つボイノリオの聞けば聞くほど

パンツやおっぱいに関する、学術的で高尚なお話

日替わりテーマでお送りする「10時のつボ!」。7/25は、「パンツ」のコーナーです。
『パンツを脱いで寝よう』(歌・えんどうまゆみ)をBGMに、下着にまつわるおたよりを紹介していきます。

“人間は道具を使う動物である”と言われますが、実際には道具を使う動物は他にもいます。しかし、下着を発達させた動物はいない。
「人間の人間たるゆえんは下着であろうという、人間の根源を見据えたコーナー」だと、パーソナリティーのつボイノリオはその高尚さを語るのでした。

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股上からコンニチワ♪


まずはAさん(女性)からの高尚なおたよりです。
「夫のパンツはいつも私が適当に選んで買っています。先日も夜に『これ、新しいの買っておいたよ』と言って夫に渡しました。そして翌朝、起きてきた夫がひとこと。『俺、このパンツ、ダメだわ』」

サイズが合わなかったんでしょうか。いや、ちょっと違うようです。

Aさん「夫はこう言ったのです。『朝起きたら、元気になった“ノリオくん”がはみ出してた』」

“ノリオくん”とは、この番組限定の隠語で、男性の大事な部分のことです。

Aさん「股上(またがみ)が浅めのボクサーパンツだったため、ノリオくんがパンツの上からコンニチワ♪と顔を出していたようです。買う時にSかMかというサイズは見るものの、股上の長さまでは考慮していませんでした」

それを聞いたアシスタントの小高直子アナウンサーが提言します。
「でも、そうなるのは朝だけで、家に奥さんがいるだけだから。そうそう外ではそうならないし、なったところで見えないし。そのパンツそのまま使えばいいんじゃない?」

いやいや、アレはちゃんと収まってないと落ち着かないもんなんですよ。それを踏まえてつボイはAさんにこうアドバイスします。
「股上の長ーいパンツを買う。『これください♪』って言うだけで、店員さんや他のお客は『おっ、この人、いいダンナさん持ってるなあ』となる。自慢やわ」

いっそのこと、下着メーカーもそれをウリにしてしまえばいいという話になり、キャッチフレーズを考え出すつボイと小高。
「元気なダンナさんでも大丈夫」「パパも安心、ママもニコニコ」「パパも安心、ママはウッフン。股上長め」

この2人ならそのうち「股上にアレを忍ばせるから、商品名を『股上忍』にしよう」とか言い出しそうです。

町内会の功罪?


続いてはBさん(男性)からのおたよりです。
「僕は去年、町内会の班長をしていました。その町内会で草むしりをした時の話です」

町内会の班長なんて、やることがいろいろあって大変そうです。草むしりもそのひとつ。町をキレイにするための大事な仕事。これは高尚な、意識高い話が聞けそうです。

Bさん「町内の皆様に草を入れるゴミ袋を配り、それを回収するのが、班長の仕事でした。僕はマジメに仕事をするフリをしながら、町内の奥様方を見ておりました。そんな中、1人の奥様がズボンのチャックを全開にして、しゃがんだ体勢で一生懸命草むしりをしておりました。当然パンツがモロに見えております」

これは一大事ですよ。Bさん、どうしたんでしょう。

Bさん「僕はその光景をしっかり目に焼き付けた後、奥様にゴミ袋を渡しながら小声で『あのー、チャックが開いてますよ』と教えてあげました。そしたらすぐに立ち上がり、真っ赤な顔でチャックを閉めた後、『ありがとうございました』と深々とお辞儀をしてくれました。その際、ブラジャーと胸の谷間が僕の目に飛び込んできました。
盆と正月が一度に来たとは、まさにこのこと。『お礼を言うのはこちらでーす!』と思ったものです。僕は日頃から、町内会なんて時代錯誤なものは必要ないと思ってましたが、こういうことがあるから、町内会というのはあるんだろうなあと、実感した出来事でした」

「違う!そんなことのために町内会があるわけないでしょ!」と、小高が電光石火のツッコミを入れます。「しっかり眺めた後じゃなくて、そういう時はすぐに言ってください。自分の目を隠しながらね!」

羞恥心を捨ててみたい


Cさん「タモリさんが『笑っていいとも』で、こんな話をしていました」

その話とは、こうです。
東京のとある喫茶店で、女性客が外を見つめていました。すると、おもむろに服を1枚ずつ脱いで裸になったのです。
駆け付けた警察官に公然わいせつで逮捕され、取調室でその女性はこう供述したそうです。
「行き交う人たちを見ていたら、雑踏の中で羞恥心を捨ててみたくなりました」

なんと哲学的で高尚な話なんでしょう。もちろん、やったことはいけませんが。

「雑踏じゃなくても、私1人個人に向かって『羞恥心を捨てたくなった』という気持ちを投げかけて頂きたい」と話すつボイ。それなら犯罪になりません。さすが高尚なお考えです。

昔の日本人女性は羞恥心がなかった?


その後、「アメリカのメジャーリーグの試合で、大型スクリーンに映し出されたおばあちゃんが、興奮して上半身ブラジャー1枚になった」というニュースや、「昔はおばあちゃんが夏場に平気で乳を放り出して、人目の付く縁側に座っていた」という話になります。

するとつボイが熱く語り始めます。
「江戸時代は、国学という学問があって、本居宣長のような人たちが、『もののあはれ』や『大和心(やまとごころ)』など、日本のことをもっと考えようという姿勢がありました。しかし明治時代に入ってから、日本人の気質が変えられてしまったんです。おっぱいが恥ずかしいという羞恥心は、西洋の考えが植えつけられたからなんです」

更に弁論は続きます。
「それまでは、日本人の女性は化粧をする時、鏡の前で上半身裸で、首からおっぱいの所までずーっとおしろいを塗ってたんです。周りに男の人がいようが。昔は外でもお母さんが授乳してましたよね。私は『赤ちゃんがジャマだなあ』と思いましたけど。それが、“おっぱいは恥ずかしいもの”という西洋的な考えが後天的に植えつけられたんです」

確かに、江戸時代まではお風呂も混浴だったそうですから。日本では胸を出すのが普通だったのです。

小高が問いかけます。
「だから、『おばあちゃんはどんどんおっぱいを出して、外で座ってていい』と、つボイさんは大きく訴えたいわけですね」

つボイ「おばあちゃんは明治以降の規範に沿って頂きたいと思います(笑)。若い女性はもう少し、日本という国を考え直して、本居宣長が唱えたような…」

小高「唱えてない!本居宣長はおっぱい出せとは唱えてないですから!」

結局、高尚なのか低俗なのかよくわからない、いつものつボイ節なのでした。
(岡戸孝宏)
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