね」(Aさん)

「回数だけは近づけても、永さんという存在には近づけませんね……」と、つボイはしみじみと語ります。

なお、『誰かとどこまで』は12,629回続きましたので、追いつくまであと23年かかる計算になります。

[この番組の画像一覧を見る]

長野のお寺で聞いた永さんの話


続いて永さんのつながりで、2月に届いたおたよりを紹介しました。

「土曜日、叔父の法事に行ってきました。長野県松本市の浅間温泉にある神宮寺というお寺は永さんとゆかりがあり、長野県の中でも一番多く訪れたお寺だそうです」(Bさん)

長野県が疎開先だったのと、永さんは住職の息子さんであったため、ゆかりがあったのでしょう。

「法事の時に高橋住職が永さんのお話をしてくださいました。永さんが亡くなってからご自宅のマンションに訪問した際、玄関のドアを開けると出てこられたのは、黒柳徹子さん。

どうして?と思ってたら、仲間が集まって永さんを送る会の相談をしているところだったそう。

住職がお経を唱えようとしたらどこにも仏壇はなく、永さんと奥様の骨壺が本棚の中にまるでブックエンドのように置かれていたそうです。

そこで本棚に向かって唱えたということですが、初めての経験だったそうで、たくさんの本の中にお骨があるのは永さんらしいなと思いました。叔父の法事で思いがけず永さんを偲ぶことができました」

法名をもらう意味とは?


このエピソードを受けて、つボイと小高アナが語りました。

つボイ「永さんは得度をなさった方ですけど、仏壇などがなかったというのはまた不思議なところですし、法名がないというか、永さんは要らんとおっしゃってましたね。
法名は『自分が仏様の弟子ですよ』と閻魔様に報告するためのもので、お釈迦様のお弟子さんのような名前を付けるのが意図らしいんですよ。その後、ご遺族の方が付けられたのかどうかというところが気になります」

法名については、後におたよりが届きました。

「永六輔さんの法名はあるらしいです。『釋 孝雄 六輔』と、六輔で過ごした期間が長かったことから本名と両方を付けたとのことです」(Cさん)

ちなみに「釋」は”お釈迦様のお弟子さん”という意味だそうです。

小高「本に囲まれているというのは、いろんな情報を吸収して、それをまた私たちに発信してくれてた永さんですから、ピッタリの場所かもしれませんね」

当時、つボイは永さんを送る会に出席したのですが、その時の写真を見ながら思いを馳せつつ、最後に「いつまで経っても偲んでおりますが、いつまで経っても永さんのおたよりは届いております」とまとめました。
(岡本)
つボイノリオの聞けば聞くほど
この記事をで聴く

2018年03月19日10時51分~抜粋

関連記事

あなたにオススメ

番組最新情報