つボイノリオの聞けば聞くほど

男女の営みに相応しいBGMを考えてみた。

1月30日『つボイノリオの聞けば聞くほど』「お花畑のコーナー」では、男女の営みの際に合うBGMについて、つボイノリオと小高直子がリスナーとともに考えました。

お花畑"へ至る道にはどんな曲が合うのでしょうか。皆さんも一緒に考えてみましょう。
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非日常のあの瞬間


"お花畑"が見られる、見れない。いつも見られる。まだ見たことがない…人によってその瞬間は様々です。
しかし、この"お花畑"、番組を初めて聞く人にとっては意味が通じません。花畑ぐらい花壇に行ったら見られるものですが。

「そうではない」

小高直子アナウンサーが断じます。

つボイ「ある、非日常のあの瞬間に、耳には音が聴こえたり、目にはお花畑が見えたり、そういうコーナーでございます。あの最中に、どんな音楽かけたらええんやろ、という話もありました。」
小高「自分のアタマの中ではなく、BGMとして、いいものはなかろうかと」

以前あるリスナーが、まだ結婚前に付き合ってる時、旦那の部屋を訪ねて行ったらケニー・G「Forever in Love」をかけてムード作りをした、という話を寄せてくれました。
この曲は映画『タイタニック』で使われた曲です。これに対して別のリスナーは…。

「お花畑に『Forever in Love』ですか?ムードというか、私、寝てしまうように思います」(Aさん)

テンポも大切


「私の場合は『エマニエル夫人』が良いと思います」(Bさん)

実際に曲を聴いてみて「これ、力が抜けそうじゃないですか」と言う小高。
つボイは「女の人は力、抜いといて下さい。女の人の力を抜かせるためのBGMですから」とフォローします。

小高は曲のテンポが気になるようです。

つボイ「小高さんは"遅い"と言っているわけですか?」
小高「聞いただけじゃないですか」

つボイが「1、2、1、2、1、2」とリズムをとると「ハイハイ」と合いの手を入れる小高。

つボイ「ハイハイやない!そこの掛け声は"アッハン"とか言うんだろっ!何で"ハイハイ"なんや。困ったもんですね」
小高「なんか映画のイメージにはいいんでしょうけど。実際にはどうですかね…」

このリズムは小高には合わないようです。

いろんな夫人がいた


映画『エマニエル夫人』はシルビア・クリステルの出世作。1974年(昭和49年)公開でした。

小高「あの籐の椅子に座ってるのでしょ?今、バーンと思い浮かべましたね?」
つボイ「浮かべた。なんとか夫人というのがいっぱいいましたから。チャタレイ夫人とか、なんとか夫人、なんとか夫人…っていました」
小高「そんなにたくさんいた?」
つボイ「五月みどりさんが東京かまきり夫人とかなんか。そんなやつもありましたよ」
小高「何それ」

つボイが言いたかったのは『五月みどりのかまきり夫人の告白』のことでしょう。田口久美さん主演『東京エマニエル夫人』『東京エマニエル夫人 個人教授』『東京ディープスロート夫人』がありました。
いずれも1975年の公開で、『エマニエル夫人』に便乗して作られました。

開放されてきたと思ったら


つボイ「バンコクに住む、外交官の妻であるエマニュエルは…というところから始まってくわけです。初めのうちは大人しかった彼女も、だんだん開放されていく時にこの曲が流れてくるわけですよ。開放されてきますか?」

小高「開放…言うか、スタジオが寒い。ドア開放せんといてよ」

スタジオ機器の更新のため、今週から『聞けば聞くほど』はCBC本館第2スタジオから放送しています。築61年という歴史を持ち、番組開始時から6年近く使用していたスタジオですが、現在は機材配線の都合で、ドアを半分開けて放送しているのです。

「サーフィン・U.S.A.」が良い小高


「うちも滅多にしませんけれども、古のある時、妻が、あの時はなんか"大きな波がバーンと来るような感じ"やったと言ってましたんで、ビーチ・ボーイズの『サーフィン・U.S.A.』をお願いします」(Cさん)

