つボイノリオの聞けば聞くほど

悪いのは先生の方なのに、結果として「バカ息子」だった件。

細川たかし「心のこり」に乗せて始まった「10時のつボ」のコーナー。

その歌詞通り、息子・娘が「おバカさん」と思われてしまいそうなエピソードをつボイノリオが紹介しました。

[この番組の画像一覧を見る]

1年越しで発覚した息子の疑惑


「私は岐阜県に単身赴任している関係で、家族で岐阜の話がよく出ます。
ある日のご飯時にレンタルで『君の名は。』を観てみるかと提案した時、大学1年の息子が『俺、劇場で去年観たからええわ』と答えました」(Aさん)

昨年の大ヒット映画『君の名は。』(新海誠監督)で舞台のモデルとなったのは岐阜県の飛騨市。
JR高山本線の飛騨古川駅をはじめ、多数のファンが「聖地巡礼」として訪れ話題となりました。

ちなみにこの息子さんは去年の作品公開時、大学受験勉強のため学校はもちろん予備校通いにと多忙だったはず。そんな時期に、いったい誰と観に行ったのかと気になるAさん。

「次々と妻が矢継ぎ早に質問しましたが、息子は答えず、『ごちそうさまー』と言って、自分の部屋に去っていきました。
とりあえず受かったからいいようなものの、何をしているかわからないですね」(Aさん)

小高直子アナは、結果論ですが息抜きも必要だったとフォローしつつ、「誰と行ったんやろうね?」と気になる様子。

書き出しはバカ息子なのに…


続くBさんのおたよりは、「中3の息子がバカで仕方ありません」と、すがすがしいほどの斬りっぷりで始まります。

「夏休みの宿題の読書感想文で事件が起きました。読書感想文は他の宿題よりも期限が早く、8月18日までに提出となっていました」(Bさん)

読書感想文は市主催のコンク―ルに向けてのものですが、先生が選定しなければならないため、提出が早めになっていたそうです。

「期限を過ぎた20日の夕食時、妻が息子へ『そういえば、18日の感想文出してきた?』と聞いたところ、『いや、出してない』との返答が。
妻が『何やってんの!高校受験の内申点に響くんじゃないの?18日学校へ何しに行った?』と聞くと、『学校に行ったけど、先生に受け取ってもらえなかった。受け取ってもらえず困っている生徒が20人ぐらい職員室の前にいた』と返答」(Bさん)

なぜ先生に受け取ってもらえなかったのか?その理由は驚くべきものでした。

「先生から『18日期限で当日持ってこられても、読めるわけないだろ!』と言われたというのです」(Bさん)

もちろん、学校からのプリントには「18日期限」としか書かれておらず、口頭でも1日前に持ってくることとは言われていなかったようです。

悪いのは先生の方じゃないのか


内申点に影響があると思われる上、Bさんの息子さんは締め切りを守って書いているのです。
親として抗議しようと考えたBさんですが、その日が日曜だったため、ひとまず次の日に再度提出して様子を見ることに。

「翌日の夕食時に受け取ってもらえたか息子に確認してみると、『今日、先生から電話があって、夏休み明けの提出で良くなった。他の保護者からクレームが届いていて、先生も俺にめっちゃ謝ってた』と返答。
夏休み明けに締め切りが延びたとはいえ、すでに読書感想文は書き上がっているのだから、『明日にでも提出しておけよ』と言っておきました」(Bさん)

ここまで読むと悪いのは先生の方ですが、ひとまず一件落着というムードです。

妻が激怒したのはおバカな…


ところが翌朝、Bさんの妻が息子さんにものすごい剣幕で怒っていました。妻に理由を尋ねるBさん。

「朝起こそうと思って息子の部屋に入ったら、机の上に『読書感想文』とだけ書かれた原稿用紙が。実はまだ全然書いてなかったのです。
息子に『18日の提出日は学校へ何をしに行ったのか?』と聞いたところ、『今日は間に合いませんでした、と言うつもりだった』と答えました。
元々は先生が悪いのですが、それ以上にうちの息子が悪いやないか!と思いました。
結果的に内申点には響きませんでしたが、うちの息子には腹が立ちます」(Bさん)

やはり書き出しのように「バカで仕方がありません」というオチでした。

ここでつボイノリオが、読書感想文が書けなかった場合の切り抜け方として迷案を授けます。

「『読書感想文』という文字を延々と原稿用紙に書き続けると、『読書感想文が書けました』と言える」

一休さんのトンチのような回答ですね。
しかし、「時間がだいぶかかる割には怒られる上に、また書き直させられますよ」と指摘した小高直子アナでした。
(岡本)
つボイノリオの聞けば聞くほど
この記事をで聴く

2017年09月13日10時03分~抜粋

関連記事

あなたにオススメ

番組最新情報