アメリカ過去最大の株価下落はAIが引き起こした!?

つボイノリオの聞けば聞くほど / ニュース

3月1日放送『つボイノリオの聞けば聞くほど』では、「アメリカ株価暴落の原因はAIだった?」という話題を取り上げました。

2月5日、アメリカのダウ平均株価が過去最大の1,175ドル安を記録し、それに伴って翌日の日経平均株価も一時1,600円以上下落するなど、株安の連鎖が続きました。

当時は「アメリカは景気が良いにもかかわらず、なぜここまで下落したのか?」という声もありましたが、最近話題のAIが普及したことが原因とも言われているそうです。いったい、どういうことなのでしょうか。

コンピューター同士で売り買い!?

つボイは「科学技術が発達するのは、ええんと違うの?単純に僕はそう思いますけど」と感じたようですが……。

かつてはトレーダーと呼ばれる人達が景気などの判断をして、株の売り買いをすることで株価の変動が起きていたのですが、ここ数年はコンピューターが自動的に取引を行うことが増えてきました。

株の取引で有名なのは、ニューヨークに本社がある投資銀行のゴールドマン・サックスですが、最盛期の2000年頃、本社の米国株取引部門に600名程いたトレーダーが、今や2人だけ。取引はほとんどコンピューター任せにしているためです。

今や自動取引プログラムによる売買が主流となっており、人間とは比べものにならない程の超高速取引が可能で、その速さは1/1,000秒単位!

高度なプログラムでは、売買のタイミングや金額をAIで決めているのですが、言い換えれば世界で100兆円以上もの預かり金をAIが管理しているということになり、その状況について小高直子アナは、「ワタクシ、タクサントリヒキシテオリマスっていう感じ」と説明しました。

つボイ「それ何?AI?最近、小高さんが『AIがニュースを読んだ時でも滑らかや』言うてたやん」

私もセリフをカタカナで書いてみましたが、これは20年以上前に思い描いていた未来のロボットの発想ですね……。今や人間がしゃべるのと人工音声の区別がつきにくくなってきています。

AIが引き起こす大暴落!

そんな高度なプログラムが、なぜ大きな下げを引き起こしたのでしょうか。

一部のプログラムではリスクを回避するため、一定の金額まで株価が下がると自動的に売って逃げるという仕掛けがあります。

どこかのAIが「売り時」だと判断して株価が下がると、他のAIもその下げの様子から売りだと判断し、次々と連鎖して売りが連発してしまうようです。

もちろん、人が行う売買が主流だった時も売りの連鎖はありましたが、AIの場合は処理が速いため、金額の変動幅がかなり大きくなってしまいます。

この瞬間的に暴落することを「フラッシュ・クラッシュ」と言うと小高アナが説明すると、つボイは「ガリレオ・ガリレイ」みたいなやつやなと言い、他にも思いついたとして「オブラディ オブラダ」と出してきました。

負けじと(!?)小高アナも「ヤン坊マー坊」と出してきますが、つボイから「ちょっと完成度低いな」とダメ出しされていました。

AIも過去の苦い経験を学ぶ?

最初のフラッシュ・クラッシュでは、ある投資ファンドが桁間違いの数字を入力して誤発注してしまったことが発端と言われていますが、今回は入力ミスなどではなく、AIの判断によるものだそうです。

今はAIはデータを呼び出して計算するだけではなく、「ディープ・ラーニング」という機能で、学習機能が働き、さまざまな企業の決算説明会やアナリストの発言、政府が作成する資料から景気を読み取ることができるそうです。

今回、アメリカでは、FRB(アメリカ連邦準備理事会)の議長が変わるというタイミングで暴落したのですが、これはAIが過去の情報から「FRBの議長が就任した時は、株価が下がりやすい」と学習した結果ではないかとも言われています。

また、株価が下がり続けている時に人間は、「下がり過ぎてるけど、今売ったら損するからどうしよう」と躊躇することもありますが、機械ならドライに売り買いするため、株価が下がる時は急激に下がってしまうようです。

AIがここまで進歩して、莫大なお金を取り扱うというのは少し怖い気もしますが、さすがに「フラッシュ・クラッシュ」から「オブラディ オブラダ」の話に展開するのは、AIでも思いつかないでしょう。

それとも、AIが『聞けば聞くほど』を分析し続けてディープ・ラーニングすれば、思いつくのかもしれません……。
(岡本)
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2018年03月01日11時07分~抜粋

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