つボイノリオの聞けば聞くほど

つボイノリオの心残り、酒に消えた立川談志の前座

内閣改造が終わり、早くも新大臣の失言などが話題となっています。
しかも今回は、パーソナリティのつボイノリオと関係の深い大臣がいます。

江崎鉄磨・沖縄北方担当相です。

江崎氏は、つボイと同じ愛知県一宮市で生まれ、高校の先輩にあたります。
「しっかりお役所の原稿を読ませていただく」発言で就任早々、物議をかもしましたが、その後もいろいろ話題になっているようです。

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いじりがいのある大臣登場?


「いろいろな人がいまして、最近は、二人足して二で割った方がいいと思う人がいます」とつボイは口火を切りました。

「国税庁の長官、佐川宣寿くんは、あまり出てこうへん、しゃべらない。一方、この人は出てきてよくしゃべって、私の先輩の話ですが」

やはり、話題は江崎新大臣のようです。

「つボイさんの先輩、江崎さん、この人好きです。政治家としては正直過ぎますか。つボイさんも、過去にはいじりがいのある人が好きだと言っていたような気がします。ただ一言多いです。根は悪くないんですよね」(Aさん)

つボイは「沖縄の地位協定、A級戦犯の靖国の合祀には反対ですなど、言ってることはなんの間違いもない」と擁護します。

「言ってることが正しいかどうかは置いておいて、今までの政府見解とはちょっと違う方向性の発言をしたことに、みんな、えっ?となっています」

小高直子が冷静に補足します。

政治家の酒は間違いのもと?


「それだけではないんですよ」と、つボイは次のおたよりを読みます。

「初閣議の直後に、慣例では日本酒が出されます。酒好きで知られる江崎新大臣に、安倍首相は、『江崎さん、飲んだらダメですよ』と声をかけた。しかし、江崎氏は二杯目も口にした。江崎氏は悪びれる様子もなく、『これで勢いがついて、舌がなめらかになるんです』」(Bさん)

「これがあかんのやろ」と、つボイ。

「つボイさんの先輩は最近の大臣中ではいい人感が強く感じられますね」とか、「いろいろ政府見解と違うところはあるが、そういう考えもあるよね」というところでは括れる方ですが。

「江崎さんは、文春の取材に、酒飲みなんだもんいいじゃないか的なコメントを残されました。同じ酒飲みの私としては心強い大臣の誕生と喜んでいます」(Cさん)

「いろいろ問題はありますが、こうやって共感できる人もいます。が、酒のことで失敗しないように」

そう言うつボイには思い出すことがありました。

つボイ、立川談志の前座が酒に消えた


実はつボイには議員の酒で苦い思い出が。

立川談志さんが沖縄開発庁政務次官のとき、酒でべろべろになって会見。
「公務と酒とどちらが大切なのか?」と聞かれて、「当たり前だ、酒に決まってんだろ!」との発言が大問題になって、在任期間わずか36日で辞任してしまいました。

その前に、立川談志さんはつボイの「金太の大冒険」を聴いて「面白いじゃないか、これ。俺の前座で歌えよ」とオファーしたのです。

「わかりました!」とつボイはスケジュール空け、立川談志の落語会で歌うことが決まっていたのです。それが「酒に決まってんだろ!」発言で揉めて、その会がふっ飛んでしまったそうです。

「恨みがあるわけだ」と小高。
「酒ぐらいいいじゃないか、と私としては思うのですけどー。とうとう談志さんに会えなかった」と、今でもつボイは心残りな様子。

「だから酒に関しては、まんざら無関係とは言えないです。今度は先輩が酒でいろいろ言われていますし」

思いがけなく、談志さんとつボイの意外な接点を聞くことができましたね。

素人の大臣はNG!


江崎大臣についておたよりは続きます。

「江崎さんの、原稿棒読み発言で、素人で何が悪いとおっしゃる方もたくさんいます。しかし、この度問題になっているのは大臣ですよ。その国の部門のトップです。例えば防衛大臣が素人でいいんですか?いざ有事のときに素人が指揮するんですよ」(Dさん)

「これ本当だ、この人の言う通り。今まで素人の方がずっといるもんだから、あれでいいと私も思っていました。やっぱり素人ではあかんわ」と、つボイは、皮肉をこめつつも考えを撤回しました。
そして、先輩に対する風当たりの強さもひしひしと感じているようでした。
(みず)
つボイノリオの聞けば聞くほど
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2017年08月09日09時43分~抜粋

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