9月22日放送『つボイノリオの聞けば聞くほど』、音楽や芸能関係の話題を紹介するコーナー「トーマスの箱」で、冒頭にさだまさし「遠くへ行きたい」がかかりました。
つボイがこの曲に合わせて歌っていたところ、小高直子アナから「一緒に歌わないでください。あなたの歌を聴いているのではない」と注意されました。
そうです。今回取り上げた話題は「山下達郎さんが自身のラジオ番組で、コンサートで大声で歌う観客に苦言を呈した」というものです。
しかし、この話題ならさだまさしではなく山下達郎が適切なところ。
なぜ「遠くへ行きたい」が関係があるのかについては、最後に説明します。
ライブで歌う客に苦言を呈した山下達郎。一方、さだまさしは?
コンサートで歌うのはアリ?ナシ?
9/17(日)、ラジオ番組『山下達郎のサンデー・ソングブック』(TOKYO FM)において、パーソナリティの山下達郎さんが、ライブ中についつい歌ってしまい妻から叱られたという男性リスナーのおたよりに対し、周りの客にとって「一番迷惑」で「あなたの歌を聴きに来ているのではない」「僕の隣でそういうおじさんがいたら、僕は言いますよ」と語りました。
この件についてある方がツイッターへ投稿したところ、2万3千件以上の「いいね」が付くほど、多くの賛同が集まっています。
この番組にも賛否両論、さまざまな意見が寄せられました。
「この時の山下さんの放送を聴いていました。毎回コンサートツアーに参加しています。大音量で流れるためにかき消されますが、歌ってしまいます。誰しもが大声や小声で口ずさむと思うのですが、達郎さんの(発言)にドキッとしました。これから気をつけます」(Aさん)
「ライブ感を共有したいので、アーティストが静かに聴いて欲しい曲と、一緒に歌っても良い曲を事前に教えておいて欲しい」(Bさん)
「アーティストも歌い飽きる時があるんじゃないですか。サビの部分で観客にマイクを向けたりする人もいます」(Cさん)
歌うならカラオケで歌えば良いという考えと、アーティスト本人や他のファンと一緒に歌うのがライブの醍醐味という考え、どちらも納得できるところがあるので、一概にはどちらが良いとは言いにくいですね。
隣の人に迷惑にならない程度の大きさで歌うのが良いのかもしれません。
ライブ盤はアリ?ナシ?
ライブの話から派生して、このようなおたよりも来ています。
「歌い方を変えるのもダメだと思います。特にドリカムは、CDの通りに歌ってほしい」(Dさん)
つボイはこの意見に同意します。
昔、小中学生の時にあまりコンサートに行けなかったので、洋楽のライブ盤をラジオで聴いていたのですが「俺がいつも聴いてるのと違うやん、これ」とガッカリしたと言います。
これに反して小高直子アナのライブ観は「(このライブでしか聴けないという)一期一会感」だそうです。
曲として確立しているCD通りに歌って欲しいという意見と、CD通りに歌われたらライブに来た意味がないという意見、こちらも両方納得できるところがありますね。
さだまさしのライブは○○目当て!?
山下さんの話題と似て非なる話ですが、さだまさしさんのコンサートでは、歌が始まるとトイレに行く人もいるそうですが、これは何も観客の年齢層が比較的高いことだけが理由ではないそうです。
トークが終わって歌い出したらトイレに行こうとする観客がいたので「お客さん、今歌ってるのに」と声を掛けたところ、「歌はCDで聴きますから。アンタの話を聞きに来てるんや」と言われてしまったこともあるそうです。
さださんのコンサートはMCが面白いとの定評があり、なんと『さだまさしトークベスト』という、トークだけ集めたCDもあるほどです。
ということで、冒頭「遠くへ行きたい」の曲を流した理由は、そんなさださんのエピソード、そして「遠く」と「トーク」をかけたから、と種明かしをするつボイノリオでした。
(岡本)
関連記事