「見れば見るほど」のコーナーは、一世風靡セピア「前略、道の上より」の音楽で始まりました。
この曲を登場曲とする中日ドラゴンズの荒木雅博選手が、6月3日に史上48人目となる2,000本安打を達成しました。
プロ22年目での記録達成、まさに努力の人。それだけに、ファンの喜びもひとしおのようです。
2,000本安打達成のドラゴンズ荒木雅博選手と、つボイノリオの共通点
39歳8ヶ月での達成
「祝福の花束を持ってきたのが恩師、星野仙一さん。ラジオの解説をしていた川上憲伸さんも涙が出そうと言っていましたが、私も同じでした。こんな日に負けちゃうドラゴンズって!」(Aさん)
「翌日見に来た人は勝ったのを見られたから、そういうこともありますよと」とつボイノリオたちも苦笑します。
「39歳8か月での達成は、ドラゴンズ生え抜きでは最年長記録だそうです。荒木選手が入団した時、なんでこの選手が1位なの?と思った僕の目は節穴でした。ごめんなさい!」(Bさん)
「努力の人と呼べる人はなかなかいないと思います。足と守りはともかく、打つ方は全然ダメだったと多くの関係者も証言しています」(Cさん)
「5年目までは15安打、ものすごくスロースターターですね」と小高アナが補足します。
「伸び悩む多くの若手にもこの野球に対する姿勢を見習ってほしいと思います」(Cさん)
最強の二遊間「アライバ」
「巨人の井端弘和内野守備走塁コーチの存在はアライバとして欠かせなかったので、井端さんも今、中日にいてくれればと思います」(Dさん)
「アライバと呼ばれた、井端さんと組んだ二遊間は鉄壁と称せられていました」と、アライバへのメッセージも多いです。
「たくさんいるプロ野球選手の内で48人しか達成できないことです。でも、その試合で負けてしまった、ここにも『幸せ一定量の法則』が働いていますね。あの日、全部荒木さんが持ってっちゃった」
つボイノリオはかねてから「幸せ一定量の法則」を提唱しています。
これは、それぞれの地域で幸せの量が一定で決まっているので、誰かが活躍して多く幸せを持っていく、というものです。
「こういう偉業を達成する時に居合わせたり、実際に見てたり、リアルタイムで生きていることが嬉しいです。どこのチームでも」というつボイ。
つボイと荒木が同じ!?
「バッティングはからきしダメで、代走と守備要因の選手で、レギュラーなんてまた夢のような選手だったですよね」(Eさん)
このおたよりを読んで「守備で自信をもって、打撃を引っ張ったというのがありますね。ちょうど私と同じですね」と語るつボイ。急に共通項を語りはじめます。
「私は数学、英語は赤点ばかりでした。どの教科も、教室で座っていてもわからへん。でも、日本史だけよかった。国公立へ行く子と肩を並べていろいろ議論できた。日本史だけは!」
「また、偏った成績やねぇ」と真っ当に指摘する小高直子。
「俺は日本史をこれだけやれるくらいやから、英語や数学も一生懸命やったらできるんちゃうかなぁ、と自分を慰めてた。もし、勉強やったらその通り行くかもわからん」
「荒木選手は2,000本安打達成しましたが、つボイさんは数学や理科は達成されたんですか」と鋭い小高。
「微分積分は日常にいるんかい!と言ってますけど…いるんでしょうけどね…」と小声でごまかすつボイ。
「野球とかスポーツは自分の人生みたいなものが反映されているとか、重ね合わせることができるのが人気のある理由ではないかと思っております」
つボイもまた真っ当な結論に着地しました。
(みず)
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