いきなり何の説明もなくかかったのは、ムード歌謡風の楽曲。
「さあ、この曲に乗せましてたくさんのおたよりをいただいております」と淡々と始めようとするつボイノリオに、「なっ、何の曲ですか?」と戸惑いながらも当然の質問を投げかける小高直子アナ。
これは、さいたまんぞうの「なぜか埼玉」という、埼玉をモチーフにしたコミックソング。
雰囲気たっぷりのこの曲にたくさんのリクエストをいただきました。
今の時期埼玉"と言えば、そう、あの話題しかありませんね。
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広島広陵・中村捕手と「69」の深い関係?
曲の哀愁と球児の躍動感がマッチ?
「何の曲?」という小高アナの質問をスルーしておたよりを読み出すつボイ。
「昨日高校野球の決勝が行われ、広島の広陵と埼玉の花咲徳栄が対戦し、14対4で徳栄悲願の初・日本一に輝き、埼玉勢では初の日本一となりました。躍動の球児たちの…」(Aさん)
「あのーあのあのっ、甲子園の優勝の、埼玉の話?で、この曲がなに?」
メランコリックな曲調とおたよりの内容とのギャップについていけない小高アナは、なめらかに読み進めるつボイに必死でストップをかけます。
つボイ「さいたまんぞう『なぜか埼玉』というので、もう埼玉づくしでやってますのでね」
小高 「この漂う哀愁感はどうするんですか?」
つボイ「この球児たちの汗と涙、躍動感が見事にこの曲とマッチしてます」
小高 「もっと喜びあふれたこう、賑やかな華やかな」
つボイ「華やかに聞こえませんか?躍動感、感じませんか?」
小高 「しかもどこかおっさんくさい、若者の香りが何もしない感じの」
つボイ「埼玉といえばこれですので、無視して続けていきたいと思いますけれども」
すっきりしない小高アナをよそに、Aさんのおたよりは続きます。
高校野球ってそういうもの
「私は埼玉県出身ではありませんが、埼玉に住む私にとって、地元埼玉が高校野球でも日本一になるのはうれしく感じます。来年は100回記念でもあり、多くの感動を期待いたしますよ」(Aさん)
「埼玉県人ではないけれど、ずっと住んでいるとそういう気持ちになりますよね。高校野球ってそういうもんで地元はもちろん応援ですけれども、嫁さんの里が何県やなとか、学生時代あそこに住んどったよとか。ちょっとした関わりがあると、球児の中で知り合いも誰もおらんけど、応援したくなる」(つボイ)
そうそう、高校野球ってそういうものですよね。
固くなってノビノビ
「おめでとう埼玉。私の予想では5対4で広陵でしたが、広陵は私のノリオ君(当番組独自の隠語)のように固くなってミスが目立ちました」(Bさん)
つボイ「ここちょっとなんか自慢があるな。ミスのところまでは謙遜です。固くなってというところです」とつボイ。
小高 「無駄にねっていうことね」
つボイ「無駄に固くなる、有効に固くなる。これ固くなるという結果は同じでも、全然違うということですか?小高さん」
小高 「この場合は広陵は無駄に固くなっちゃったわけですね」
小高アナ、上手に逃げたかと思いきや?
つボイ「徳栄はノビノビしてました。固くなってノビノビするいうのがいいですね」
結局シモネタから離れられません。
つボイ「高校野球でシモネタやめてください!」
小高 「自問自答しないで!」
つボイ「失礼いたしました」
来年は69回大会に続く記念大会
「さあ来年は69回大会に続く記念の100回記念大会です」(Cさん)
さすが『聞けば聞くほど』リスナー。
数字と見れば、当番組におけるおめでたい数字「69」に触れずにはいられません。
小高 「69回に続いて100回っていうのすでにおかしいですよ!」
つボイ「おかしいですか?なんでこうシモネタが入る?高校野球に。頼むよ皆さん」
あなたに言われたくありません、というリスナーの声が聞こえてきます。
ここにも"幸せ一定量の法則"が
「広陵うまくいきませんでした。広島にも“幸せ一定量の法則”があったんですね。ちなみにサンフレッチェ広島はJ2降格圏内にいて危ないです」(Dさん)
「幸せ一定量の法則」とは、つボイが以前から唱えている法則。
「それぞれの地域で幸せの量が一定で決まっているので、誰かが活躍して多く幸せを持っていく」というものです。
つボイ「高校野球の運、サッカーの運も全部奪い取って今、カープががんばっていると、こういうことですよ」
小高 「一定量の法則は広島にもあるわけですか?」
つボイ「あるわけです。多くの人の涙の上に咲いた“あだ花”が今、広島の好成績と」
小高 「そうも言いたくなるドラゴンズの成績」
高校野球からプロ野球の話に飛び火しました。
「藤井四段、全部持ってった」
つボイ「ドラゴンズこんだけ悪いということは、他にいいところもあるわけですよ。愛知県内の運というのはドラゴンズはつかめませんでした。つかんだ人は誰でしょうかね?愛知県で」
小高 「誰が持ってった?高校野球も1回戦で負けちゃったし」
しばし考える2人。
しかし、いましたいました!大事な人を忘れていました!
つボイ「藤井四段。藤井四段、全部持ってった」(おどろおどろしい声)
このつボイの声に笑いが止まらない小高アナ。
小高 「いいじゃないですか、みんなで応援してるんだから!」
つボイ「応援でも、けなしでもないですよ。法則で言ってるだけですから。10-5=5と同じことです」
もう一度つボイの声を聴きたくなった小高、ついまた問いかけます。
小高 「誰が持ってった?」
つボイ「藤井君」(おどろおどろしい声)
広陵・中村捕手につきまとう「69」
「今年は本塁打の数が大会最高記録を更新したようで、その本数が68本。中村捕手が1本打ってくれたら、『聞けば』的にはかなり大きな意味があったんではないかと思いますが」(Eさん)
また出てきました、「69」を目指すおたよりが。
そしていよいよお待ちかね、次のおたよりでようやく「69」が登場します。
「中村君、甲子園6本のホームラン。誕生日が1999年6月6日生まれ。6やら9やらそしてホームラン6本やら」(Fさん)
つボイ「6と9がこの人には付いて回る数字なんだ、ということですよ、ここが彼のすごいところですよね」
なんとかして自らの宇宙「69」に中村君を引き込みたいつボイ。
小高 「1999年6月6日」
つボイ「ホームラン6本ということで。1が余分やな」
小高 「いるでしょ!1のぞいたら999年。えらい昔の人になってしまうやないですか!」
つボイ「平安時代の高校野球なかったやろか」
小高 「ないです、ないよ」
つボイ「蹴鞠(けまり)はあった。“全国蹴鞠大会”っていうのがあったかもわかりませんね。それぞれの地方からお公家さんが出てきて蹴りあうという」
小高 「もう時間ないんでね」
“全国蹴鞠大会”という架空の話で時間切れ。
69と意外や関係の深い中村捕手に、ぐっと心が近づいたつボイでした。
(minto)
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