名古屋を代表する前期高齢者ラジオパーソナリティのつボイノリオですが、最近、CBC界隈を自転車で動き回っているとの噂。
なんでも、運転手付きのハイヤーに乗るよりも、自転車の方が小回りが効く上に停める場所を心配しなくて良いから、あえて乗っているのだとか。
そんなつボイも十分に関わる自転車の話です。
「はずむ前期高齢者」つボイも関わる自転車・クルマの話
名古屋で10月から自転車条例が施行
今年の10月から名古屋市では、自転車保険への加入が義務化されます。
新たな条例では「高齢者は自転車を利用する時は、(中略)乗車用ヘルメットを着用するよう努めなければならない」、さらに「高齢者と同居する者等は、(中略)当該高齢者に対し、乗車用ヘルメットの着用その他(中略)必要な助言をするよう努めなければならない」と書かれています。
つまり、自転車に乗る本人は元より、家族などもフォローしましょうということです。
ここで言う高齢者とは65歳以上のことですので、名古屋市内を自転車で回るつボイにはまさにピッタリ。
他には、自身のサイトで「気さくな68歳」と表している河村たかし市長も当てはまります。
河村市長は自転車で回って選挙活動を行う際に、ドラゴンズの帽子をかぶり、後ろに「本人」と書いたのぼりを立てて走り回るスタイルなのですが、今年4月の市長選挙の時は、すでに自転車に関する条例が施行されることが決まっていたため、前に大きなドアラのシールを貼ったヘルメットをかぶって走り回っていました。
条例では「努めなければならない」と規定されており、罰則があるわけではありませんが、事故に遭わないために必要なことですね。
ここでつボイは、「(ヘルメットが)付いて回るなあ」とつぶやきました。
かつてヘルメットをかぶらなくても良い時代に原付を乗り始めたら、直後にヘルメットが義務化になったり、最近自転車によく乗りだしたら今回の条例が施行されるなど、何かに乗り始めるとヘルメットが付いてくるようです。
65歳以上は新たな講習が増える
次は名古屋に限らない、自動車にまつわる話です。
運転免許を持っている人は昨年末で愛知県では508万人、うち65歳以上は20%近くの105万人で、高齢化に伴い割合が増加してきています。
よく高齢者のドライバーが事故を起こすニュースが取り上げられ、免許の自主返納が話題になっていますが、ただ自主性に任せるだけではなく、交通安全に関する取り組みもなされています。
今年の3月から新たに設けられた「臨時認知機能検査」では、75歳以上の運転者が信号無視や逆走などをした場合に受けなければならず、認知機能が低下していると判断されれば、1時間の実車指導などを受けなければなりません。
さらに認知症の恐れがあると判断された場合は医師の診断を受け、そこで認知症と診断されれば、免許取り消しや停止になります。
また、免許更新時に75歳以上の方は全員「認知機能検査」と、3時間の高齢者講習を受ける必要があります。
そこで認知症の恐れがあると判断されれば、やはり医師の診断を受け、認知症と診断されれば先程のケースと同じく、免許取り消しや停止になります。
免許の自主返納や認知機能検査などは予防策として有効と思われますが、一方で自動車が無いと暮らしていけないという場所に住んでいる方にとっては、ただ免許を取り上げるだけでは済まないという問題もあり、難しい所です。
歩いているだけでも危険!
昨年の愛知県での交通事故死者は212人ですが、117人が65歳以上で55.2%に上ります。歩行者が60人、うち横断中が49人とかなりの割合です。
高齢者だとなかなかとっさの判断ができず、すぐには動けないですね。
早朝や夕暮れの散歩時に事故に遭うケースなどもあり、暗い状態では白や黄色などの目立ちやすい服装でいる方が良いのですが、暗い色の服を多く持っている方は、なかなかそうはいきません。
そこで、小学生が通学の時に付けている、リフレクターと呼ばれる反射材をカバンなどに付けておくと便利です。
クルマ文化が特に進んでいる名古屋。だからこそ、交通安全に気を付けなければいけませんね。
(岡本)
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