つボイノリオの聞けば聞くほど

藝大出身の音楽ユニット海藻姉妹、「金太の大冒険」をオシャレにアレンジ

聴き覚えのある軽快なメロディーが流れてきました。
これはかの名(迷?)曲、つボイノリオの「金太の大冒険」ではないですか!

10/10の『つボイノリオの聞けば聞くほど』にゲストとして登場したのは、わかめさん・こんぶさん・めかぶさんの、かしまし三姉妹ポップトリオ「海藻姉妹」。
日本トップの芸術大学として名高い東京藝術大学を卒業した3人の、超絶テクニックを誇る音楽ユニットです。

2台のサキソフォーンと鍵盤ハーモニカの調べに、曲の終盤からつボイのハーモニカも重なり、より味わい深い「金太の大冒険」生演奏となりました。

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恥ずかしくない「金太の大冒険」


「あのー、途中から加わってませんでした?ハーモニカ。ワー楽しい!と思って聴いてたのに、途中からなんか入り込んできましたね」と、つボイの乱入について小高直子から早速のツッコミ。

「すみません、作曲者も加わらないかんなと思いまして」つい、うずうずしてしまったつボイ。
「ビックリしました!私の曲をよくこれだけアレンジしていただきまして」と大喜びです。

「金太の大冒険が恥ずかしくない!」との小高のコメントに、海藻姉妹も思わず大笑い。

海藻姉妹の名前の由来


今回の演奏のアレンジャーはめかぶさん。
その名前を聞いて、つボイがまず基本事項の確認をします。

「ちょっと待って!名前が。なんでこういう海藻姉妹なんですか?」

説明担当のこんぶさんが説明してくれました。

わかめさんは元々おかっぱの“ワカメちゃんヘア”であったことから、藝大入学後“わかめ”というあだ名で呼ばれるようになりました。
その2年後に入ってきたのがこんぶさん。
その時、わかめさんは自分のあだ名に危機感を抱いたといいます。
理由は、なんとこんぶさんがワカメちゃんヘアだったから!

すでにワカメちゃんヘアを卒業していたわかめさんは、“わかめ”の座を死守するため、こんぶさんに出会って最初の日に「よし、お前はこんぶだ!」と命名したんだそう。

その後、自然に海藻姉妹と呼ばれるようになっていた2人。
「何か楽しいことしたいね」と話している時に、「最強の作曲家がいる」という噂を耳にしたんだそう。

その最強の作曲家というのが、めかぶさん。
「めかぶになってくれない?」と誘い、現在の海藻姉妹の形になったそうです。

「何をやるかもよくわからないで、突然。ああ、いいよって言って」と、なんとも柔軟なめかぶさん。

変わり者が多い?東京藝術大学


めかぶさんの担当は鍵盤楽器。ピアノの他、鍵盤ハーモニカやアンデスも吹きます。

わかめさんはソプラノサックス・アルトサックスの他、スライドホイッスルなどの小物系も担当。

こんぶさんはテナーサックス・アルトサックスでベースラインや伴奏を担当しているそう。

その昔ホルンを吹いていたという小高。
3人から「入ってもらえばよかった!」と誘われますが、「金太はやりたくない(笑)」と断固拒否です。

「東京藝術大学は東大に入るよりも難しいと言われてますよ」と、つボイ。

「あと変わり者が多いということで」とする小高に「見てください!」「変わってないですよ!」「女子力高いです!」と口々にツッコむ楽しい3人。

原点は東京・谷中


海藻姉妹の結成は約5年前。

「東京藝大出ましたよ、といってね。コンサートをバーンとやってもね。普通の静かなコンサートホールでやっても十分行けるのに、どうしてこういう道を選ぶんですか?」と疑問に思ったつボイ。

わかめさんが東京の下町・谷中でアルバイトをしていた時に「クラシックよりも昭和歌謡を聞きたい!」という要望が多かったんだそう。

バイト先で演奏させてもらったことがきっかけで「人と近いところで演奏するのってすごい楽しいなと思って、だんだんだんだんクラシックから変な方向にこうグーっと曲がってって、ここにたどり着いちゃった、みたいな感じです」と、わかめさん。

つボイ「脇を固める2人も一緒になったまま出ちゃったんですか?」

わかめ「この2人を集めたのが私なんですけど、私色に全部染めていってしまって」

小高「今では一心同体な感じで」

つボイ「大概音楽の先生になるとか、演奏家になるとか。大体道としてはそういう感じですよね。こういうのはまた珍しいんじゃないですか?」

「でも今、すっごい楽しいので。まあいいかなーみたいな」と話すわかめさんです。

「浜松まつり」と「うなぎまつり」


2015年、CDとDVD『海底演奏会実況盤』をリリース。
収録されているのは全て、めかぶさんが作曲をしたオリジナル曲です。

ここでBGMとして流れてきたのは「うなぎまつり」。
一色町の「うなぎ大使」でもあるつボイは「ありがとうございます、私に関する曲ばかり流れてきますね」とご満悦な様子。

浜松出身のめかぶさん。
浜松といえばうなぎ。
「浜松まつり」で練り歩くラッパ隊のメロディーがこの「うなぎまつり」の中に入っているんだそう。

「浜松の人が聞いたら、多分わかるんじゃないかな」と、めかぶさんが話すように、ちょっとしたお楽しみが含まれている楽曲のよう。

この曲は10人による特別編成ですが、今月には3人バージョンにアレンジし直した新しい「うなぎまつり」が生まれる予定なんだそうです。

「金太の大冒険」は3分で完成?


海藻姉妹は関ジャニ∞の音楽番組でも紹介され、いとうせいこうさんに「これから来るぞっ!」と絶賛されました。

「本当に来るかなぁー」「来るかなぁー」「不安でしかないんですけど」と漏らす3人。

「いとうせいこうっていう人の感性は私は信じてる。あの人の芸人としてのキレと、社会評論家としても鋭い切り口がある人ですよ。その人が絶賛しているということは、相当自信持っていいと思います」

いとうせいこうが推すならば間違いない、と太鼓判を押すつボイ。

3人は海藻姉妹の活動以外にも、本名でクラシックの活動もしているそう。

「金太の大冒険は、ああやってすぐできちゃうの?」という小高の素朴な疑問に「めかぶさんのアレンジは3分でできちゃう」「ラーメン待ってたらできちゃう」と話すわかめさん、こんぶさん。

めかぶさんのアレンジ力に絶大な信頼を寄せている様子。

これに「大体あれ、メロディー3分で作った」と適当に乗っかるつボイ。

海藻姉妹IN名古屋港水族館


『アッセンブリッジ・ナゴヤ2017』に、海藻姉妹が登場!

12/2(土)18:00から「うどんダイニング 釜半」にて演奏を行います。
しかし、チケットの残りはなんとあと3枚のみ!
興味のある方はHPからの予約をお急ぎください!

翌12/3(日)には名古屋港水族館にて11:20~と13:00~の2回公演があります。

水族館と聞いて「ちょうどいいところじゃないですか」と感心した様子のつボイ。
「完璧なシチュエーションでやっております」と、わかめさん。

放送前日の10/9にもプレイベントとして同水族館の水槽の前で演奏をしたところ「シャチがめっちゃ寄ってきてくれて」「音に反応するんですよね」と感動した様子の海藻姉妹。

予約不要、水族館に入館すれば誰でも演奏を聴くことができるそうです。
魚と海藻のコラボレーションに期待が高まります。

「新しい人に出会えて私もうれしいですよ」と感慨深げなつボイでした。
(minto)
つボイノリオの聞けば聞くほど
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2017年10月10日11時07分~抜粋

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