つボイノリオの聞けば聞くほど

大好きな女性のあのニオイを嗅いで嫌いになろうとした男の話。

2/14放送の『つボイノリオの聞けば聞くほど』、10時のツボは「パンツのコーナー」。

リスナーのトイレでの臭い体験談から、話題は平安時代のちょっとゆがんだ恋愛物語にまで発展しました。

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UNKOの残り香


「小高さんが提唱した『他人のオナラの臭いを嗅ぐということは、他人のお尻の穴を通り抜けてきた空気を自分の体内に取り込むことだから、鼻をお尻の穴にくっつけているのと同じことだ!』という説で大爆笑。昼休憩の時間になってもその余韻は冷めやらず、脳内でその真理を反復しながらコンビニに入りました。

早速、お手洗いを借りようということで中に入ると、『うわっ、くっさー!くっさ!』明らかに前の方がUNKOを垂れられた残り香。そこで先ほどの小高さんの真理が蘇りました。

『うわーまさに今、どこの誰ともわからぬ訳の分からんおっさんのUNKOの分子やら原子やらを付着させた空気が、俺の鼻腔を通り抜けて体内に吸収してしまった。オエー!気持ちわるー!』

これはまさしくおっさんのUNKOを鼻に引っ付けているのに等しい最悪の出来事だ、と悪い気分。最悪。いったん外に出て、深呼吸をして息を止めて、一気に放尿しました。終盤苦しくて、口で息をしてしまいました。これも臭いがしないだけ、UNKOに口を引っ付けているのに等しい『オエー!』。

非常に疲れました。だがしかし、これが綺麗な女の人のものだとしたら、きっとキンモクセイの香りがするに違いありません。綺麗な女の人はUNKOなんてしないのかな。あー男子便所、あー気持ち悪っ!」(Aさん)

平安時代のオマルの中身は


「綺麗な人はこんなニオイはしない、ということをこの人は書いてますけれども。小高さん、私提案したいです」と切り出すつボイノリオ。

これに「何?」と訝しがる小高。

『聞けば』の不定期開催の人気(!?)企画、古事記の登場人物を紹介する「いにしえ通信」について、「古事記が終わったらね。また広げてみると、こんな人おるいうのいます。これで思い出しました」と、つボイ。

Aさんからのおたよりで、ある人物のことが頭に浮かんだようです。

「今昔物語で平中(へいちゅう)いう人がいるんですよ、有名な人です。男前。平貞文(たいらのさだふみ)という方なんですが。“さだふん"ともいいます。この“さだふん"という言い方が、後に効いてきますが。この人はどんな女にもモテるんですけれども、1人だけ、なびかん女の人がおったんです」

つボイが語り始めたのは、平安時代にモテモテのイケメンだったという平貞文(さだふみ・さだふん)、通称「平中」について。

どうしても自分になびいてくれないその女性をなんとか諦めたいと思った貞文は、とんでもないことを思いつきます。

この時代はトイレがなかったため、「まり箱」と呼ばれるオマルのようなものにUNKOをして、それをお付きの人が捨てていました。

「『これを奪い取ってあのニオイを嗅いだら、絶対に諦められる!』と思って。ほいでその箱を盗んで、蓋を開けて『さぁ、これで俺は、どんな綺麗な女でも諦められる!』ってガーっと嗅いだら、すっごい良い匂いがする。香木で焚き染めためっちゃめちゃいい匂いがして『あぁ諦められへんかったー』いう」と、一気に説明するつボイ。

日本史の中にゴロゴロ


「いう話が今昔物語にあるの?」と、にわかには信じられないといった様子の小高に「ある!」と自信満々のつボイ。

「これがだから、さだ“ふん"という。平中という、有名な方ですよ。だからね、いい女はこういうことなんです」と断言します。

ことの真相は、貞文がそのような行動に出ると予測したその女性が先手を打って、まり箱の中身を良い香りのする練香(ねりこう)と香木を煮た水に変えてあったということのようですが。

「こういう人物が日本史の中にゴロゴロいるんで。古事記が終わったら今度また、そんな人物を探す歴史の旅に出るのもいいかもわかりません」と、まとめたつボイです。

小高「いるかなー他にも」
つボイ「いくらでもおる!そんな人間は」

今後の「いにしえ通信」に乞うご期待!
(minto)
つボイノリオの聞けば聞くほど
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2018年02月14日10時09分~抜粋

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