「伊藤アナウンサー、これ。いっぱい届いております」
番組冒頭のニュースコーナーに登場した伊藤敦基アナウンサーに、つボイノリオがおたよりの束を見せます。
「僕へのファンレターですか?ありがとうございます!」と冗談を言う伊藤アナに「それはまた後日…」と言葉を濁すつボイ。
12/19の『つボイノリオの聞けば聞くほど』。
たくさんのおたよりが寄せられたのは、いま巷で話題の、あの件についてでした。
伊藤敦基アナが熱弁。「プロ野球界は実績を積んだ人ほど、最期は哀れ」
松坂大輔は中日に要る?要らない?
「中日の松坂大輔が誕生するかもわかりませんねぇ」(Aさん他多数)
中日ドラゴンズが、松坂大輔投手の獲得に向けて動いていると報じられました。
「過去にもねぇ、河村さんとか佐伯さん、田村さんとか小笠原さんとか。他球団からの戦力外通告を受けた選手を受け入れておりますから、松坂の入団もありうるかもわかりませんね」(Bさん)
「しかし、右肩の不調ということで。今季1軍登板はなくて、リハビリ途上での松坂投手ですけれども。これどうなんでしょうかね」(Cさん)
「ソフトバンクをお払い箱になった松坂大輔獲得に向けて動いているようですけれども」(Dさん)
「そんな動きがありますけれども、要りますかねぇ?」(Eさん)
中日の松坂投手獲得については、厳しい見方をしているリスナーが多いようです。
「要らん!」(Fさん)
「やっぱり必要ないんではないかと思います」(Gさん)
「観客動員数が落ちてる中日にとって、客寄せパンダにはなるかもわかりません」(Hさん)
「若狭さん(若狭敬一アナ)は、キッパリと『松坂大輔獲得はない!』と言っていたので、いよいよ木俣(達彦)さんの後を継ぐことになるのではないでしょうか」(Iさん)
やはり松坂獲得には後ろ向きな意見が続きます。
森監督らしいな
ここで伊藤アナに意見を求めるつボイ。
「どういう形になるかわかりませんけれども。例えばキャンプ、テスト参加とか。その先にひょっとしたら、良ければGOサインとして獲得するという可能性もありますけどもね。そういう方向に持って行くかもわかりませんけれども」
伊藤アナの見解としては、松坂投手獲得はあり得るとのこと。
そして、西武時代の松坂にコーチとして指導していた森監督の人間性にも触れます。
「一つ、森監督らしいなと思いますね。非常に情に厚い人なので。自分が見ていた"平成の怪物"松坂大輔の最期、おそらく野球人生最期でしょう。『だったら俺が面倒見てやるよ』という気持ちを見せるっていうのは森監督らしいなと思います」
「実績を積んだ人ほど、最期は哀れ」
「平成の怪物とまで言われた人が、『要らん!』という人もおりますでしょ。この厳しい声ですよ」
このつボイの発言を受けて、伊藤アナが「これはですね、断言しますけれども」と、思いの丈を語ります。
「実績を積んだ人ほど、最期は哀れなんです。プロ野球界は」
この重みのある一言に思わず「はぁー、そうです」と納得した様子のつボイ。
伊藤アナの発言は続きます。
「金本(知憲)さんだってそうでした。恐らくこの先、イチローさんもそうでしょう。最期っていうのは、実績積んできた人・輝かしい成績を築き上げた人ほど、最期キッパリ綺麗に辞められる人なんて珍しいんです!
最期は本当に、皆からやいのやいの言われて衰えていって、それで辞めていくんです。あの長嶋茂雄さんだって、現役時代を知る先輩記者たちから聞くと、まぁ最期は打てばゲッツーだしエラーもするし。もう見るのも悲しかった、という人もいますよ」
しかしその長嶋さんが引退時に放った名言「巨人軍は永遠に不滅です!」に対し、ファンが挙げたのは「辞めるな!」との声でした。
「これがスーパースター、ヒーローなんだと。やっぱり引退間際ってのはどんなに輝かしい実績・功績を残した人も、皆もがき苦しんで辞めていくんですよね。これができるのが、やはり実績を積んできた人に与えられた特権なんです」
長く野球実況を担当しているだけあって、思い入れの強さを感じる伊藤アナの発言です。
「みんなね、そんな機会も得られずに、ただ首を切られるんですよ!」
伊藤アナの熱い想いは止まりません。
中日には選手を復活させる土壌がある
「今、松坂が最期の時期に来ているのか。実は長期の不調っていうだけで、まだまだ頑張れる余裕がどこかに残っているのか、そこの見極めで。だってもっと野球選手で、ずっと年齢的にも頑張っている人もいるわけでしょ」
小高直子が新しい意見を出します。
「そこなんですよね!中日ドラゴンズっていうのは不思議な球団で、40歳だとまだ頑張れるっていう球団なんですよ。今年は岩瀬が"カムバック賞"を獲ったじゃないですか。そういう土壌があるというか。ファンの皆さんの厳しいご意見はもちろんなんですけれども、監督・コーチ陣が『もしお前が頑張るんであれば、もう1回こういうチャンスがある球団だよ』という、そういう土壌があるんですよね。それでもしやっぱりダメだったらやめろと、いうことでしょうね」
中日には選手の再生に機会を与えるベースがある、と伊藤アナ。
「ひょっとしたら、小高さんが言ったように長期の低迷の中のひとつで、4年ぶりの勝利とか、〇年ぶりの1軍登板っていう風になってくる可能性もありますよ」
伊藤アナは、松坂投手が中日で再度華を咲かせてくれる可能性に賭けてみたい様子。
「昔、中村紀洋を獲って活躍したこともありましたよね」(Jさん)
リスナーの中にも、やはり同じように考えている人がいます。
「それと松坂投手から何か勉強することが、今の中日の選手にもある可能性はありますから…。まだ決まってませんよ!獲得するとは決まってませんけど、もし入ったとしたらそんなチャンスもありますし」
松坂投手の獲得は、中日の他の選手にも好影響を与えるであろうと伊藤アナ。
ロケット乳でいいじゃない
つボイ「かわいそうやなとか、じーんとするねとか。末路ってそういうもんかとか。だからスポーツって人生託すんですよ。いろんな物を被せて。山あれば谷もあるというところで、皆一生懸命やってる。その姿を僕らは見てるわけですよね」
伊藤「羽生結弦だってそうじゃないですか!あの絶対王者、もう絶対間違いないだろう。平昌だって、2大会連続金メダルだろうって我々ついこの間まで思ってましたけど。右足首のケガなんていうことで。着氷で失敗して、こんな風にドーン!と大ピンチがやってくるんですよ」
小高「プロだから。頑張ったから良しとしようでは済まないですよね」
伊藤「済まないですね」
小高「そこが大変辛いところですよね、厳しいですよね」
「奥さんがロケット乳でいいじゃないですか」(Kさん)
全く違う観点から、松坂の獲得を推すリスナーも現れました。
「関係ない!ぜんっぜん関係ないっ!」
大声で叫ぶ小高。
「入ってほしいです!あの松坂がドラゴンズの一員となるのはいいなと思います!」(Lさん)
たくさんのおたよりが寄せられた、中日による松坂投手獲得の動き。
リスナーの関心の高さが伺えます。
しばらくは、松坂投手絡みの報道から目が離せません。
(minto)
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