つボイノリオの聞けば聞くほど

教科書から吉田松陰が消える?代わりにつボイノリオの名曲を!

2018年03月25日(日)

ニュース

『つボイノリオの聞けば聞くほど』の金曜日は「お便り復活デー」。今週読み切れなかったおたよりを紹介していますが、この記事では今回、「日本史・世界史の高校教科書に載せる用語・人物名について、半分以上削る案が提示された」という話題を取り上げます。

高校と大学の教員らで構成された「高大連携歴史教育研究会」が、「現在は3,400~3,800語もの用語が載っていて多過ぎる。実際の授業の時間数から考えると、2,000語ぐらいが妥当だ」として、削減案を提示しています。

つボイの名曲を教科書に載せよう!


削除する案の中には、実際の歴史上の役割や意味が大きくないという理由で、クレオパトラやガリレオ・ガリレイ、武田信玄、上杉謙信、吉田松陰、坂本龍馬などの名前が挙がっていますが、それぞれの人物に思い入れがあるからか、さまざまな意見が寄せられました。

つボイは「確かに学問は興味から入りますが、人物名はその役割が大きいですね。例えば、大河ドラマで好きな俳優が演じていた、その役の人物がいた時代はなんやろ?ということから入っていく方法もある」と考えます。

そんな中、教科書から消える候補に吉田松陰が挙がっているのですが、つボイと関連するこんな意見がありました。

「(つボイノリオの曲である)『吉田松陰物語』気になったので聞いてみたら、くだらなくて笑ってしまいました」(Aさん)

なぜくだらないのかについては、ここでは書けませんので、ぜひ歌詞を調べてみてください。さらにこんな意見も。

「歴史の教科書から吉田松陰が消えるのなら、音楽の教科書に『吉田松陰物語』を載せたらバランスが取れて良いのではないでしょうか」(Bさん)

この歌詞を全員で歌うと大変なことになりますね。歴史教科書問題ならぬ、音楽教科書問題が新たに生まれそうです。

どの人物を残すのか?決める難しさ


さらに、人物を減らすことへの違和感を感じるおたよりは続きます。

「無味乾燥な教科書がよりカラカラになりそうで、藤井壮太四段というスターによって、将棋が盛り上がったのとは逆で、日本史のスターを消したら、日本史への関心が大いに減ってしまうのではないか」(Cさん)

「川中島の戦いは天下のすう勢という意味ではさほどの影響を及ぼしていないのかもしれませんが、そうすると戦国時代以降は徳川・豊臣の2組だけで、やがては織田信長も抹殺されてしまうのではないでしょうか」(Dさん)

減らすことへの反対意見が多いようですが、ここで小高アナは、「細かくやればやるほど膨大になる歴史の情報について、高校の段階でどこまで覚えるかということであって、細かい内容は大学の歴史学科で学ぶということですね」とフォローしました。

出てくる人物が多すぎると暗記が大変ですし、暗記型の勉強法から脱却するには減らさざるを得ないようですが、一方で人物が減ってしまうと歴史への興味を持つ機会が減るかもしれません。

さらに歴史のメインストリームとは違うところに興味が行ったりすることが多いので、減らすべきかどうかは悩ましいところですが、できるだけ歴史に興味を持ちそうな内容の教科書にはしてもらいたいですね。
(岡本)
つボイノリオの聞けば聞くほど
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2017年11月17日09時13分~抜粋
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