社会の出来事から人に言えないあんなことまで、リスナーからいただいたおたよりを中心に、つボイノリオと小高直子アナウンサーがトークを繰り広げる『つボイノリオの聞けば聞くほど』。
12月27日の「馬の耳、ロバの耳」のコーナーでは、山尾志桜里衆院議員が前日、立憲民主党に入党したということで、政治家の不倫についてのおたよりがたくさん寄せられました。
政治家の不倫について、つボイが『古事記』から考えてみた
昭和の政治家たち
不倫騒動を取り沙汰された山尾志桜里議員について、まずはこんなおたよりが。
「私の家は昔、旅館でした。あの頃の政治家さんは芸者衆をあげてどんちゃん騒ぎをされていた。次朝、その政治家の奥様がお着替えを持って訪ねてきて、接客したお手伝いさんに志を渡して帰っていかれました。最近、世の中世知辛くなっていませんか?ルールを設ければ必要以上に縛られて、なんか生きづらい世の中になってきたように思いますが」(Aさん)
昔の世相のおおらかなところを懐かしむおたよりが続きます。
「昭和の頃の大臣に、記者から愛人問題を追及された時の返答で、私には彼女たちの生活を守る責任がありますから、と毅然と言い切った人がいたそうです。愛人を囲うことがいいこととは思いませんが、昔は結構こういう話があった気がします。今のように不倫騒動が起こして涙を流して謝罪している姿をみると、なんか人間小さいなと思います」(Bさん)
昭和の政治家の姿が思い浮かびます。
愛人と不倫の違い
これらのおたよりに対して、つボイノリオは独自の考えを展開します。
つボイ「愛人というのは、生活の面倒を全部見るということです。これは女の人が自立してなかった頃です。今、女の人は自立できるから愛人ではなく、対等の関係になるから不倫となるのですよ。
それで昔とは様子が違ってきたのではないでしょうか」
昔と今、愛人と不倫の違いが少し分かりますね。
他にも、政治家の不倫には興味がないという意見もあります。
「仮に不倫をしたとしても、政治家としてちゃんと仕事をすればいいんじゃないでしょうか。逆に、不倫をしなくても政治家としてきちんと仕事をしない政治家の方が政治家失格だと思います」(Cさん)
時代は巡る
しかし、山尾議員には厳しい意見もあります。
「山尾さんの不倫疑惑、浮気の裁判では同じ部屋に何時間もいたら浮気したことになるんだよ。これ以上地元の恥をさらすなよ」(Dさん)
つボイは「今は部屋にいただけでも不倫、昔は愛人がいますと言っても通る。これも時代ですかね」と、考えあぐねている様子。
古事記から山尾さんまで
小高さんの、日本の昔の神々の活躍を記した古事記を紹介する「いにしえ通信」のコーナーの感想もたくさん寄せられました。
古事記というと難しい気がしますが、神様の壮大な下ネタの集大成のような感じです。
つボイは「古事記みたいなところからきて『源氏物語』の世があって、昭和の頃は豪快な政治家がいて、山尾さんとかが出て、ずっとつながってるんよ。日本は連綿としてずっとこういう国や。急に山尾ちゃんだけに『お前だけやろ、不倫してるのは』と言ってもね」と、色事において古事記と現代を結びつけ、力説します。
確かに不倫は急に出てきたわけではないですね。
古事記はおおらか!
つボイはさらに「古事記は不倫ばかりでないですよ」と言います。
「大便やらUNKOやらすごいですね」(Eさん)
つボイは「私の好きな世界や」と満足気。
小高直子も「古事記、そんな話ばかりですよ」と肯定せざるをえません。
「つボイさん、小高さんにかかれば、古事記も官能小説になってしまいますね。家庭で何かむしゃくしゃすることがあったのでしょうか」(Fさん)
小高は「私にかかってそうなっているのではなくて、古事記がそうなんです」と、これだけはハッキリしておきたいところのよう。
神様も人間?
「来週、初詣に行くけれど、『いにしえ通信』を聴いたら、男と女がドロドロでありがたみがなくなるな。神様も人間やなと思っちゃいます」(Gさん)
つボイは「神様は神様です。人間は人間ですけど」と、いちおう訂正しました。
確かに『古事記』では、神様が不倫なんて当たり前の世界なので、少しおおらかな気持ちになりますね。
(みず)
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