流れてきた曲は、麻酔山…もとい増位山太志郎さんの「そんな夕子にほれました」、これは“痛い痛い”と評判の「麻酔」コーナー開始の合図です。
リスナーから寄せられた、痛みに関するおたよりを紹介するこのコーナー。
「わたし、虫のコーナーとかこのコーナー、実は嫌いなんですが。おたよりが来るんですよ!『やめて』っていう声も確かに多いんですよ。だけどそれ以上に来るんです」
しょっぱなからボヤくつボイノリオですが、容赦なくスタートです。
コマ、サボテン、ルアーの針。身体に刺さった痛~い話。
弁慶を10針!
「自宅の敷居台のところに向こうズネをぶつけて切れて出血し、救急搬送してもらい10針縫ってもらいました。若いと思っていましたが身体は正直ですね、ちなみに62歳です」(Aさん)
向こうズネということは、いわゆる“弁慶の泣きどころ”。
豪傑で知られる、かの武蔵坊弁慶でさえも痛くて泣き出すという、一番ぶつけたくない場所です。
「そこが骨近くまで切れた言うんですからねぇ」と、気の毒で仕方がないといった様子のつボイ。
足裏に突き刺さるコマ
「僕が小学生の時、名古屋ではコマ回しが流行っていました。ある日、コマのとがった方を上にして床の上に放置していて、踏んでしまったのです」(Bさん)
ここで鍼灸師としての顔も持つつボイが、針について語り出します。
「注射ってあまり痛くないんですよ。先がものすごく繊細ですし、日本は先っぽの処理の技術がすごい。注射針は細くて先がものすごく鋭利になってますから、スーっと入るんですね」
いかにも痛そうに見える注射針の先端ですが、実際は大した痛みではないそう。
一方「コマの心棒ね、あれは違います。そんなに先、鋭利やないですし」
小高アナも「結構太いでしょ」と心配げ。
Bさんのおたよりは続きます。
「太いものを踏んだものですから、鈍くて激しい痛みだったんです。刺さったコマを足の裏から抜いて、片足ケンケンで病院に行きました。いま思い出すとゾッとしますね」
想像しただけでもゾゾッです。
何でも刺さる人体
続いてのおたよりもなんと!
「私はひっくり返ったコマ回しのコマを裸足で踏んだことがあります。コマって刺さるんですよね」(Cさん)
同じコマ刺しの痛みを経験しているリスナーさんがいました。
「何でも刺さりますよ、痛いか痛くないかだけで」
昔、趣味でサボテンを育てていたというつボイ。
縁側に置いて忘れていた夜、ペラペラで針がバーッと出ているサボテンをまともに踏んでチクゥッー!!っとなってしまったそう。
足の裏全体にサボテンの針が刺さってしまったんだとか。
「だから、何でも刺さります」
非常に説得力のある言葉でした。
Cさんのおたよりに戻ります。
「半分くらい刺さり、痛みもあったので翌日受診しました。汚れた釘など、刺さったものによっては皮膚に炎症を起こして、奥の方で膿んで大変なことになるとお医者さんに言われました」
傷からアボカド
Cさんのおたよりで、自身の身に起こったある痛いエピソードを思い出した小高アナ。
調理中に包丁をブスっと刺してしまうケガをして、「まあいいや」と放っておいたら腫れがひどくなり受診したところ、なんとその傷の中からアボカドが出てきたんだそう!ものすごく膿んでいたんだとか。
「何が一緒に刺さってるかわからないから、ちゃんとお医者さんに…」と、リスナーさんに受診の大切さを説こうとする小高アナを遮るように話し出すつボイ。
「お医者さんに行ってよかったですね。その中でアボカドの種が全身に回って、毛穴からアボカドがズーーーーッと吹き出てくるような、そんなことがありますので気をつけて」
「あんなでっかい種が入っていたわけじゃなくて!緑の身が少し入っていただけ」と、必死で説明する小高アナ。
都市伝説?膝皿からフジツボ
「これ有名な話ですけれども」と、まだまだ脱線するつボイ。
「夏泳ぎに行って、岩場で滑って、膝のところをフジツボでガッと切ったらしいんですね。そのまま放っておいて季節が変わり秋。どうも膝が痛いな?と思って病院でレントゲンを撮ったら、膝のお皿の裏にフジツボがビッシリと生えておりました」
こんな恐怖の話を語り出しました。
「本当の話ですかー?なんかもう都市伝説みたいな感じ。アボカドは本当だよ!」
眉唾物のフジツボ話と、自分のアボカド話をひと括りにして欲しくない小高アナです。
「スイカの種を飲みこんだら、スイカの芽が出てくるよ」と母に叱られたという小高アナに「あんた、スイカの種飲み込んでお腹で育ってないか、いま」と、イヤミを炸裂させるつボイ、絶好調です。
締めは友人に釣られた話
「20数年前の中学生の頃、バスフィッシングが流行っていました。その日、よく釣れて興奮していた私は、よく確認をせず今まさに釣竿を振りかぶろうとしているJ君の後ろを通ってしまったのです。その時!激痛が左腕に走りました。ルアーの針が左ひじに深々と食い込んでいたのです。船のイカリのような三つ又の針で、そのうち2本が根元まで突き刺さっていました。謝るJ君を安心させようと痛みに震える口で『ぜっ、ぜんっぜんだいじょうぶなんだー。はりってー、いたくないよね』と強がっておりましたが、あまりの痛さに涙ぐんでおりました」
コーナーの最後に、とてつもなく痛いエピソードが待ち構えていました。
しかもこのお話の本題は、ここからなのです。
「駆け込んだ病院ではお医者さんに『血管が通っているところだから、ひとつ間違えば大事だぞ!』と怒られました。その先生が診察台に持ってきたのはなんと、ペンチ。先生は『行くぞ!』とペンチで針をつかんでグイッグイッとまさかの力技。ルアーの針にはカエシがついており、簡単に外せないようになっているんです。角度を変えながらグイグイグイと引っ張る先生。たまらず顔を背けながら、先生を呪う私。ほどなくして、ブスッという鋭い感触と共に針が引き抜かれました。ズタズタになっているかと思った傷口は、ちょっと血がにじんでいただけ。先生はドヤ顔で『綺麗に抜けただろう』と言っていました」(Dさん)
これからの夏休み、水辺で起こりうる事故の一つとしてこういったこともあるかもしれません。
小さいお子さんにも注意をしてあげていただきたいと思います、とまとめるつボイでした。
(minto)
関連記事