スタジオで「サーフィン・U.S.A.」をかけてみます。

小高「これはリズムスピード的にはいいかも」

つボイ「小高さんはこれですか?1、2、1、2、1、2、1、2、体育会系か。そんなとこに使われるビーチ・ボーイズの立場になってみなさい」

小高「良い感じじゃないですか。私はエマニュエル夫人よりこっちの方が良い」

つボイ「さっきのリスナーさんとあなたはちょっと違ってますよね」

人によっては危険なお花畑


「絶頂時にお花畑が見える女性がいる一方で、ちょっと危ない状況になる女性もいる、という話をイギリスのタブロイド紙『ザ・サン』が紹介しております」(Dさん)

Dさんのおたよりによれば、エッチの最中に強いオーガズムを感じた時に、脳卒中を発症した女性がいたそうです。医師によると、オーガズムに従って頭痛が引き起こされる「性交時頭痛」という患者が稀にいるんだとか。

「その最中に、頭痛を感じる人は気をつけてくださいよ!」と注意を促すつボイです。
ここまで来て、やっと”お花畑”の意味が理解いただけたかと思います。

短い人向けの曲


「今『サーフィン・U.S.A.』がかかりましたけども、次は『ユー・サーファー』、あなたはサーファーという世界で一番短い曲。長さは1.316秒だそうです。短い人は、こっちの方が良いでしょう」とリスナーから寄せられた曲を読み上げるつボイ。

つボイ「さっきのハイハイ、より短い」
小高「ザンッていう感じですかね?」
つボイ「ザンッ。あれ?がっかり、ですわ」

「なんでサーファーなんでしょう?…ユーサファーか。サファーです、これ」とおたよりを確認する小高。

つボイ「私、ずーっと『サーフィン・U.S.A.』につられてましたですね」

リスナーから寄せられた曲は、ナパームデスの「ユーサファー」でした。

頑張ってるか? 44秒しかないぞ


「私のお勧めするのはライムスターの『星に願いを』です。ライムスターはキング・オブ・ステージの異名を持つラップグループです。44秒という短さの中に起承転結があり、聴き終わった後、必ずやお姉ちゃんは『ハイハイ、わかったわかった。ハイ、もうええから、言うこと聞いたるわ』というような気持ちになるに違いない曲です」(Eさん)

小高「どんな曲ですか?『星に願いを』。タイトル綺麗ですけどね」
つボイ「あの有名なラーラーララ、ラーラーラーでしょ。あれを綺麗なハーモニーでもってやるんじゃないですか?」
小高「それ、ミッ○ー浮かんでくるから、アカン様な気がします」

つボイ「頑張ってるか? 44秒しかないぞ」(○ッキーマウスの声)
小高「言わない」
つボイ「そのうちに、お前の…」
小高「やめて!」強引に止める小高。

二人はディズニー映画『ピノキオ』のほうの「星に願いを」を思い浮かべましたが、ライムスターの「星に願いを」は全然違う曲でした。

お花畑はいつも年の瀬


「私の友達は『第九』のコーラスをドイツ語で歌うというイベントに、強制的に参加させられました。口パクしたら役職降級だからなと言われ、四六時中スマホの『第九』をイヤホンで聞いてました。もちろん彼女といたす時もです。
MAXに近づくと歌声がだんだん大きくなって、ドイツ語の巻き舌で力強くフィニッシュ。第九のコーラスも大成功。その時のボイスレコーダーを聞いた上司も、迫力ハンパねーと絶賛でした。ということで、彼女といたす時は、必ず『第九』を歌うという、あくまでも友だちの話です」(Fさん)

「最後の一行が怪しいですね」とつボイ。

「エッチの時のBGMですが、僕の実体験では、ラブホで有線を選曲していると『気が散るからやめて』と言われました」(Gさん)

「自分のペースや。皆さん方の、曲に託したいろんな気持ちのお話でございました」と締めるつボイノリオでした。
(尾関)
つボイノリオの聞けば聞くほど
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2018年01月30日10時01分~抜粋

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