2月12日放送の『つボイノリオの聞けば聞くほど』は、ゲストに歌手の刀根麻理子さんが登場しました。
つボイとは骨髄バンク活動に関するシンポジウムで共演したことをきっかけに、番組にも何度かゲストに出演。現在も骨髄バンクに関するボランティア活動を行われています。
刀根麻理子、アナウンサー志望から歌手になって30年
元々は歌手志望ではなかった
刀根さんのデビュー曲は、1984年に放送されたアニメ『キャッツアイ』第2期テーマ「デリンジャー」。この曲からいきなりのヒットとなりましたが、レコーディングの時は「滑舌が良すぎる」と注意を受けたのだとか。
元々はアナウンサー志望だったので滑舌が良いと言われてしまったようですが、当時は桑田佳祐さんがヒットを飛ばしており、そういうニュアンスで歌ってほしいと言われたそうです。
アナウンサー志望だった刀根さんは、なぜ歌手になったのでしょうか。
歌手になる前は、フリーでイベントの司会やスタジオでナレーションを読んでいましたが、ある日オーディオフェアで開催されたジャズのライブの司会を行った時のこと。
打ち上げでカラオケを歌ったことが印象に残っていたからか、後日関係者の人から「フリーだと仕事増えないでしょう?事務所紹介するよ」と勧められ、行った先が音楽事務所だったのだそう。
刀根さんのお父様は越路吹雪さんなどのバックバンドの仕事をしていましたが、家族が苦労していたため、音楽の仕事は断ろうと思ったのだとか。
しかし、歌手デビューをさせたい事務所の社長さんから提示された金額に目がくらんで、契約したそうです。
結果的に良い方に転び、つボイも「社長さんは見る目があった」と語りますが、刀根さんは「時代が良かったんですよ、ホントに」と答えました。
バブル期に思いを馳せて
「時代が良かった」と言えば、つボイは刀根さんのこのエピソードの中に、さらに時代を感じることがあったようです。
つボイ「時代と言えば、オーディオフェアいうのは昔はありましたけど、(最近は)とんとないですね」
刀根さん「各社がスピーカーは素晴らしいとか。高級品でしたよね」
もちろん今でも高級なオーディオ機器はありますが、昔は一般家庭でも5万や10万円近くするオーディオセットで音楽を聴いていました。今やスマホで聴く時代で、隔世の感があります。
つボイ「(小高アナを指して)この人ね、昔AVギャルやったんですよ」
小高「Audio & Visualです(笑)誤解のないように言ってくださいよ!カセットテープやビデオテープを販促してたんです」
つボイ「その他、モータリゼーションのキャンギャルもやってたんですよ。すごい良いように聞こえますけど、公道ではなくて農道とかでやってたんです」
小高「耕運機とか。田んぼの真ん中で。値段は高いんですよ。歌手にならないかとは言われなかったんですけど、農家の嫁にならないかとは言われたことがあります。刀根さんと似てるじゃないですか」
つボイ「全然違うっ!全然違うということがわかりますけどね」
刀根さんが出演される歌舞台『ぼっこ~いじめの復讐は倖せになること~』が、2月18日に名古屋市で開かれます。
いじめがテーマの劇ですが、刀根さん自身が子供の頃にいじめを受けたことがあるのですが、いじめっ子の側もストレスや問題を抱えているのではないかと思い、問題に取り組んだということです。
いじめに悩んでいる方やその親御さん、また問題に関心のある方など、足を運んでみてはいかがでしょうか。
(岡本)
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